10話 白狼少女にいい夢を
狼の獣人…ケモミミ…かわいい!うひゃあああああああ!!
※作者は壊れてます…
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名前:ベル 種族:白狼族 性別:女 年齢:5歳
称号:なし
職業:なし
Lv:5
HP:150 MP:100
物功:25 物防:25
魔攻:17 魔防:15
速度:30 幸運:5
装備:布の服
加護:『白狼の血』
スキル:『白狼獣化』Lv:未開放
魔法:なし
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これがベルの鑑定結果だ。まぁ歳相応のステータスなのかな?普通がわからん俺の基準はモーガンだし…。でも白狼獣化がきになるな狼に変身できるってことか?あと未開放って事はまだ使えないことだろうし…うーん何か条件があるのかな?
「レイガ?どうしたの?ずっと私のことみて」
「あ、いやなんでもないよ!ほら、まだサンドイッチはあるから食べて良いよ」
「わーい」
ふー危ない危ない考え事は後にしよう…
「さて、食べながらでもいいんだけどベルはどこから来たの?」
「ん?ゴックン うんっと里の周りの森で遊んでたら怖いおじさんが来て私を捕まえってやるーって行って檻に入れられちゃったんだー。そして移動中の馬車がゴブリンに襲われて隙を見て逃げたんだけど今度はゴブリンに追いかけられてここまで逃げてきた!」
あー本で読んだけど奴隷になりかけてたのか、確か本に本によると白狼族はフェンリルが作ったとされる種族で人も少なく希少種族だったはずだ…そりゃ喉から手が出るほど奴隷にして貴族か誰かに売ろうとしてたんだな…
「そうか…つらかっただろ?よくがんばったな…」
俺はそっと頭をなでる…小さいのに頑張ったな本当奴隷にならなくてよかった。
「うぅーくすぐったいよー。…グスッ」
「あれ?泣かしちゃった!?」
「ちがうの…レイガが悪いんじゃないの…お父さんとお母さん心配してる…でも里は北のほうだし私もう遠いところまで来ちゃったからどうしたらいいかわかんなくなって…うぇーん!!」
「あぁ…よっし!俺が送っていくよ!!」
「えっ?」
ベルは、その台詞に泣きながら驚いてたがまぁ俺にはどうにかできるはずだ…
「ちょっと待ってて今ちょっと集中するから!」
俺は『魔法創造』を使う。なんか使うの久々だな…今回作るのは『転移魔法』だ!俺の地図魔法と平行して使えばきっと行ったことがないところでも転移できるはずだ!集中だ…集中しろ俺…。
レイガの体が徐々に淡い空色の光で輝きだした…。
ピコッン♪
『転移魔法』Lv:???を創造しました。効果:自分の体、物を指定の場所へ転移、移動できるようになる。
「よし!!完成だ!!」
「えっ?えーっ!?なに?いきなりレイガ光ったよ?なにがあったの!?」
「ふっ驚くなよ?今家に送ってあげるよ!」
「えっ本当?でも里まで遠いよ?」
「まぁ心配するな!俺に不可能はたぶんないっ!!で里の場所って覚えてる?目印とか近くの町の名前とかわかるかな?」
「うーん…里は北のほうの森の中で…近くの町は遠くにある王都しか名前わかんない…お家の場所わからないっ!うぇーん!!」
マジか!?それは地図魔法でも調べられない…本当に詰んでしまった。
「oh…そうだよな…まだ子供だったわ。初めてのお使いもさせて無いだろうしな。せっかく作ったのに出番無いのか…俺も泣きたい。」
そう2人で絶望してると近くから巨体の姿が見えた…。
「レイガ!無事か!?」
「じいちゃん!?」
「だーれ!?グスッ」
モーガンだ!帰りが遅くてむかえに来たのだろうか?モーガンが俺にだんだん近づいてきたと思ったら頭に拳骨を食らった!
