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煌黒の召喚剣士  作者: 三日月正宗
5/5

第5話 ゴブリン討伐作戦

ホントすいません遅くなりました\(_ _)



今回は少し短いです。


(長らく待たせて申し訳ない…(T_T))



ではどうぞ(*´・∀・)つ

「ん、ゴブリンの集落とやらはまだのようだな。かなり活動領域が広いな」


「ですね……ちょっと異常です」


 さくさくと森の中を進んでいく俺とレミナ。あれから40分は経過しているがまだ集落にはついていない。


 途中で遭遇したゴブリンを片付けながらだが、それでも広いと感じる。すでに倒したゴブリンは30を越えているのでやはり多いと見てもいいかもしれない。まだまだいるようだ。


 ところで、さっきからずっと気になっていたことがある。それは――――





「にしても、ゴブリンはどうしてこんなにも臭いのだろうか?」


 そう、とにかく臭いのだ。なんと例えるべきか、腐った卵のような………とは違う、腐ったイカに銀杏とくさやを混ぜたような、臭さ。とにかく鼻つまみものである。一刻も早く終わらせたい。ちなみに、レミナはすでにガチ泣きである。


「はい、ゴブリンはその――――とても、交配欲が強いので――――ふぇぇぇ、恥ずかしくて言えません///」


 交配欲――――なるほど、性欲か。そう言えば他のファンタジー小説でもよくある設定として人間や他の生物のメスとの交配ができるといった物があったな。で、ピーをしまくってピーでピーなのか。確かに女の子には言いにくいにも程があるか。にしても不潔なやつらだ。


 ――――R-15タグでも覆いきれないような内容を恥ずかしげもなく言ってのける紫音も大概であるが、触れないでおこう。


「そうか、無理に言おうとしなくてもいい。言いたいことはわかったからな」


「はい……ありがとうございます……」


「さて、いい加減にこの臭さから逃れたいのだが―――――っと、ようやくか」


 だいぶ森の深いところまで潜ってきたが遂に開けた場所を見つけた。どうやら、家のようなものを作って集落のようになっているようだ。


「で、真ん中に一際目立つ大きな建物か。おそらく、あそこにリーダー格のヤツが居るのだろうな」


「おそらく、間違いないと思います」


「数は――――ざっと見て100近く居るな。多いな……かなり大規模化しているぞ」


 そう、なんとゴブリンは100体にのぼる。ここは集落を上から見下ろせる場所であるから見えるのだが、ざっと見てもゴブリンだらけ、しかも外に居るヤツだけで100体、つまり、ゴブリンは100体を越えている。


「建物の大きさから、だいたい一軒に十数体。だから予想は総勢150~200位かと」


「杖を持ったヤツらや、明らかに装備が整っているヤツらも居るな。上位種か?」


「おそらく、ゴブリンメイジとゴブリンウォーリアですね。それぞれ20体程でしょうか」


「そのようだな。この数なら、やはりいろいろと、必要だな。作戦にしても、装備にしても」


「ですね、少し時間が必要です」


「だいたい、こんなものか?」


「あとは、人質ですかね」


 人質か………。


 辺りを見回す。しかし、人質のような者たちは見付けられない。どこを見てもゴブリン、ゴブリン、ゴブリンだ。


 すると、突然ゴブリンたちが騒ぎ始める。そこを注目し、様子を見る。


「ッ!?!?」


 居た――――人質たちが。集落の南側の一軒。どうやら全員女性のようだ。服を身に付けておらず、裸であり、肌には痣などが多々見られる。どうやらぶたれているのか。他にも3人ほど、一軒から飛び出すが、ゴブリンたちにすぐに獲られ、殴られて気絶させられては、戻されていく。

 何となく状況と、彼女たちの処遇についてわかったが、レミナが青白い顔で呟いた。


「あれは、繁殖用の女性たちだと思います。――ヒッ!うぅ………」


 レミナが呟いている間にまた女性が気絶させられて、連れ戻される。


 彼女たちの眼は――――死んでいるようだった。






▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△






 あの後、他に何か可笑しなことはないか、情報の謝りなどはないか等を確認し、俺たちは戻ってきた。


 正直、まだまだ俺は平和ボケしていたのでは?と痛感した。この世界は元の世界とは違うのだ。そう――――違うのだ。


 レミナは少し気分が悪くなり、一人先に宿へ戻り、俺はレミナのギルドカードも一緒に報告へと向かう。


 レミナについては、言わずとも分かるだろう。あの女性たちの悲惨な状況を自分もと透写してしまい、怯え崩れた。なんとか、作戦までには復活できるよう、俺もフォローしてあげたいが、無理そうなら最悪途中まで来てもらい、隙を見計らって作戦終了まで隠れてもらおうとも思っている。


