表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんでも投稿部!  作者: 果物のなし
9/13

初めてできた友達は眠そうな君 二

どうも、果物のなしです。


いつかキャラクターの設定図みたいなのを描けたらいいなぁ。と思っています。

私があれから引っ越して来て、もう三ヶ月がたっています。


最近、だんだん月綺君のことが分かってきた気がします。


その一、月綺君は朝から放課後までずっと寝癖がついたまま過ごしていること。


その二、いつも眠そうだけど、運動はどちらかというと、平均より上の方だということ。


その三、月綺君はあまり笑わないこと。


その四!


とっても歌が上手なこと。


ここ三ヶ月の間に分かった、月綺君の性格だ。


月綺君はいつも教室では友達とは遊ばないで、一人で寝てるかボーッとしていることが多い。


でも私が声をかけると、すぐに返事はしてるし、遊びに誘うとすぐに答えてくれる優しい友達。


なのになんで友達とあんまり一緒にいないのか分からなくて、この前思いきってその事について聞いてみた。


「ねえ月綺君!どうしていつも一人なの?」

「うーん、あんまりにぎやかなのって苦手なんだよなぁ。」

「じゃあ私といて嫌じゃないの?」

「いや、明花ちゃんとは一緒にいると楽しいし、そんなこと思ってないよ。」


そんな回答だったので、どうやら月綺君は騒がしかったり、うるさいのよりかは静かに過ごす方が落ち着くらしい。


でも、そしたら逆に私なんかといてはいけない気がする。

私は月綺君からしたら一番面倒くさそうな友達なのに、でも月綺君が言うなら別にいいのかもしれない。


「それよりさ、明花ちゃん昼休み空いてる?」

「ふぇ?うん大丈夫だよ。」

「そっか、じゃあ昼休みに音楽室に行こうよ。」


びっくりした。月綺君から誘ってくれるなんて初めてでなんか嬉しい・・・!


月綺君の誘いにもちろん答えて、私たちは教室のはしっこで静かに笑った。



*****


明花ちゃんと出会ってから、少しだけど俺の生活は変わっていた。


まず、あれから三ヶ月たって、明花ちゃんのことについて気づいたことを説明する。


その一、いつも元気で笑っていることが多い。


その二、なにか知らない言葉を覚えると、その言葉の意味を知るまで調べる。(場合によっては知らなくても良いのも含まれる。)


その三、運動神経が男子並みにある。


その四、歌が上手で、声が綺麗。


明花ちゃんは友達をほっとけない優しい性格で、休み時間に俺がはしっこの席で一人で静かにしていると、声をかけてくれて遊びに誘ってくれたり、お喋りしてくれたり、俺が気持ちよく眠っていると空気を読んでそっとしてくれるのも知っている。


だから、一つの疑問が頭に浮かんだ。


明花ちゃんはこんな俺といて楽しいのだろうか。


あの子は外で遊ぶのが好きで、音楽の授業では友達とグループを組むときも、せっかく誘ってくれているのに断ったりしちゃって。


外で遊ぶのがあまり好きじゃない俺といたら、好きなことが制限されてしまってつまらなくないのか、まだ出会って一週間たったときにさりげなく聞いたことがある。


「明花ちゃんはさぁ、どうして俺を構ってくれるの?他の子と遊んだ方が楽しいとおもうのに。」

「えぇー。そんなことないよぉ!月綺君は優しくて私とお喋りしてくれるし、それに」

「?」

「会ったときに、いきなり友達になってとか言ってさ、でも月綺君は友達になってくれたのが嬉しかったから。」


彼女は俺にそんなことを思ってくれていた。


俺はただ、初めてあったときに断ったらめんどくさいことになりそうと思っていたから友達になっただけなのに、この子はなんて優しいんだろう。


明花ちゃんの答えを聞いて、心から友達になってよかった。あのとき出会えたのが自分で良かったと思った。



いつまでも明花ちゃんばかりに誘われていてはだめだ。


今日は俺から声をかけよう。俺から明花ちゃんを誘おう。

そうだな、音楽室とかがいいかな。


なんて意気込みながら俺は、明花ちゃんのためにどうしようか、休み時間に静かに考えていた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