「いってー!!」
「こらっ!!レイガ女の子を泣かせて何かしたのか!?ワシはそんな風に育てた覚えはないぞ!!」
そうして2度目の拳骨が飛んで来そうだった。
「ちょっとまって!違う良いからじいちゃん聞いて!!」
「レイガをいじめないでー!!」
そうしてベルがレイガを庇うようにモーガンに組み付いてなんとか事情を話すことができた…。もちろん俺が作った魔法とかの話は抜きで。
「なんじゃいそう言うことか!レイガすまんのじいちゃんお主がなにかしたと思ってつい…やってもうた!」
「やってもうた!じゃないよ!?いくら5歳児にしては頑丈だと自負してるけど痛かったんだからな!!」「わたしレイガをまもったよ!さっきのお返しできたー!」
っとベルちゃんはうれしそうでした…。
「うーんそれにしてどうしようか…里にどうにかして送れないのかな?」
「そのことなんじゃが北にある里はワシもわからんのーとりあえず冒険者ギルドの知り合いに聞いてみることにしてみるわい。」
「そうだね。って冒険者ギルドって村にあったの?」
「いや近々町に行く要があるのじゃ…その町でギルドマスターをしている昔の仲間に頼んでみるわい。」
「じいちゃんが昔なにしてたのか気になってきた…って事は俺お留守番?」
「いやおぬしも連れていくぞ?孫を一人にして旅立てるか!ワシがレイガを守って町に行くんじゃ!後ワシがレイガ成分足りなくなって嫌じゃ!」
「えっ…レイガ成分ってなんだよ!?っと話は戻るけど町かー行ったことないし楽しみだなー」
「もちろんそこのベルちゃんも連れていくぞ?保護とその他の事情説明をすることになるだろしな。」
「わかった!じゃあベルまだしばらく一緒だな!」
「うん!レイガと一緒なら私どこにでもいくよ!」
っと言うことで近々町に行くそうだ…村の外には行ったこと無いからすごい楽しみだな!うまい料理や特産品があればモーガンに頼んで買って貰おう!
「レイガ、ベルちゃん、そろそろ帰るとするかのー」
「そうだね。ベル早く行こうか!今日は良い鹿が取れたしご馳走にしよう!」
「わーい!楽しみー!」
「ベルちゃんやレイガの料理は絶品じゃぞ?」
「本当!?レイガ何でもできるんだね!」
「あはは…何でもできないよできることだけ。」
そして俺たちは帰宅した…。その日は鹿の肉をふんだんに使って鹿肉パーティをした!
その夜…。
「はぁー今日は疲れたなーそろそろ寝るかー」
俺は食器洗いを済まし自分の部屋の扉を開けるとそこにはベルが俺のベットに入りスヤスヤと眠っていた…。
「あれ?なんで俺の部屋に…隣の部屋空いてたからそっちに寝なって行ったのになー間違えたのかな?」
「んっ…レイガ?」
「あっごめんね起しちゃったか?」
「ううん…大丈夫。レイガ今日は助けてくれてご飯くれて…ありがとう。」
「いいよ今はゆっくり休みな…俺は隣の部屋に行くから俺の部屋でゆっくり休んでくれ…」
俺はそっと頭をなでようとした。でもその手をベルは握って頬に手を運んできた。
「レイガいかないで…」
と潤んだ瞳でこちらを見つめてた。
「しょ、しょうがないな…俺はここにいるよ。さぁ今は目を瞑って寝な?」
「ありがとう…レイガ…。」
ベルはその言葉に安心したのか手を握ったままそのまま眠りについた…。
「やっぱ疲れてたんだな…おやすみベルいい夢を…」
さて俺はどうしたら言いのでしょう?俺はその日横にもなれずただ瞑想をしていた。
(俺はロリコンじゃない!落ち着け!いくら可愛いからって言っても俺もまだ子供冷静になって瞑想しろ!集中するんだ!!)
うん…葛藤してました。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
かわいいよーベルちゃんかわいい!!もふもふしたい!!うひゃあああああああああ!
最近半年放置してたFF14に復帰したらすごい面白い!イコール!続き書いてないやばい!急いで書きまーす!!
次回の更新も月曜です