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ゲイ

作者: しらすぼし

いつも笑っていると、

「幸せそうでいいな」

と、褒められる。


それなのに

僕は誰からも人としての扱いを受けられない。

毎朝挨拶を交わす人たちも

僕のことを

嫌悪しながら

でも可哀想だと思いながら

距離をとることを忘れない。

たとえば今日

ふざけて遊んでびしょぬれになってしまった僕と

一応の友達と

タオルの譲り合いをしていたら僕が使った跡は

気まずそうに、しかし拒否をされた。

仕方がないことだ。

それでも一人が嫌な僕は

笑ってゴミ箱に投げ捨てた

みんなを安心されるために。

仕方がない。

僕の恋愛対象は男だから。

気持ち悪い。当たり前だ。

友達だと思ってた人間から好かれるのは誰だっていやだろう。


そうじゃない。


僕が嫌なのはみんなが僕を病原菌のように扱って、

陰で気持ち悪がってるからだ。


「気持ち悪い」

今でもその言葉が忘れられない。


それなのに、ここにとどまるのは

僕の中にいる女の子が

僕の友達を好きだと言ったから、

早く告白でもして

僕の中からいなくなればいいのに。


助けてくれたのに、

そのお礼として僕が許したのに、

こんなことを考えていて


ごめんね。

身近にあったことなのででもあまり悲しくならないように逃げ道作っちゃいました!

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