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短編集

天職が農民だったので農業を極めようと思う!

作者: むに


暇だったので書きました

特に言いたいことは無いです、

無いったら無いです。


アレ?この作品、ランキングに載ってない?(3月27日現在)

マジか……今連載してる作品よりも早くランキングのるとか………まぁハイファンタジーは激戦区だから

仕方ないけど


にしても短編の方が先に載るとか地味に辛い

クソゥ……この作品、短編で別の話だそうかな




この世界では【天職】と呼ばれるものを12歳に

なると夢で伝えられる

それはその人の中で一番才能を持つ職業のことだ

例えば【魔法使い】だと魔法の才能を持っていたり、

【剣士】だと剣術の才能を持ってるとかだな


そして俺にも【天職】の夢が来た









––––––それは自然を愛し愛される者



––––––それ故に精霊にも愛される存在



––––––あなたの天職は【農民】だ







と言う夢を見た……ふむ【農民】か

普通の子供ならカッコいい戦闘の才能じゃなくて

嘆き悲しむところだろうが

俺は別に戦闘の才能が欲しいわけじゃ無いし

平和主義だからむしろありがたかった


そして俺には幼馴染みが居て片方が【賢者】の女の子で片方が【勇者】の男の幼馴染みが居るんだが


俺が【農民】だと言うことを伝えると

賢者は「そんな……」と何故か悲しそうに見てきて

勇者は「ふんっ」とかほざいていた


多分、勇者がイキってんのは勇者と賢者は

魔王討伐に行くパートナーであり

何故か賢者といると凄い嫉妬の目で見てきたので

コイツは賢者のことが好きなのだと思う


……俺はどうなのかって?

好きか嫌いかで言えば好きだが

小さい頃から一緒にいたから異性というより

家族だからなぁ、妹に興奮できる奴なんて

居るわけないよな


そういう訳で勇者と賢者は王都で魔王討伐のための

修行をするらしい、王都に行く前、賢者に


「ボク、農民のこと好きだから」


と言われて


「あぁ、俺も(家族として)好きだぞ」


と言うと賢者は王都行きの馬車に乗り

遠ざかっていった



「ふむ、じゃあ農業でもするか」



俺はそう言って畑に向かった

…え、寂しいとか無いのかって?

ウチに魔導電話(テレビ電話)があるし

王都からでもかけられるだろう





賢者と勇者が王都に向かって半年ぐらいたった時

俺は小さな子供が見えるようになっていた

その時は驚いたが話を聞いてみると

どうやらその小さな子供達は自然の化身である

精霊であり、俺と一緒に居ると心地良いらしく

一緒に居たらしい、俺が突然、精霊が見えるようになったのは俺の誕生日に精霊様達が俺に魔力を与えて

だんだん精霊側に寄ったのではないかとのこと


まぁそれ以外別段変わった事はなく

精霊様達との生活を楽しんでいた


「土の精霊様、畑耕すの手伝ってくれ」


『ん〜いいの〜』


と茶髪の手のひらくらいの少女が言うと

土揺れてが柔らかくなってゆく



「ありがとね」


『どういたしましてなの〜』



そして俺がクワで畑を整えていると

「農民!農民は居るか!」

と俺の父さんが呼びかけて来た



「どうしたんだ父さん」


「実はな––––––––––––––」



話を聞く限り賢者が何故か村に帰って来てるらしい

しかし勇者は何故か居らず、「農民くん」とずっと呟いているらしい



「えぇなにそれ」


「俺にも分からん、取り敢えず賢者ちゃんのところに

向かってくれ」


「うん、分かったー」



どうしたんだろ賢者は、勇者を置いてまで

この村に来るなんて


そう考えつつ賢者の居るところまで来ると

賢者が俯き何か呟いており風の精霊様に頼んで聞かせてもらうと


「農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん農民くん………」


「うわぁ」


え?ナニコレ怖いんですけど

正直話しかけたくないけど……仕方ない、と

近づいて行くと



「農民くん?この匂い農民くんだ!」



と言い顔を凄い勢いで上げてコチラを見てくる

……アレ?こんな娘だったかな、昔はもっと

お淑やかでクールな感じだったのに

いつからこうなったんだ?



「お、おう賢者久しぶりだな」



そう告げると



「うん!久しぶり農民くん!」



と頬を赤く染めつつまるで花が咲き誇ったような笑顔で再会を喜ぶ賢者………やっぱり性格変わってる気がするな



「なぁ、賢者」


「うん?何かな農民くん!」



何となく嫌な予感がしつつ気になる事があるので

聞いてみる



「勇者は何処に居るんだ?」



俺がそう告げると賢者は可愛らしく首を(かし)

「勇者?それは一体誰だい?」

と本当に分かってなさそうに答える



「え?いやアイツだよ賢者と一緒に王都に出てい行った奴」


「えぇと………あぁ!あの勇者(カス)ね」



あれ、俺の気のせいかもしれないが勇者と言う言葉が

まったく意味の違う単語に聞こえたぞ?



