今起こったことを話します。
こはくです。
お腹いっぱい食べたら眠いです。
13個食べたら挽き肉が無くなったので今はベッドで丸くなってます。
お姉ちゃんは2個食べてました。
尻尾に気持ちいい感触がしたので薄目を開けてみてみると櫛を通してくれているようです。夢心地です。わふん♪
「先にブラッシングしておくとお風呂上がりが気持ちいいわよ」
またも鼻歌を歌いながら楽しそうなこよりお姉ちゃん。
そうでした…お風呂です…
自分の身体なんだから仕方ないんですけど恥ずかしいのは抜けないもので
姿見の前ではついあんなことをしてしまい思い出したら顔が熱くなってきます。しかもお姉ちゃんと一緒、天女なこよりお姉ちゃんも頭を過りくらくらしてきます。
「百面相してるところ悪いけどブラッシングも終わったし、お風呂上がったら私の家に行くんだから早く済ませましょ。大丈夫、私はタオル巻くから、心はまだ男の子だもんね」
勿体無さと恥ずかしさを天秤にかけてぐらぐらしながら引き摺られていく僕。気分はドナドナ…
気がつけばいろんなことがぐるぐるして目の光が無くなった僕が目を覚ましたのは湯船の中でした。
今起こったことを淡々と説明します。
耳にお湯が入るといけないのでシャンプーハット
髪の毛は髪全体を鋤くようにシャンプー
がしがしはしません。
その後トリートメント。
髪の毛に馴染ませるように塗りながら時間を置いてベタつかない程度に流す。
完全に流さない方が髪が綺麗になるようです。
身体は石鹸を綿100%のタオルに泡立てたてごしごし。泡だけで洗う方法も有るけどいきなりだと難しいだろうとのこと
ミルキー石鹸青箱がどうとかお姉ちゃんが説明してましたが、その辺は良くわかりませんでした。
そして、尻尾。
…動物用シャンプー 。
敏感だからピクピクしながら尻尾を持ち上げられたときはキュッとしました。
何処とは言えません…。
一度お湯を含ませて鋤くように洗い流し、もう一度今度は泡立ててわしわしと洗っていきます。
二度目はものすごい泡立ちました。わしわし。
こんな感じです。
浴槽はそんなに広く無いのでお姉ちゃんに抱えられるように浸かってます。
背中に当たる感触に逆上せそう…。
こよりお姉ちゃんの身体洗うシーンですか?直視出来ませんでしたよ。チキンですが何か?今はドッグですが…見れたとしても教えませんよ?
「…こはく」
?
「コレからは大変だろうけどわたしがずっと一緒に居るからね。ゆっくり慣れていきましょ」
上手く言葉に出して返事が出来なかったので顔を反らしてこよりお姉ちゃんの手を握りました。
今はこれで勘弁してください。
「暖まったら上がりましょうか。下着は取り敢えずわたしのを着けてね。サイズは多分合うだろうから」
お風呂を上がって着けた下着はサイズは丁度良かったのですが大胆なデザインと可愛らしいレースの共存した黒色のブラ。今夜は戦場に赴きますと言わんばかりです。サイズが92のGって…
取り敢えず洋服は明日買いに行くそうなのでさっきまで着ていた服を手早く着てドライヤーで乾かします。
「じゃあ、今日はもうわたしの家に行って寝ましょうか。狭くても文句いわないでよ?」
電気を消してこの借宿から出ます。
今までの生活、人生、全ての決別みたいな気がして無意識にこよりお姉ちゃんの手を握りながら部屋を後にします。
期待と不安を交えた新生活も、こよりお姉ちゃんと一緒なら……。
こはく語りで書くのと他の描写混ぜるのはどちらがいいのでしょうかね?
全体描写をしていたら物凄い長さになったのであんな風になりました。