1、南方第一段階作戦の経過
どうも、ロシア帝国をモチーフにした物がと大日本帝国の物語を同じ日にスタートして死にかけているカトユーです。過労死しちゃう(大嘘)
今回もまだ傍観者っぽいです。とりあえず陸軍は1942年2月まで放ったらかしでも大丈夫な気がするので。逆にそれ以降はマズいということになりますけどね。
開戦劈頭の一撃は決まった。それに勇気づけられた様に、参謀本部には続々と朗報が押し寄せてきた。
12月9日には第15軍(軍司令官飯田祥二郎中将)がタイ・バンコクに進駐した。10日には海軍航空隊によりイギリス東洋艦隊が壊滅した。艦隊には有力な戦艦も居て、シンガポール攻撃の不安要素になっていたが、恐れいたものは既に海の底に沈んでいる。
香港攻略を任された第23軍は25日に香港を占領した。
22日には第14軍(軍司令官本間雅晴中将)がフィリピンのリンガエン湾に上陸した。軍はそのまま進撃し、年が明けた1942年1月2日にはマニラ市を占領した。
マレー半島に上陸していた第25軍(軍司令官山下奉文中将)は進撃を続け、31日ジョホールを占領、続けて2月15日はシンガポールを占領した。
他、ボルネオ方面の川口支隊(支隊長川口清健少将)、第16軍坂口支隊(支隊長坂口静夫少将)はボルネオ島、セレベス島、アンボン島、タラカン島を占領した。
このようにして本土には連日のように勝利の報告が上がってきた。多少のミスはあったものの、南方第一段階作戦自体は大成功と言っても良かった。
ただ、この勝利はほぼ約束されていたものであった。日本軍の奇襲的攻撃により連合国の反応は遅れ、制空権、制海権共に日本のものとなった。輸送船は安全に上陸地点まで辿り着くことが出来た。また、念入りに練られた計画、必要最低限の準備が整っていたことも大きい。
大日本帝国、帝国陸軍が迷走を始めるのはここからである……
軍司令官の氏名の読み方が判らなくて入力するために一々ググるというgdgdっぷり。
次回から少しずつ歴史に介入していきます。
前書きで言及したロシア帝国をモチーフにした小説
帝国の再興、とその先
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このシリーズの海軍編
太平洋戦争~とある人間が変えていく歴史~
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ではまた次回にて