42話 決意と対話…。
雪すごいな…
食事を終えた俺はベルを部屋に呼び学校のことを話そうとした。
「レイガーきたよー!」
「いらっしゃい。あれ?プラムも一緒なんだ」
「はい!また失礼いたしますね。今夜は何の話をするのですか?」
「あーうん。あのさベル…3人一緒に学校に入学しない?」
「え?」
「ベルちゃんも入学なさるのですか?」
「本人次第だけど公爵様の許可を貰っている。」
「2人と一緒に学校にいけるの!?」
「うんそうだよ。その代わり集落には当分帰れなくなるんだけど…」
「そっか…お母さん許してくれるかな?2人とはまだ一緒に居たいけどお母さんにも早く会いたいよ…」
うーん…。全部言っちゃっていいかな?
「ベルちゃんの集落って北の地方でしたよね?」
「そうだよー雪がいっぱい降って寒いけど景色が綺麗なんだー!」
「それは私も見に行ってみたいです!」
和やかなムードを出している2人には悪いけど今の現状を伝えたほうがいいみたいだな…
「その集落…北の地域の話なんだけど、ベルあっちに大きな山があるのはわかる?」
「うんわかるよ!白龍のおじいちゃんがいるところだよね?白龍のおじいちゃん元気かな?」
「え?白龍にあったことあるの?」
「うん!白龍のおじいちゃんはねーやさしいの!いつもベル達のことを見守ってるっておじいちゃん言ってた!」
「あーそうなんだ…でね?その白龍のおじいちゃんの所に黒竜が来ているみたいなんだ」
「黒竜?」
「黒竜が今いるんですか!?」
「あぁ災いをもたらす竜、黒竜…7大竜の1柱で闇属性の黒い竜。そいつが今白龍の山に居るみたいなんだ…」
「え!?それでは向かって行った冒険者様達は?」
「それは大丈夫みたい、でもやっぱり危険な存在だから集落を探すことが困難になっているみたいなんだ。」
「じゃあベルはまだお家に帰れないの?」
「…そうなんだ。しかも龍たちは俺たち人間より長い時間を生きている。時間はあっという間に過ぎると思っているからすぐに山から居なくなるとは考えられないと大人たちは言ってる。しばらくは様子を見て数年後にはベルを必ず集落に送ってくれると公爵様が約束してくれたみたいだ。
それに学校に入学すればベルの潜在能力を伸ばして強くなれると俺は思ってる。」
「そっか…でもいつかは帰れるんだよね?ならベルは大丈夫!これから強くなって帰って黒竜さんがおじいちゃんをいじわるしてたらベルがおじいちゃんを助けてあげたい!だからベルはレイガを信じて学校に行って見る!」
「そっか…じゃあベルは強い子だな。わかったじいちゃんに伝えておくから今日はもうお休み…」
「うん…グスッ」
少し泣きながら俺に決意をしたベルは本当に強いな…
「プラム…」
「はい…グスッ なんですかレイガさん」
「ベルのこと頼む…」
「はい…ベルちゃん!今日は私と寝ましょう?」
「うん…プラムちゃんありがと」
そういって2人は部屋から出て行った。
「さて…まだ時間はあるな…マップ起動…『北の地方 大きい山 白龍』で検索…ヒット。…転移。」
・・・白龍の山
「よし…うまく飛べたな。」
ベルの学校の許可も取れたし白龍と知り合いなら話は早い!白龍に会ってベルの家族に無事ということだけでも伝えてもらおうと思ってこうして転移してみたものの…。
「あーこいつはやべーや…」
俺の目の前には白く美しい龍が居た。
「…ヌシ、どうやってここへ来た?」
あ、話しかけてきた!
「あ、どうも夜分遅くにすいません。俺はベルの友達でレイガと言います。」
「ベルの?白狼のベルか?」
「はい!ここ半年以内でベルが居なくなったのはご存知で?」
ベルが誘拐され俺が住んでた村に来るまでの道のりを計算したらたぶんそのくらいだろ。
「あぁ…白狼の一族がワタシを頼って前にここまで来た。だがワタシはここを動くわけにはいけなかった。」
「黒竜ですか?」
「そうだ。我が愚妹…黒竜が我が領域に来ているが故ワタシはここを守らねばならぬ…」
え?黒竜ってメスだったんだ…。
「えっと…仲が悪いんですか?」
「今あやつは何者かに操られている…。」
「それは誰が操っているとかわからないんですか?」
まぁあらかた想像はつくけどね…
「邪神だ…。」
「やっぱりか…。」
そうだよねー知ってた。
「ヌシ…邪神と聞いてその程度の反応か…。」
「あ、声に出してました?実は俺…転生してこの世界に来たんです。その時にシャロルに聞いてて…」
「転生人か…なるほどな。ヌシから漏れ出している底知れぬ魔力…そういうことか。」
「あははーでも俺は勇者ではないですよ?」
「勇者ではないと?それほどの力なのに?」
「それはちょっと色々ありまして…」
「まぁ良い…では今宵はなんの用があってここへ来た?」
「はい!ベルのことなんですが家族に無事と話してもらえませんか?ルベリオンと言う街の領主のもとで無事保護されているとこお伝えしていただけたら…」
「構わぬ…」
「ありがとうございます!助かります!」
良かったこれで安心してくれればいいんだけど…
「おいヌシ…」
「え?なんですか?」
「どうやってここへ来たのかは知らんが勝手に我が領域に入り無事で帰すと思っているのか?」
「へ?でも白狼一族は素通りさせるのに?」
「ヌシは人間で我が眷属でもない。よって侵入者と見なす。」
「えっ!?ちょっと待って!」
「黙れ…」
白龍は大きな翼を広げ攻撃態勢に入っていた。
「なんでこうなる…。雲斬り行くぞ…。」
『はい!お父様!初めて私を使ってくれるんですね!張り切って行きますよー!!』
そう言えばそうだったな…。まぁいいや今は集中するぞ!
「そうだ…かかって来い!ワタシにヌシの力を見せてみよ!」
「これは少し本気になるしかないようだ…」
そして俺は雲斬りを抜いた…。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
いやー最近また寒くなりましたね。私の住んでいるとこも雪がすごくて雪かきが大変です…。朝は車混んでるし…。
皆様も運転や足元に気をつけましょう!
次回更新は来週の月曜AM1時に更新予定です!お待ちを!




