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デュエル

ケンタ(35)は異世界人の妻を5人持てるという楽園のような世界に転生する。その世界では女同士の争いはデュエルというキャットファイトで解決するというルールがあり。女には強さが求められる社会だった。女は男を取り合いデュエルやナンパで優位になるために女磨きを常にしている。現代日本とは真逆の価値観を持っている。

役場への石畳を歩いていると、人だかりができていた。

「やれっ」

「締め落とせ。」

周りに女たちの人だかりができていた。

よく見てみると若い女性二人が取っ組み合いの喧嘩をしているようなのだ。

「あれ止めなくていいんですか?」

「ああ、あれはいいんよ。」

「みていくか」

俺たちはギャラリーに近づいていった。するとちょうど獣人の娘の腕が人間の娘のクビに回ったところだった。

「これは決まるで」

「けほっ」

人間の娘の顔が見る見る赤くなっていく、チョークスリーパーのような形で首を絞めていく、足で胴を挟み込み呼吸を浅くしていく。

「こう……さん」

手でタップする。が相手は腕を緩める気配はない。

「締め落とせー」

「へし折れ」

ギャラリーに煽られて降参している相手をさらに締め上げる獣人美女。

気を失い人間の娘がビクンと痙攣する。

それに気が付いたのか獣人の娘は腕を解く。

獣人の娘は笑顔で男に近づき痙攣して泡を吹く娘を知り目に何処かへ行ってしまった。

ギャラリーが足を持ち上げて蘇生する。

「なんなんですか今の?」

俺は驚いて関西男に訊く。

「あれはデュエルっていうんよ。男の取り合いとか妻同士の順でもめると、寝技と投げ技で決闘して決着をつける習慣があるんよ。今回はあの男をこの女と取り合ったんやろうね。」

「いくら何でもやりすぎでは?」

「ここではこれが普通なんよ。相手の気が済むまでやるから降参してもやりすぎて失神させたり死なせたりすることもまれにあるで。」

関西人はひょうひょうと答えるが、この世界の女怖すぎじゃねえか?

「ケンタ様デュエルは女のたしなみです。」

「これが、たしなみ?」

痙攣した女をしり目にそういうエルフ。きっとこの子も強いのだろう。

「この世界の女はデュエルが弱いと生きていけんよ。まあ男には関係ない話や。」

「役所に着いたで。」

衝撃的な光景を見た俺は心底おびえながら役場に入るのだった。



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