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【コミカライズ】チートなスライム職人に令嬢ライフは難しい!【一巻4/7発売!】  作者: ただのぎょー


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第99話:棒さえあれば元気なので。

ξ˚⊿˚)ξ後書きに【告知】あります。

 緑色のスライムが宙を舞う。そして屋根を越えるような高さから落ちてくる。

 ジョーは慌てて立っている場所から飛び退いた。


 ばふん。


 スライムが牧草地に落下し、大きく身をたわませた。

 柔らかくは見える。だが、仮にこの重さと量であれば、これがただの水であったとしても大怪我を負うであろう。

 ジョーは背筋に冷たいものを感じ、さらに地面を転がる。


 ぼぅっ。


 ジョーを炎が掠めていった。赤いスライムが放ったものである。


「ってドラゴンブレスかよ!」


 当たっていないのに肌が炙られるほどの熱を感じた。炎を吐く魔獣と言えばなんといってもドラゴンであるが、それに匹敵するとジョーは感じたのだ。


「いやー、やべぇっすねー」


 マサクィも唸る。ヘルフレイムゴリラという炎を操る魔獣をテイムしている彼にも、今の炎のエネルギーの高さが理解できるのだ。


 にょろーん。


 青いスライムがジョーに向けて触手を伸ばす。


「ちょっ、おまっ、多っ!」


 ジョーが悲鳴のような声をあげて必死に回避する。

 どんなスライムだって体を変形させることができるし、触手のように伸ばすことができる。だが青いスライムのそれはその数も動きの滑らかさも一般的なスライムのそれとは桁が違った。

 ジョーがマサクィたちの方に向けて手を伸ばす。


「棒! 棒を!」

「棒?」


 マサクィが首を傾げる。

 セーヴンは慌てて周囲を見渡した。昨日ウニリィに殴られた時に手にしていた棒が転がっていたので、慌ててそちらに走り、拾って戻ってきた。


「ジョーの兄貴! 棒です!」

「よしきたぁ!」


 セーヴンが棒をジョーに投げ渡すと、ジョーの顔に笑みが浮かび、明らかに彼の動きにキレがました。

 マサクィは驚いてジョーを指差しながらセーヴンを見る。


「ジョーの兄貴、昔から棒さえあれば元気なので」

「そういう話!?」


 ジョーは棒を激しく動かして無数の触手を払うと、青いスライムに接近する、棒を片手に持ち、逆の手を大きく振りかぶった。


「よっしゃあ!」


 すぱぁん!


 ジョーの平手が青いスライムに叩きつけられ、快音を響かせる。


 ふよんふよんふよん。


 スライムの体が波打つように揺れた。


「よーし、いい子だステイ……ステイ……」


 ジョーは落ち着かせるように声をかける。かつてこうして刺激を与えてやればスライムは満足していたのだが……。


 ふるり。


 もっとー。


 スライムは再び動き出してジョーに向かってきた。


「くっそ、足りないか!?」


 このスライムたちは巨大なのであるし、何匹ものスライムの集合体なのである。

 当然、一発叩かれたくらいでは満足しないのだった。


「ジョーの兄貴、右、右!」


 セーヴンが叫びながら指差す方に視線をやる。ジョーの顔が引き攣った。

 緑色のと赤いのと黄色いのが集まって、なにかしようとしている。発せられる魔力の量がやばいとジョーは直感した。昨日のウニリィの一撃と同じだ。

 爆発。

 黄色いスライムがそれに押され、ジョーに向けて射出されたのだった。

 ジョーは棒を横なぎにフルスイングし、勢いよく飛翔する黄色いスライムに叩きつける。


「おおぉ! セントラル流棒殺法!」


 ジョーは叫びながら全身全霊の筋力と魔力で棒を叩きつける。

 黄色いスライムは土の魔力で全身を硬くしているため、その巨体もあいまって巌の砲弾のごとくである。それを打ち返すことこそ叶わなかったが、上空に弾き逸らすことには成功した。

 棒を折ることもなかったことを思えば、尋常ではない技と魔力であった。

 ひゅーんと打ち上がったスライムが放牧地に落ちてくる。


 どすん!


 大地が揺れるほどの衝撃だった。



「よいしょ……あれ、地震?」


 一方のウニリィであるが、地面の揺れを感じてそう呟いた。彼女はスライムの餌であるクレーザー特製の栄養剤が入った桶を抱える。以前よりスライムの数が増えたために、食事の量が増えて持ち運ぶのも大変だ。

 えっちらおっちら、牧草地へと運んでいると、牧草地の周囲に人だかりができているのが見えた。友人のシーアもいる。


「シーアちん、どしたの?」

「あ、ウニちん。あれあれ」


 彼女が指差す方にいたのは、ジョーとスライムたちである。

 視線をそちらにやれば、4匹のスライム相手にジョーが大立ち回りを繰り広げていた。


「スライムたち喜んでるわねー」

「そ、そうなの? ジョーを集団で襲ってるのかと」


 シーアはおののいた。

 スライムたちが小さくなっていればウニリィやマサクィたちで十分かまってやれるが、大きくなってじゃれつかれたら死んでしまう。

 ジョーがきてくれたので彼らも全力で遊べているようだった。

 よかったよかった。そう思いながらウニリィは柵の内側に入り、柄杓で桶をがんがんと叩く。


「ほら、みんな! ご飯よ!」


 スライムたちは一斉に分裂した。


 ふるふるふるふる。


 わーい、ごはんー。


 スライムたちはジョーを置いて、そそくさとウニリィの周りに集まってきた。ジョーはがくりと膝をつき、棒にもたれかかる。


「うぇー……酷い目にあった」


ξ˚⊿˚)ξ【告知】ウニリィ、コミカライズの件ですわ!


以前お伝えしたコミカライズの件ですが、本日情報解禁されました!


まずは一番気になるであろう漫画家さんですが、【ゆうきそにすけ】先生です!

なろうだと茨木野先生の「善人のおっさん」のコミカライズなどされている方ですね。


早速イラストはい。


挿絵(By みてみん)


ξ˚⊿˚)ξかっわ!

ウニリィかわよ!


ゆうきそにすけ先生これからよろしくお願いします!


さて、連載開始はちょうど1月後の【11/17(月)】からです!


出版社は【竹書房】さん。

実はちょうど本日、竹書房のウェブコミックサイト【竹コミ】がオープンしました。

今まで何個かあった竹書房の漫画サイトを統合した感じなのかな。そこで連載される予定です!


ξ˚⊿˚)ξよろしくおねがいします!

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― 新着の感想 ―
やったー!おめでとうございます! 竹書房!確かに!いろいろ納得!
コミカライズおめです ウニリィカワイイヤッター!
ふむ、竹書房っぽい。
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