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第2話〜戦闘そして進化〜

ギリギリ22日に投稿できたはず。

感想とお気に入り、ブックマークありがとうございます!!

木から降りて獲物の元に向かっていた俺は上機嫌だった。と言うのも、

「この赤玉の実ってめっちゃ美味しいな。下手したら地球で食べたどんな果物よりも美味しいぞ。これ。」


赤玉の実⋯赤玉と呼ばれる植物になる実。この世のほとんどの果物よりも美味しい。更に、この実を食べると1日の間獲得経験値やステータス等が上がる(2倍)。しかし生えている場所が大抵魔境なので市場に出回る事はまず無い。


「こんなものを食べられるなんてやっぱり最高だぜ異世界!!」

と、そんな事を考えていたら目的地に着いた。先程一斉鑑定をした後に指向性をもたせて鑑定が出来ないかと思いやってみた所⋯流石は鑑定先輩である。リトル系統だけを見る事に成功したのだ。

「いやー、鑑定チートは本当だったんだ!!取り敢えず獲物を倒して腹を満たさないとな。」

俺は鑑定でリトルレディボアと言うモンスターを見つけたため、その場所まで来て相手の動向を観察した。


リトルレディボア⋯Fランクモンスター。レディボアの進化前個体であり、駆け出し冒険者の味方。見た目通り小さな猪で直線の突進しかしてこないが、曲がる事もある。大抵はスピードに負けて転ぶためそこを狙って仕留めるのが一般的。


「良し、鑑定の結果を信じるなら転んだ所を狙って攻撃すればいいんだな。そうだ一応相手のステータスも見とくか。[鑑定]」


種族 リトルレディボア


Lv 3/10


能力値 HP 15/15

MP 3/3

物攻 17

物防 13

魔攻 3

魔防 2

鋭敏 10


スキル 突進Lv2 噛みつきLv1


「うーん、これくらいなら勝てるかな?まあ、HPもそこまで高くは無いし一旦戦ってみるか。」

と考えた俺はリトルレディボアが食事をしている隙に足下に近付き一気に攻撃を仕掛けた。

「良し、くらえ![拘束]!からの[噛みつき]!」

俺が考える限り最も効果の有るコンボだ。拘束によって相手の首を絞め、噛みつきで喉を噛み切る。

「ブオォォォオ!!?」

「ちょっ!暴れるな!今、楽にしてやるから!」

やはり、想像と実戦は違うと分かった。拘束は上手くいったが、噛みつきで喉を噛みきれなかったのだ。

「くっ、思った以上に皮膚が厚いな!ただ結構ダメージは入っただろ!」


種族 リトルレディボア HP 8/15


「良しっ!もう1回攻撃すれば倒せるはず!」

ただ、相手も警戒してるだろうし無闇に攻撃には入れないな。ここはやはり相手が転んだ隙に攻撃するしか無いな。

「って!危なっ!?」

「ブォォォオオ!!!」

なんとか突進は避けたけどこんなに速いのか。確かに倒れた所を狙う方が良さそうだな。

「来いよ、クソ雑魚猪!お前なんて俺の食糧がお似合いだ!」

「ブォオオオオオオ!!!」

ヤバい、めっちゃ怒ってる。少し挑発するぐらいのつもりだったのに確実に殺すと言わんばかりの眼をしてらっしゃる!

「まあ、怒りで我を忘れてる方が動きも予想しやすいだろうし結果オーライってとこか?」

「ブォオオオオオオ!」

「良し、避けた!後は曲がるのを待つ!」

次の瞬間、リトルレディボアは曲がろうとして盛大に転んだ。

「今がチャンスだ!くらえ![噛みつき]、[噛みつき]、[噛みつき]!」

『[噛みつき]のLvが2になりました。』

「よっしゃ!倒したぞ!」

『リトルスネークのLvがMAXになりました。進化が可能です。進化しますか?』

「え?1体しか倒してないのにレベルマックスになったのか?マジかよ。てか、進化出来るのか。ならさっさと進化して強くならないと。」

『それでは進化先を選び下さい。

・ミドルスネーク⋯D-ランク

・リトルポイズンスネーク⋯E+ランク

・リトルシャインスネーク⋯E+ランク

以上の3種から選び頂けます。』

「うーん、3種類か。ランクで言えば1番強いのはミドルスネークなんだけど。こういうのは大体ここで進化が終わるか次で最終形だから無しだな。て事はリトルポイズンかリトルシャインになるけど弱いうちは毒とかの搦め手を使った方が生存率も上がるだろうしリトルポイズンの方にしようかな。」

『リトルポイズンスネークに進化しますがよろしいですか?』

「ああ、勿論。しっかりと今後も考えてだした結論だからな。」

『それではリトルポイズンスネークに進化します』

その言葉を聞いた俺は気づいたら眠りに落ちていた。



「ん、、、ふぁーあ。よく寝たー」

取り敢えず目が覚めたと言うことは進化は成功したのだろう。それに前よりもステータスが上がっている感覚もあるし。

「それじゃまずは外見から見てみるか。」

俺の体は元々緑1色だったのが緑に黄や黒が差し込んでいる模様になっていた。

「次はお待ちかねステータス確認だな。良し、[鑑定]」


名前 蛇森咬蛇


種族 リトルポイズンスネーク


Lv1/10


能力値 HP 12/12

MP 12/12

物攻 10

物防 9

魔攻 7

魔防 8

鋭敏 11


スキル 拘束Lv2 捕食Lv1 噛みつきLv3 異世界語理解 鑑定LvMAX 蛇眼 精神ダメージ耐性Lv1 情報処理Lv1 (new)毒生成Lv1 (new)毒吐息Lv1


称号 転生者 女神の遣い 世界蛇の末裔 従える者


リトルポイズンスネーク⋯E+ランクモンスター。リトルスネークの変異種。毒を保有しているが対して強い毒では無いため大抵のモンスターの食事対象になってしまう。


「ほー!強くなってるな。と言うか噛みつきのレベルだけ高いな。てか、いつの間にか称号が1つ増えてるな。なんでだ?まあ、別に良いか。」

取り敢えず進化は当たりだと思う。いや、思いたい。ただ、やはりまだまだ弱いだろうし、さっさとまた進化しないとな。

「んじゃ、腹が減っては戦ができぬと言うしリトルレディボアの肉でも食うかな。」

こういうのって生で食って平気なのかな?いや、今の体は蛇だし大丈夫か。それも毒蛇だし。

「いただきます。⋯⋯うーん、、微妙だなあ。なんというか筋が多いし血生臭いな。ただ、この量があれば後数日は持つだろうし。我慢するか⋯」

そんな事を考え項垂れていた時だった。

ガサガサ

「ん?敵か?血と肉の匂いに釣られて来たのならこれは俺の肉なんでお引き取り貰おうか?」

と言っても俺より普通に強い敵だったら速効で逃げるけどな。

感想とお気に入りお待ちしております。

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