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なんでも投稿部!  作者: 果物のなし
4/13

ふわふわ男子とおかしな少女

作者「いつもサブタイトルは、ほぼ適当です。」

(あきら)「それでいいの?」

作者「いいの。」

正「・・・・・・・。」

目の前にいる、明るく元気な俺の大切な親友は、どんな時もいつも俺のそばにいてくれた。


まさかこれが『恋』などと気付くのには、かなりの時間をかけてしまった。


そんな少女との出会いは、まだ小学生の時だった。



ぽかぽかとおひさまの優しい光が、自分の体をぬくぬくと暖めてくれる、俺にとっては一番好きな季節。


―春―


それは俺の一番お気に入りの季節。

友達はみんな、クリスマスがある冬の時期や、海やプール、夏休みと、熱い季節限定の夏が好きだと言うが実際のところ、俺は気温が丁度良く、ぬくぬくとのんびりできる春が一番のお気に入りの季節だ。


寒すぎて厚着をするのもめんどくさいし、やっと暖まったかと思うと、学校に行く時間だったり、結局動かなければならないし、無駄なことはあまりしたくない。


逆に暑すぎると、服をどんなに工夫しても結局は暑いし、体の水分も奪われ、こまめに水分補給をしても、何度も何度も『太陽』とゆう『悪魔』

に体の水分を吸収されていく。


それに比べ、春は新しい学年や、学校に変わる時期でもあるが、太陽も暖かく、植物たちも新しく、生まれ変わり、なにもかもが過ごしやすい。


そんな考えを持つ自分、空風(そらかぜ) 月綺(るき)は、小学二年生にも関わらず、単純な思いを持つみんなとは、少し違うのではないかと時々思ってしまう。


俺はいつも、自分の家から近い公園で暇な時間を潰す。日向ぼっこをしたり、時々友達と遊んだりして、夕焼けチャイムがなると、必ず時間通りに家に帰宅する。

それが俺の平和な日常。


学校から家まで、友達と道が違うから、いつも一人で帰っている。

歩くのが遅くて、のんびり帰るのが好きな自分は、相手に気を使わなくてすむのでこれはこれでよかったと思う。


家に帰宅した俺は自分の部屋に入り、机の上にランドセルを置いて、いつもの公園へ向かった。

公園は誰もいない様子で、これならのんびり日向ぼっこでもしようかなと思いながら公園に着くと、その公園のシンボルとも言える、大きな木が目の視界に入ってきた。


いつもならこの木に寄りかかり、静かに寝ているのだけども、今日の木は少し様子がおかしかった。

なぜ分かるかって?木がしゃべったからだよ。


「ねえねえ、なにしてるの?」

「なにもしてないけど、てゆうか木ってしゃべるんだね。」

「んー?木がなにぃ?」

「だってしゃべってるじゃん。もしかして、俺しか聞こえない感じなの?ホントに絵本の話ってあるんだぁー」


なんだろうな、みんなとは思考が違うからなのか、あまりリアクションがとれない。

だって、木がいきなり話しかけてくるとか、幼稚園の頃からあまり信じてなかったし、いまさらそんなファンタジー要素もらっても、他の人に変わってほしいし、めんどくさいし。もう一度言う、めんどくさいし。


てゆうかこの木って、お母さんの学生時代の頃からあったとゆう話をお母さんに聞いたけど、明らかにしゃべった声は『女の子』の声だった。


そんなことを考えていると、しゃべる木が何かを問いかける声が、自分には聞こえていなかった。


「木ってしゃべるの?!」


と、大きな女の子の声が聞こえたかと思うと、その木が突然大きくガサガサと音をたて始めた。

しゃべる木の正体は、一人の元気な少女だった。


「ねえねえ!木って喋るの?!」


キラキラした瞳で俺に近づき、じっと見つめながら、問いかけた。


「いや、木は喋らないと思うよ。」

「なぁーんだ。しゃべらないんだぁ。」


その子は少ししょんぼりとした表情をして、また俺に問いかけた。


「ねえ!あなた、お名前は?」

「俺は、空風 月綺。」

「はじめまして!私の名前は、黄瀬(きのせ) 明花(あすか)!よろしくね!」


話しかけてきた少女の名前は、明花とゆうらしい。

明るい花と書いて、明花。とても彼女らしい名前だ。


「あのね、私初めてこの公園に来たの。だから、誰か来るのを待ってて、お友だちになりたいなって。」

「とゆうことは?」

「私とお友だちになろ!」

「うーん、うん。いいよ、よろしくね。」

「・・・!うん!よろしくね!」


そしてその日、俺はこの公園で、新しい友達が出来た。

その友達が今後、俺の初恋相手になるとも知らずに。



次の日の朝、昨日は日向ぼっこをして過ごすつもりが、友達になった、明花ちゃんと遊ぶことになってしまったわけだが、でも女の子と二人だったけど、結構楽しかったのは事実だ。

あの子とは、また会えたら一緒に遊ぼうかな。


「お母さん昨日ね、新しい友達が出来たんだ。」

「あら、どんな子なの?」

「黄瀬 明花ちゃんっていう、女の子でね。明るくて、すごく元気なの。」

「まあ!もうあの子に会ったの?」

「え?・・どうゆうこと?」


なんでお母さんが明花ちゃんのこと知ってるんだろう、この話は今日が初めてだし、あの子に会ったの?って意味が分からない。


「るーくんにはまだ言ってなかったけどね、昨日お隣さんが引っ越してきたの!その人たちも家族でね、二人の子供がいるんだけど、その一人が明花ちゃんなのよ。」

「え?!明花ちゃんってお隣さんなの?!」

「そうよ、もう仲良くなったなんてねぇ!」


知らなかった、まさか引っ越してきたお隣さんだったなんて。

だから、ここの所が分からなかったのか。

お母さんの話からすると、もう一人男の子がいるらしい。二人は双子の兄妹らしい。


じゃあ、もう一人の男の子の方も、友達になれるといいな。仲良くなれるかな、一緒に遊べるかな。


この時の俺は知らなかった。

まさかその男の子と仲良くなるには、かなりの面倒なことが始まるとゆうことにも気づかずに・・・・。






どうも、おはようございます、こんにちは、こんばんは!果物のなしです!

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!


今回は、月綺の過去のお話でした!


月綺の性格を考えながら書いた結果、本当に小二?という文章ができていました。(´-ω-`)


次回も過去のお話です!ちなみにまたもや、新キャラが出ます。

お察しのとおり、明花の双子の兄が登場します!


毎度しつこいですが、ぜひ感想コメントや一言を書いて下さると、こちらも皆さんの思ったことを聞いて、とても参考になります。

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