候補者とデュエル
翌日俺たちは早朝にギルドに向かった。果たして面接者はいるのだろうか。
「昨日登録したニケっす。募集者は集まりましたか?」
「はい、20人ほど集まりました。」
「20人?たった半日で?」
「結構集まりましたね。多分昼くらいには面接ができるっす。」
昼まで待っていると裏広場に20人の美女たちが集まってきた。みんな露出の多い服を着ていてエルフ族、人族、獣人など種族は多様だ。
「これは提案なんですが。」
「まずデュエルをしてみて面接の人数を半分くらいにした方が面接にじっくり時間をさけるっす。」
「確かにその方がいいかもな。」
デュエルはこの世界では必須のスキルだしあることに越したことはないだろう。
「じゃあ、総当たりのデュエルをしてもらうっす。」
俺たちは二か所に裏庭を分けそこで10人2組の総当たり形式のデュエルをしてもらうことにした。ひときわ目を引いたのは2人で一人は人族のエレナという女性で逞しく鍛えられた足に程よく肉がついていて臀部にわたってとてもパワフルでセクシーだ。水着のような恰好なので下半身がよく鍛えられているのがわかる。体格も他の候補者より一回り大きい。
もうひとりはエルフ族のリザだ彼女は色白で金髪のエルフ族だが他の候補と比べて美しくオーラが人一倍ある。生足は細くすらりとして無駄な贅肉はついていない。そして腹筋は軽く割れている。思わず見とれてしまうほどだ。
水着のような恰好の美女たちが真剣に汗をかくほど入念にストレッチをしているさまは見ていて興奮してしまう。というか向こうもそれを知っていてみせているのだろう。それがこの世界だ。
「そろそろ初めてもいいと思います。」
「そうだな。」
2つの闘技場に分けて行う。初戦から注目のエレナだ。相手は人族のすらりとした細身の女の子だ。
「はじめっ」
二人とも低い体勢をとり相手の様子をみる。最初に仕掛けたのは体格に勝るエレナだ。
「あんたみたいな木偶の坊にはまけない」
「へえ口は一流なんだ??」
エレナは人族の女に組み付くとまたを足ではね上げて内股のように相手を投げ飛ばす、そして流れるように地面にたたきつけた相手を恵まれた体格で抑え込む。
「うっ」
「ほら逃げてごらんよ。」
相手は足を動かし必死に逃げようとするがすきをみて縦四方固めのように相手をコントロールする。エレナは格闘の技術も非常に高そうだ。
「足を固められたことある?股開きされたことは?」
「えっ」
次は相手の細い足に自分の太い足を絡ませ強制的に股を開かせ抵抗を封じる。
「ああ動けなくなっちゃったね。ほら腰動かさないと」
あまりに足を広げられたため相手の女は痛そうな表情をしている。
「あんたの股をみんなに見せてあげようか。これまだまだ、広げられるんだよ?」
「いやっいやあああああ」
さらに股を開かせ足がアメンボのように広がる。恥部を恥ずかしく晒した女は大きな声で叫ぶ。逃げようと必死に恥部を上下させるが、絡みついた太股の前には無力だ
「あああああっ痛いいいっ」
「これ以上広げたら、お股裂けちゃうね。ほら逃げないと」
こうなると必死に腰を動かして抵抗しても無意味だ。悲痛の表情の相手にたいしてエレナはさらに足をひろげ下半身の股関節を完全に制圧する。そしてさらじわじわ股を広げるとガクっ音が響いた。
「きゃあああああああっ」
「ああもう股の関節はずれちゃったね。普段柔軟してないからだよ。そろそろ終わらせてあげる」
「いたいっもうやめてええええ」
下半身の制圧が完了すると今度が上半身を固めに行く腕と肩で小さな三角形を作りそれで相手の腕と首を締め上げていく。
戦意を失う相手に対して容赦がない。
柔道の肩固めのように、腕と肩の三角形を絞って首と腕をロックする。
上半身も下半身も制圧された相手はもはやなすすでがない。エレナは仕上げに適度に肉のついた腕で相手のクビに自分の体重をのせて圧力を加えていく。見る見る相手の顔色があかくなっていく。たまらず相手はタップする。体格の差もあるが筋力も技術もとても高いものがあるな。
「エレナさんなんですが、彼女は剣士のようです。魔法のレベルは高くないですが県の技術も高そうです。」
「へえ優秀なんだな。」
「デュエルもかなり強い感じがします。」
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