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異世界物語  作者: 黒猫
8/9

8話




今日はとうとうダンジョンに入る日だ。

ダンジョンは基本的には地下に繋がっていて、どんどん下に進んで行くようになっているらしい。


取り敢えず、初心者クラスの始まりの迷宮に行こうと思う。








~~~~~~~~~~~




「ここが始まりの迷宮?」

その入り口は石でできた大きめの扉だった。


「あぁ、ここから中に入り、ワープポイントにいき、行きたい階に行くんだ。だが、自分が行ったことのない場所は行けないようになっている」


「仲間が自分より進んでいた場合、仲間と同じ階まで一緒にいる場合行けるようになるんだ。覚えておくといい」


「わかった。じゃあ、早速中に入ろうか」




中に入ると何人かひとがいて真ん中にある魔方陣?に行きたい階をいって転移していた。



「へぇー、凄いね」


「レイは初めてだから1階からでいいか?」


「まぁ、それが妥当だね」



~~~~~転移~~~~

~~~~~1階~~~~~



でやって来ました。



「あ、ステータス確認してない」

忘れてた


「おいおい、ステータスはちゃんと確認しないと駄目だぞ。で、レイのステータスはどれくらいなんだ?」


えーと、


名前 神裂 零

レベル 1

種族 人

神の加護 創造神

ステータス


HP 310

MP 280

攻撃力 160(+100)

防御力 120

魔攻 90

魔防 90

速さ 220


武器 ナイフ(+Ex)

能力 持つとものの死が見える





強いのか弱いのかわかんねー



「なんだこれは!?普通の探索者でのレベル20位だぞ!?」


「それって強いの?」


「普通の探索者よりは弱いが、レベル1でこれは強すぎる」


へぇー、実感わかないな



「ま、取り敢えず探索しよ」

「あ、あぁそうだな」




中の道は5、6人は一緒に歩いても平気な位だった。明かりはないけど何故か前が見えるようになっていた。




暫く歩いていると前の方から1メートル位のねずみが5匹やって来た。



「レイ、初の戦闘だ。私は見ているから一人で何とかするんだ」


やっと初の戦闘


「りょーかい。ま、頑張りますか」


そして俺は神様からもらったナイフを抜いた。抜いた瞬間視界にまるでラクガキのような黒い線が見えるようになっていた。


「あんまり気分いいもんじゃないな、これ」


そして向かってくるねずみを頭の中にある扱い方を真似して、ナイフで黒い線をなぞった。そうすると全く抵抗が感じられずに切り裂けた。切られたネズミは線に沿ってバラバラになった。



「おぉぅ。凄いな、これ」

そして俺は向かってくるねずみを一瞬で全部バラバラに切り裂いた。





「さすがだな。まさかあそこまで簡単には終わるとは思わなかった」


「偶々だよ。それより、先に進もう」


「ああ、そうだな」







~~~~~18階~~~~



やっと18きた。普通は自分のレベル+10位の階が目安だか、今の俺は



名前 神裂 零

レベル 5

種族 人

神の加護 創造神

ステータス


HP 670

MP 490

攻撃力 380(+150)

防御力 320

魔攻 230

魔防 210

速さ 490


武器 ナイフ(+Ex)

能力 持つとものの死が見える



という、18階にきたのにまだレベル5

全然レベルアップしない。



あぁ、あともう少しでアリアと同じ位の強さになるらしい。ちなみにアリアは



名前 アリア=ハウルネス

レベル 23

種族 人

神の加護 大地神

ステータス


HP 670

MP 780

攻撃力 260(+40)

防御力 220

魔攻 430

魔防 410

速さ 350


武器 レイピア

能力 魔力の伝導率がなかなか高い




あと、もう少しでアリアに並べる。

てか、アリアレベル23なのにレベル5の俺があともう少しって、今さらたけど凄いな




そんで進んで行ったら20階についた。



「レイ、気を付けろ、この階にボスモンスターが奥に居るからな」


「強いの?」


「あぁ、少なくとも今までの雑魚とは比べ物にならないくらい」


「へぇーそうなんだ」


正直、今までの奴等は弱すぎて話にならなかった。だから俺は強いやつと戦ってみたかった。

期待に胸を膨らませ、俺達は奥に進んで行った。




そこは広い開けた空間だった。

俺はどんな敵が来るのか考えていたら、どしん、どしん、と大きな足音が聞こえてきた。


前にはぞうの2倍位の大きさのゴリラだった。

俺があまりの大きさに呆けていたら、ゴリラが腕を振りかぶってこっちにパンチしようとしてきた。


「レイ!!」


アリアの声にギリギリ反応した俺は右側に跳びながら避けた。

避けたところには大きなクレーターのようなものができていた。


「おいおい、どんだけだよ・・・・。」


「レイ、呆けてる場合ではない。あいつを倒すことを考えろ」


「あ、あぁそうだな。で、どうする?」


「通常は5、6人でパーティーを組んで、魔法で倒すのだが・・・・。」


「なら、俺が囮になって、その間にアリアが魔法を打てばいい。」


「しかし、それは危険過ぎる!」


「平気だ、何とかする。じゃ、頼んだ」

俺はそう言いゴリラに向かって走った。

「おい!?・・・・仕方ない、大きい魔法を唱えるか」



俺はゴリラがパンチしてきたのを避け、すれ違い様に腕を切り、自分の自慢の速さでゴリラの周りを動きながら切り裂いていく。

そうしていくうちに、ゴリラの動きが鈍くなってきた所で足の部分をひたすら切り裂いていく。

遂にはゴリラは悲鳴をあげながら膝をついた。


そして、

「レイ!離れろ!」

《ライトニングボルテックス》

大量の雷がゴリラに向かって放たれた。

雷の放出が終わると、ゴリラは黒焦げになって死んでいた。

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