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転生者ケンタ(35)

ケンタ(35)は異世界人の妻を5人持てるという楽園のような世界に転生する。その世界では女同士の争いはデュエルというキャットファイトで解決するというルールがあり。女には強さが求められる社会だった。女は男を取り合いデュエルやナンパで優位になるために女磨きを常にしている。現代日本とは真逆の価値観を持っている。いきなり転生先で美女にナンパされるケンタだったが。

「私はお金が稼げます。おっぱいも大きいですいかかですか。」


急に地面に放り出された俺は裸で砂埃にまみれていた。

「すいません。転生者の方ですか?」

「えっ?あのよくわからないんですが。」

俺に話しかけてきたのは20歳くらいのかわいらしい女の子だった。

「あの、服買ってあげますよ。裸だと街も歩けませんし」

「えっいや、買ってもらうなんて悪いですよ。てかなんで俺は裸なんだ。」

そこに急に男が現れた。両脇に美人を二人連れている。

「おい女。さっさと失せろ。」

「どっか行ってくれない?このブス。」

「すいませんでした。」

ええっなんだ。この男。せっかく可愛い女の子だったのに……。

「クリスタ、こいつの服を用意してやれ。あと終わったら飯いくぞ。」

「はい、わかりました。」

隣にいるクリスタという女性は軽く礼をし俺に手を差し伸べる。さっきの女の子への態度とは大違いだ。

「あの、お名前は何とお呼びすれば。」

「鈴木です。鈴木健太。」

「ケンタ様ですね。今から服飾店に参りましょう。」

「鈴木君災難やったな。わいがこの王都の流儀を教えてやるで。まあ金はこいつらが払うから。」

そういうと関西なまりの男は、服飾店へと俺を案内した。

「店員さん10Gで適当にこの兄ちゃんに服を見繕ってやってくれ。」

「はいかしこまりました。あっ転移者の方ですね。」

「そうみたいです。」

「こちらへどうぞ。」

店内にはシンプルなデザインの服がたくさん置かれていた。ここは、いわゆる異世界というやつらしい。美しい店員さんは俺のために上着とズボンを見繕ってくれている。

「ワイがたまたま通りすがってラッキーやったで兄ちゃん。甲斐性のない女と付き合うとろくなことないからな。」

「甲斐性のない女?」

初めて聞く言葉だった。甲斐性のない男はよく聞く言葉だが……。

「まあ、服を着て飯でも食いながら話そうや、にいちゃん。」

この関西人グイグイ距離詰めてくるな。というか胡散臭すぎる。彼が俺に服を買ってくれる理由がない。

「お客様こちらのお召し物はいかがですか?」

「ええやん、似合いそうや。」

「そうですかねえ。」

「サイズがあるので試着してみてください。」

俺は服を受け取ると、下着を身に着け上着を羽織った。よくRPGでいる村人Aのような格好だ。

「どうでしょう」

「似合ってるで」

「お似合いですよ。」

まあ、服には特にこだわりはないのでこの服でいいか。

「それじゃあ、うまい店紹介してやるわ。お前らいくで。」

「はいご主人様。」

俺たちは昼ごはんに行くことになった。



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