「うん!カスって言ったよ」



心を読んできた!?いや相手は魔法の天才である

賢者だ、心を読む魔法があってもおかしくない


「それは農民くんの愛の力だよ」


とか聞こえた気がするがきっと気のせいなのだ

………多分


『いや〜かくじつにいってるよ』


と土の精霊様が言ってるが無視させてもらう



「えっとそれで勇者は一体何処に?」


「え?王都に居るよ?」


「……てことは一人で来たのか!?」


「うん!転移魔法を覚えたから」



へ、へぇー精霊様が言うには転移魔法って

人間にはかなり難しい魔法って聞いてたんだけどなー



「それで何でここに来たんだ?王都で修行してるんじゃなかったのか?」



彼女は笑顔でとんでもないことを俺に告げて来た



「それはね!魔王討伐の旅に農民くんを連れて行く為なの」


「へぇーそうな…うん?え?俺を連れてく?」


「うん、そうだよ、ボク農民くんが居ないと何も出来ないから一緒に行こうね」


「え、拒否権は?」



そう言うとまるでこの世全てに絶望したような表情となり「農民くん……一緒に来てくれないの?」と言い

昔から賢者に甘い俺でも流石に……と説得を始める



「いやいや、俺は農民だぞ!戦闘職じゃないから

ただの足手纏いになるぞ!?」


「うん!ボクは農民くんが居てくれるだけで

魔法の威力が上がる気がするんだ!」


「……いやでもだな」



俺が説得を続けようとしたが、

賢者が目をウルウルさせながら

「一緒に来てくれないとやだもん」

と言い俺は堕ちた………仕方ねぇじゃん

上目遣い+涙目でさらに俺は賢者に甘いんだから



そうして俺は賢者と共に魔王討伐の旅に行き

途中で勇者に出会い「農民のお前が何で賢者と一緒に!」と言い一緒について来た精霊様に

『農民に、いじわるしちゃだめなの〜』と

火で(あぶ)られ、水で溺れさせられ、風で遥か上空に吹き飛ばされ、土でドロドロにされ、光で視力を奪われた上で闇で洗脳されてた…………

精霊様って有難いけどこういう時怖いんだよな

無邪気さって怖いよな


ちなみに精霊様は賢者のことを気に入ったらしく

賢者にも魔力上げて元々魔法が得意だった賢者は

さらにその威力を増し、最近では神代魔法とか言う

神に近しい者しか使えない魔法も使い始めた

そしてどうやら賢者も精霊様が見えたらしく

「わぁー可愛い!」と可愛がっていた


あと魔王は、俺に着いてくる大量の精霊様を見て

「許して下さい!何でもしますからー!」と

命乞いをし始めた魔王でも自然の化身である

精霊には勝てないらしい


まぁなんだかんだで魔王は降参して

俺は精霊様に好かれ過ぎてるから精霊様が見える

魔族からは精霊王とか呼ばれたけど精霊王ってなんなの、精霊様?


『ん〜精霊達を統べる王様のことなの〜』


へぇ!そんな(精霊)が居るんだー




その後、何故か精霊様達から精霊王と呼ばれたり

何故か賢者と共に歳が取らなくなったり

賢者も精霊妃(せいれいひ)とか呼ばれ出したり

賢者と何故か結婚することになったり

邪神を倒したりするがそれは別のお話




おまけ


【人物紹介】



農民


茶髪で緑の瞳を持つ少年、どうやら自然に愛されているらしく、その自然の化身である精霊にも愛されている、何故か幼馴染みの賢者がヤンデレになっていた、マイペースな性格



賢者


勇者のパートナーとなる!筈だったが

何故かヤンデレ?化して故郷の村に戻ってきた

王都で何が合ったかは不明、ただ勇者のことを

カス呼ばわりしている



勇者


モブ、勇者なのにモブ、登場が少ないモブ

賢者が好きだが、エロい視線を送られて

むしろ嫌われている



精霊様


自然の化身である精霊、この世界では

火の精霊、水の精霊、風の精霊、土の精霊、

光の精霊、闇の精霊がいる、その司った自然を

自由に扱うことが出来る、精霊の魔力を与え

農民を精霊王にしちゃったが別に故意は無く

ただ単にお祝いにあげてただけ

見た目は小さな子供であり、子供のように無邪気であるがその無邪気さが敵に向くと………



魔王


魔族の王様、世界を支配しようとしたが

大量の精霊の前に平伏した

少し可愛そうだと思うが仕方ないのだ



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