3話 小屋の中で俺は…そしてお母さん。
今回やっとステータス開示!これからもっと強くなるぞ!
(よし、この姿は後でシャロルに問い詰めるとしてここはいったいどこだ?)
そこは小屋みたいだ農具や樽などが整頓されて置かれている。
(はーどうやら農家の小屋みたいだな…いや何で俺ここで放置されてるの?そもそも俺は村人の子供っていう感じなってるのかな?ステータスとかに名前とか書いてるかなーてかステータスってどう出るの?)
ピコッ!
(ん!?あ、なんか出てきた!!)
-----------------------------------------------------------------------------------------
名前:名無し 種族:人間 性別:男 年齢:0
称号:『転生』『慈愛女神の思い人』『戦神の標的』『創造神の息子(仮)』
職業:赤ちゃん
Lv:1
HP:100 MP:100
物功:10 物防:10
魔攻:10 魔防:10
速度:10 幸運:10
装備:布 おむつ
加護:『慈愛の女神の加護』『戦神の怒り』『創造神の応援』
スキル:『鑑定』Lv:MAX 『偽装』Lv:MAX 『魔法創造』Lv:???
『物質創造』Lv:??? 『成長補正』Lv:??? 『全耐性無効』Lv:MAX
-----------------------------------------------------------------------------------------
(…うん?ちょっと待てよ!?色々ツッコミが追いつかねー!名前なしってことは俺捨てられた?つぎに称号の欄がやばい!!あと職業赤ちゃんって職業じゃねーだろ!!てか加護!なんで他の神様の加護あるの?てか怒り買ってんじゃん!そして創造神様!応援ってもしかしてそういうことですか!?)
あぁ…俺、頭痛くなってきたよ…。
たぶん戦神がお父さんで創造神がお母さんだなこれきっと…
ピコッ!
神託を受けました。
『戦神:娘は渡さん!』『創造神:やるときはやっていいのよ♪』『シャロル:父がいろいろしてしまいました!すいませんすいません!!』
(ま・じ・か・よ…この体もそう言うことか。あぁ…強く生きようそうしよう)
俺はそう言い聞かせた。
(さて俺ここからどうすればいいんだ?とりあえず外の様子を見たいな。なんかいい方法は…あっ!『偽装』使って大人になれねーかな?)
早速『偽装』を使ってみた!どうやらスキルとかはステータスみたいに念じれば発動できるようだ。ちなみに前世の俺を思いながら発動してみた。
俺の体はまばゆい光を放ちながら変身したみたいだ。
「よし!こんなもんかな?」
「さて外はどうなってるのかな?」
俺は窓を覗き込んだ。するとそこは森の中だった…。
「ふぁっ!?木しかないじゃん!マジで赤ん坊だけでどうしろ!?」
今の俺は見た目大人だけで中身は赤ん坊…これ詰んでるよな?この世界に来て早々人生ハードモードかよ!?とりあえず俺が今食べられる物栄養がたくさんあるお母さんの母乳だ!!それを何とかしないと俺の元の姿が病弱になってしまう何とかしないと…。
俺がそう悩んで腰を下ろした場所に俺が入っていたと思われる籠の中から1枚の紙を見つけた…
「もしかして…俺をここに置いていった人が残したのか?えーなになに?」
『この紙を読んだ方へ 私はそこの子供の母親です。実は突然村が黒い装備の何者かに襲われ私の旦那や父大勢の人たちが死にました…。私は生まれたばかりのこの子だけでも助かってほしいと思い冒険者等が頻繁に寄っていくこの森の小屋にこの子を匿いました。私はもう一度村へ行って生き残りを探しにいってきます。どうかこの子は安全で健やかな人生を、心やさしい人に出会えるよう祈っております。
追伸、この子には名前がまだありません。どうか名づけてあげてください…よろしくお願いします。
レイザ・ロータス』
「そっか…捨てられたと思ってたけど俺、安全なとこに隠してもらってたんだな…レイザさん、いやこっちの世界でのお母さん!俺がんばって強く生きるよ!そしていつか元気な姿を見せにいくからな!だから…絶対生きてて欲しい!俺もシャロルに祈るよ!」
すこし泣いてしまった…いい大人なのに涙もろいな俺…まぁいいか今は赤ん坊だしな今はたくさん泣いておこう…。
なかなか進展させるのって難しいですね…。
まだいろいろ説明不足が否めないのが申し訳ない…。
次回の更新は月曜ですよー!