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新しい服


その日は何だか叔父の機嫌が朝からとても良かった。

今まで見たこともないにこやかな笑顔を見せている。叔母も同様だ。

従兄弟たちはいつもの様に僕を見てヒソヒソ囁き合いながらにやついている。


『一体どうしたのだろうか?』機嫌の良い訳が分からず内心首を傾げていると叔父が猫なで声で声を掛けてきた。

「ネフライト、これをやるから着替えてきなさい。」と言いながら新品の真っ白なシャツとスラックスを押しつけてきた。


─本当にどうしたのだろうか?


今まで服はみな従兄弟たちのお下がりで襟や袖が伸びていたり、ズボンはウエストがぶかぶかな物ばかりだったのに。

こんな綺麗な服を貰ったのは初めてで少し嬉しい。

僕は叔父にお礼の言葉を伝え貰った服に着替えた。


─この時僕は叔父たちに家族として認めてもらえたのかと一人喜んでいた。


僕が着替えから戻ってくると客がきていた。

その客は僕をなめるように、まるで店の売り物でも見ているかの様に見てきた。

そうして叔父にこう告げ紙を差し出した。

「金貨6枚で買い取らせていただこう。」

叔父は嬉しそうに笑いながら頷き紙に何か書いている。

叔父は 書き終えた紙を客に差し出し客から布袋を受け取り、中を確認して喜びだした。


客人は僕の腕を掴むと玄関に向かって歩き始めたので驚いて僕が立ち止まろうとすると更に強い力で腕を引いてきた。

そして僕に向かって「お前は俺に売られたのだ。酷い目に合いたくなければいうことを聞きなさい。」と言ってきた。

その時になって僕は気づいたのだ。叔父たちの機嫌が良かったのは僕が家から居なくなるうえにお金になったからだということに。


僕は唖然とした。嫌われていたのはわかっていた。でもここまで嫌われていたとは思わなかったのだ。

客人─人買いは呆然とする僕を気にすることもなく僕を叔父たちから買った額の10倍程の値段で売りに出しても買い手がつくだろうとにやつきながら話している。

僕はこれから先の人生を思いながら目の前が真っ暗になった。



この時、僕はこの先運命に出逢うことをまだ知らない…


ごめんなさい、ヒロインまだ出てきませんでした。

次回にはおそらく登場すると思います。


それから主人公の名前が登場しました!

ネフライト君です。


稚拙な文章ですが楽しんでもらえたら嬉しいです。

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