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なんでも投稿部!  作者: 果物のなし
7/13

親友にまたねと

今回は明花の過去編です。

―春


暖かくて心地の良い、そんな小学二年生の季節に、私は両親の仕事の転勤でお引っ越しすることになった。


「明花、引っ越す準備はできた?」

「うん、できたよママ。」

「そう、引っ越しまであと二日だからね。」

「分かってるよ、ちゃんと友達にはお別れの挨拶したから。」


お引っ越しまであと二日。


明日は私の仲の良い友達二人と、最後に遊ぶ約束をしている。



~下校中~


放課後、友達の李佐ちゃんと由美ちゃんと一緒にお喋りしながら下校をしていた。


「今日もいつもの公園でいいよね。」

「うん!そうしよう!」


こうやって二人と一緒に帰ることも、遊ぶことも、もうできないのかな。


そう思うと、ちょっと寂しいな。

なんてボーッと思っていると、


「明花ちゃん、どうしたの?」

「え?あっ、なんでもないよ!」

「教えてよ、最後に三人で遊ぶんだから。」


そうだ、せっかく二人が私のために遊びの約束をしてくれたんだから、ちゃんと言わないとね。


「・・・・あのね、もうこうやって三人で一緒にいられるのも最後なのかなって・・・。」

「なぁんだ。そんなこと?」

「大丈夫だよ!べつに一生会えない訳じゃないんだから!」

「・・・・うん、そうだよね!」


そうだ、二人のいう通りだよ。

別に一生会えない訳じゃない。

また三人で遊べる・・・!


帰る途中で私の家を通るので、いつも私は二人に先にバイバイする。


李佐ちゃんと由美ちゃんは、私が小学一年生の入学式の時に出会って、お互い歌が好きだったのですぐに気が合い、あっという間にいつも一緒に過ごしていた。


いつしか、ちょっとした三人の将来の夢を話したときに、


「私ね!大きくなったらね、アイドルになるの!」

「私もぉ!」

「明花ちゃんは?」

「んー、私はねぇ、アイドルはいいから歌手なりたいなぁ。」

「なんでぇ?可愛い服きたくないのぉ?」

「私はたくさんの歌をうたいたいの。可愛い歌以外にももっといろんなの!」

「へぇ~そうなんだ~。」


私の夢はいろんな歌を歌って、たくさんの人たちに笑顔になってもらうこと。


大好きな音楽をみんなに聞いてほしいから。


~公園にて~


待ち合わせ時間よりちょっと早く来ちゃったけど、ついわくわくしちゃって着いちゃったな。


私は髪が短くて、どちらかというと男の子ともよく遊ぶので、よく男子には男の子みたいと言われてしまう。


私は歌以外にも、モンスターをゲットして一緒に旅をするゲームも好きなので、モンスターを交換するときは男の子たちと遊ぶ。


そういうことがあるから、男子に男の子みたいと言われるのも仕方がない思う。


そんなことを考えていると、李佐ちゃんと由美ちゃんがこっちに手を振っているのが分かった。


「おまたせぇ!」

「ううん、大丈夫だよ!」

「なにして遊ぼっか。」


私たちは夕焼けチャイムがなるまで公園で遊んで、たくさんたくさん笑った。


遊び疲れて近くにあったベンチに座ると、李佐ちゃんがこんなことを話した。


「ねえ、最初に会ったときにさ、将来の夢のこと話したでしょ?」

「うん、したね。」

「だからさ、もしもしばらく会えなかったとしても、芸能界で会っちゃえばいいんだよ!」

「え?芸能界・・・?」

「だってアイドルと歌手ってなんかにてるでしょ?」

「ああ~そっかぁ!」


え、芸能界?

でもでも、確かにそれならまた会えるかもだけど。


うーん、でもなぁ・・・


そのあと、李佐ちゃんが一人で熱く語り、由美ちゃんはのほほんとしていたのをよく覚えている。


夕焼けチャイムが鳴り、由美ちゃんがいつここを引っ越すのと聞かれたので、私は明後日の朝に

引っ越すことを話した。


明日は土曜日なので、二人も用事があり、今日をつくってくれたのだ。


二人は最後まで私と一緒にいてくれて、最後にはバイバイではなく笑顔で『またね』と言ってくれた。








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