 と、そんなことを考えながら歩き続け、ギルドに着く。ギルドには笑顔を絶さない職員や受付嬢たち。その中の一人が俺に気付く―――――ミナだ。


「あ、シオンさん!今戻ったんですね!」


「ああ、だが、ちょっと不味いかもしれない。俺が受けたクエストの報告なんだが―――」


「ッ、わかりました。少々お待ちください」


 ミナはあわてて奥の部屋へと入っていった。


 俺とミナの様子に、周りの冒険者たちも、不穏な空気を感じとり、さっきまで五月蝿かったヤツらが一気に静まり返る。


 二階から、1パーティなのか、男女6人が降りてきた。そのうちのリーダーと思われる男が尋ねてきた。


「よう、俺はウェルター。ランクA冒険者で、ランクAパーティ《龍の息吹》の頭をやらせてもらってる。よろしくなー期待のニュービー」


「ああ、俺はランクE冒険者のシオン。ランクEパーティ《漆黒の翼》のリーダーだ。といっても、俺を含めて二人しか居ないけどな。まぁ、よろしく頼む」


「おう!で、さっきの『不味いかもしれない』ってのは、何がなんだ?」


 あの声量で、二階からでもコイツ―――ウェルターは聞こえたのか。それに、やはり実力者のようだ。身に纏うのは完全に戦場を知っているオーラ、無駄なく鍛えられた筋肉、眼光も鋭く獲物を狙う鷹のようだ。


 俺はさっきのクエストから得た情報を伝える。


「ああ、それについては―――――」


「おや、もう早速始めようとしていたのかね」


 また、いきなり2階の奥から新たな人物が降りてきた。見た目は温厚な御老人、しかし明らかに見た目が総てではないと訴えるかのような濃密なオーラ。

「げ、じいさん……来やがったな」


 ウェルターがたじろぐ。オーラは確かに強者だが………そこまでなのか?


「ほう……この威圧に耐えるか。なかなか有望株じゃないか。ふぉふぉふぉ!!」


 威圧に耐えるか……か。ホント何なんだこの老人は。だが、この威圧――紛れもない強者のものだ。そこらにゴロゴロいる冒険者たちとは明らかに次元が違っているな。


「ふむ、それで、まだなのかね?説明を頼むよ。え~と………」


「シオンだ。ランクはE。よろしく」


「うむ、よろしくの。わしはここのギルドマスターのジェペッド・オスカーじゃ。この通り、しがない老骨じゃよ」


「おーい、じぃさん。嘘はよくねぇぜ?元ランクS冒険者【堅王】様がよぉ」


 ―――――なるほど、やはりただ者ではないと言うことか。確かにこの威圧、ランクBやそこらでは温すぎるか………。


「説明するぞ?まずゴブリンだが、谷底に集落は確かにあった。建造物の大きさなども考慮すると総勢150~200超。真ん中に一際大きな建造物があり、たぶんリーダー格のヤツが居るだろうな。何かは分からん」


「ふむ、ゴブリンの種類は?」


「ゴブリンのほかにゴブリンメイジ、ゴブリンナイト等などの上位種が20体ほど確認できた。まだ居るかも知んないけどな」


 ゴブリンメイジにナイトも居ると言う情報に周りが騒ぎ始める。


 それもそうだろう。ゴブリン100体を越えただけでもかなり面倒さいし、危険度も高い。『数は力である』それを体現するもっとも代表格のモンスター、それがゴブリンだ。それに上位種もそれなりの数があるってだけでもその危険度は更に上がる。


「まぁ落ち着いてくれ。続けるぞ?―――取り敢えず敵戦力については以上だ。あと、集落の一角に女性が何人か囚われている。正確な人数までは確認できなかったが、建物の大きさから考えると恐らく5人ほどだと思う。かなり衰弱しているようだ。女性の冒険者を少し多目に南側に回した方がいいと思う」


 ウェルターは腕を組み、数秒考えるそぶりを見せると、顔を上げジェペッドへ視線を送り、


「どうよ?」


と一言。ジェペッドは「うーむ……」と唸りつつ、


「情報としてはかなり細かく助かった。大まかながらも敵戦力を建造物からも割り出してくれたのには特にな。それと捕虜の女性の立地情報もありがたい。依頼としては文句はないじゃろ」


 シオンはスッと肩の力を抜き、


「作戦は任せるよ。ただ、俺の能力上遊撃に回らせてもらうけどな」


と意味深な笑みを浮かべた。




ホント遅れてすいませんでした。



また、勝手ながら諸事情により投稿ペースが圧倒的に遅くなりますm(_ _)m


(なんのことはありません、ただの受験です。

←いや、大問題だろ!!)


と言うことで、勉強します。


ではでは、受験頑張りますΣb( `・ω・´)グッ



( `・∀・´)ノ ヨロシクー

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