新たなる大罪者1
すみません。めっさ更新遅いです。色々と事情がありまして…すみません!!!!
よしら取れたようだな。
今回俺が取った大罪はベルフェゴール、そう。怠惰である。俺が前回“あの大罪”の次に重宝していた大罪である。俺は今こんな状態なのでこの大罪はかなり使える。ちなみに怠惰の権能はこのようなものである。
怠惰『12次元に干渉する』
そう、これを使えば時空間魔法を使わないでも移動ができる。なんとも便利である。そして移動だけではなく、アイテムを保管したりできる。そう、伊達に『12次元に干渉する』なんて名前ではない。12次元に干渉するため、アイテムを保存しておくにおいて、そのものの時間を止めておくこともできるし、逆にそのものの時間を早めて保管することもできる。万能である。そして空間をつなげることができ、戦闘でも大活躍だ。そのおかげで俺はほとんど時空間魔法を使ってなかった。
最初は使っていたけどこの怠惰を手に入れてからは…皆まで言わなくても、わかるだろ?
「ルプス、ちょっとこっちに来てくれ、」
そう言って俺はルプスを俺の手の届く範囲に近づける。いや別に、近づける必要はないんだが、びっくりされると傷つくからな。
「何〜? お兄ちゃん」
「ちょっと俺の手の上に手を置いてくれ」
ルプスは不思議そうに首をかしげる。そりゃそうだろうな、こんなこと急に言いだすんだ。
「ん? いいけど、なんでさ?」
「すぐにわかるさ、」
そう言って俺は右手に魔力を集める。
「すまんルプス、“先に行っててくれ”」
そう行って俺は俺が動けるようになっているであろう未来に送る。
「お、お兄ちゃん、これはどういうーーー」
すまないルプス、このままじゃあ俺は動けないし少し危ないと思ってな、あとで謝るよ。
そしてルプスを未来えと送る。未来の俺に全部任せる。なんとも怠惰な行いだ、でも結局任せられるのは俺だから怠惰ではないのかもしれないな。
「ふぅー、ようやく一人になれた。ここまで大罪を解放させればできるだろう。桜を擬人化させるか、できるか?」
『ああ、主君。怠惰を解放させた時点でできるようにはなったと思うぞ、』
「じゃあやるかぁ、久々だな。」
そうして俺は鞘から桜を抜く。そして空いている右手を刀身の上に乗せる。
「“擬人化”」
すると俺を中心に、否、桜を中心に魔法陣が展開されて、魔法陣の中に桜が飲み込まれる。そうして魔法陣から俺より頭2つ分くらい背の高い黒装束の初老の男が出てくる。
「あれ桜? そんなに年取ってたか? 前は20代後半くらいの見た目だったと思ったんだが、」
そう、この男こそ桜の擬人化した時の姿だ、最初は声が違ったからびっくりしたっけな。
「我だって歳をとるさ、もう“この世に”我が来てから1800年は軽くすぎておるからの、主君のように“あの大罪”によって歳をとらないというわけにわ行かないんだよ」
「それもそうだな、まぁ兎に角、俺とルプスの話を聞いて分かったと思うが暫くは俺の世話をしてもらうことになると思う。世話してる時以外は魔物でも倒していてくれ、なにせお前が得た経験値は俺の経験値だからな。」
当たり前のようにそう呟く。
「そういえばそうだったな、それで最初は主君、我を使いこなせず全部経験値を我に座れていたものだ、ハッハッハ」
「うるせぇよ、まぁそのあと死ぬほど上げてやったからなぁ、いやぁ懐かしい」
「だったな、それよりその格好で「うるせぇよ」などと言われても威厳がないな、主君よ」
「いや、ほんとうるさい。とりあえず街戻るか」
そう行って俺は桜に担いでもらい、街の人気がないところに怠惰の権能を使って移動する。その後一週間は俺の筋肉痛は治らなかった。
◆ ◆ ◆ ◆
俺たちは今またあの砂漠に来ていた。
「いやぁ、にしても治るのにだいぶかかっちまったなぁ、」
「それより主君、治ったのは良いのだがルプス殿はまだ送られて来ないな、どれだけ跳ばしたんだ?」
「え? 治りが治ってからのリハビリとかも合わせて考えて一ヶ月後くらいに跳ばしたけど?」
「本当に行っているのか…?」
「ああ、マジだよ」
