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キミは私の大切な友達 [完]  作者: 桜川椿
7/8

コンコン「優美入っていいかな?」


蒼介さんだわ。



「どうぞ」


「ぬいぐるみ?」


「ええ私の友達のヤマトよ。ヤマトこちら私の旦那様の蒼介さん」


「優美?なにぬいぐるみに話しかけてるんだ?」


「お喋りできるのよ。私はヤマトと」


「え?本当に?」


そして蒼介さんはじーっとヤマトを見つめた。


「不思議だな。よろしくって言われた気がしたよ。あと優美を幸せにしないと怒るよてきな感じもするんだけど・・・」


「ふふっうん言ってた」


「やっぱり・・・。ヤマトって呼んでいいのかな?あらためてヤマトよろしく。優美を幸せにするから俺を認めてくれるか?」


「ゆみちゃんだけだとダメだよ?その子も幸せにしてくれないとね」


「私だけだと納得しないってお腹にいるこの子も幸せにしてくれないとねって言ってるわ」


「優美それって・・・俺たちの子ども?」


「ええ」


そして蒼介さんは涙を流した・・・。


「やっと俺にも家族ができる・・・昔から夢見てた幸せな家族を・・・優美ありがとう何があっても絶対に幸せにするから」


蒼介さんは幼い頃にご両親を事故で亡くし天涯孤独だった。


「うん。皆で幸せになろうね」



私達の住む家は増築して2世帯住宅にした私の実家になりお父さんお母さんは増築した家に、私達夫婦は増築前の家に住むことになった・・・。



「ただいま」


私は7年振りに自分の部屋に入った。


「お母さん綺麗にしてくれてたんだ」


「うんお母さん毎日掃除してたよ。ゆみちゃんが、いつ帰ってきてもいいように」


「そうだったんだ・・・お母さんありがとう」


こうして私の結婚生活がはじまった・・・。



そして半年後の冬に私は女の子を産み希望(のぞみ)と名付けた。



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