逆ナン
役場を出たケンタは早速小柄な獣人娘から逆ナンされるのだが……
俺は表に出ると俺はもらったばかりの未婚指輪をつける。これで、本当に女が声をかけてくるのだろうか?半信半疑だ。俺は、さっき来たのとは逆の方向に歩いていくことにした。
待ちゆく人の殆どは女性亜人でちらちらこっちを見ている?
「おにいさんちょっといいですか?もうご飯とか食べました?」
ふと横に背の低い女の子が並行して歩いていた。獣人族だろうか
「ご飯はもう食べた。」
「私結構かわいくないですか?しかも200Gくらい稼いでいます。デザートでもどうですか?」
「デザートねえ。」
ふと足を止めて考える。すると彼女はすっと俺の前に回りこみ胸元の布をちらっと広げる。意外と大きい胸に目が釘つけになる。
「おにいさん、結構おっぱい好きな感じですか?」
俺の反応に気が付いた女の子はにっと笑って聞いてくる。
「あまりに綺麗だったのでつい……。」
「とりあえずデザート行きましょう。」
「うーん。」
「そんな女よりお兄さんはエルフは好きかしら、私ハーフエルフなんだけど。」
そこにいたのはすらりとしたスタイル抜群のハーフエルフだった。露出の多い服装でグラビアアイドルみたいだ。
「ちょっと私が先に声かけてたの見えなかったのかな。」
「私の方が先に目をつけてたの。あんたみたいなチビはお呼びではないわ。」
「そっちに引く気がないならデュエルしかなさそうですね。」
「おい二人とも。」
「おにいさん、悪いですけど少し時間を頂きます。この女だけはゆるせないんで。」
「女の喧嘩はデュエルと決まってますの。」
こうして、俺を取り合う美女たちの戦いが始まった。
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