「主君は本当に変わらんな、しかしそこも主君らしさと言うものであろうが…」
そんなところに一人の体格の良さそうな、だがどこか衰えているような男がヨボヨボと歩いて来た。ただの人間だったら気づかなかっただろう。だがこいつからはなにかを感じる。
「桜、あいつをここまでつれてきてくれ、あのままじゃあそう長くは持たないだろう。」
「ん? 承知した、しかし何故あんな奴を…」
桜はとても不思議そうな顔をしたのち、そいつのもとに駆け寄って介抱してやる。
「おいお前、なんでこんなところにいるんだ? 多分あのままだと死んでたぞ? こんな暑い場所に布一枚とか、自殺行為だぞ?」
男は口を開き、唇がパサパサしているせいか、どこか息が漏れているようなガラガラの声で喋る。
「お、俺は、気がついたらあそこにいたんだ、街を目指して5日は歩いた、だが一向に街は見当たらなか…ゴホッ! ゴホッ!」
「おいおい、大丈夫なのか? お前は少し寝てろ、安心しろ、俺たちが安全は確保してやるから、」
男は薄れゆく意識で言った。
「す、すまないな。‘白’」
そう言って男は深い眠りについた。白? 名前か? 俺の顔を誰かと間違えたのか? とりあえず俺たちはこの男が起きるまで待つことにした。
「お、ようやく目が覚めたな。」
「おお、そのようだな。これも主君が看病していたからであろうな。」
俺はそんな桜の言葉に「だな」と笑ってみせる。
「こ、ここは。なんで俺はベットの上で寝ているんだ、う゛ぅ、頭がいたい…!」
「おいおい、いくら目が覚めたからってお前あんな状態だったんだぞ? そんなにすぐすぐ動けるわけないだろ、もう少し休んでろ」
「すまないな、迷惑をかける。そこで質問なんだが、ここはどこで俺はどのくらい寝ていた?」
おお、そうだな。こいつにまだ言ってなかった。
「ここは俺と桜が止まっている宿だ、そしてお前は大体半日くらい寝ていたよ、よほど疲れていたんだろう、別に以上はなさそうだったけどヒールはかけておいたから」
「そうか、そんなに寝てたんだな。いや、すまなかったな。それにしても、ひーる?ってなんなんだ?」
は? こいつはなにを言っているんだ? まさか魔法を知らないのか? 異世界人と言うやつか、まぁ珍しいが、見たことがないわけではない。
「ヒールを知らないのか、まあそれはおいおい話して行くとして、お前の名前はなんて言うんだ?」
「俺の名か? そういえば言っていなかったな。俺の名前は悠城 奏だ、以後お見知り置きを、」
「ゆうきかなで? 変わった名前だな。」
「主君よ、おそらくこのものニホンジンというやつだ、異世界人の中でもひときわ珍しいとされる種類だ」
「ほう、そうなのか。それより、桜はこいつの大罪の瘴気を感じるか?」
「いや、なにも感じないが、まさか助けた理由はそれなのか?」
「ああ。おそらくこいつは強欲だ、俺の魔神王時代にいた強欲と、瘴気、佇まいとかがすごい似ている」
「強欲、グリードか! あいつはあいつでなかなか強かったな、しかし主君に牙を向けるからああなるんだ、」
「はは、懐かしいな」
「おい、ちょっと待ってくれ。さっきからなんだ? 大罪の瘴気だの強欲だの魔神王時代だのグリードだの、わけがわからないんだが」
「おっと、済まなかったなぁ。つい思い出に入り浸ってしまっていたよ。確かお前魔法のことすら分からなかったよな? それから教えるか、」
そうして俺と桜はこいつが置かれている状況、この世界の仕組みだなどを3〜5時間かけて一から全部説明してやった。
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悠城 奏(異世界人:日本人)
ステータス
Cランク
技能
なし
スキル
レベルアップ必要経験値不変
称号
創造主の加護:運がとてつもなく良くなる。
大罪者の器
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今回からステータス表記を変えます。理由?見にくいからだよ!怒鳴ってすみません。m(._.)m




