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くものかんさつにっき

作者: 楠木 翡翠

 ○(がつ)(にち)((にち)ようび)


 きょうの天気(てんき)はくもりでした。

 お(そら)はどんよりとはいいろで、なんだかかなしそうだと(おも)いました。



 *



 ○(がつ)(にち)((げつ)ようび)


 きょうの天気(てんき)(あめ)でした。

 くものあいだからなみだがいっぱいこぼれていました。

 ぼくが「なかないで」といってもなきやみませんでした。

 そのとき、ぼくもいっしょになきました。



 *



 ○(がつ)(にち)(()ようび)


 きょうもきのうとおなじく、(あめ)でした。

 くもから(ひかり)()てきて、おこっているみたいでした。

 きょうはかみなりがなったので、こわかったです。

 ずっと、ママにしがみついていました。



 *



 ○(がつ)×(にち)((すい)ようび)


 きょうはようやく、はれました。

 (そら)(あお)く、くもはふわふわしていました。

 お()さまは、ぼくたちにむかってにこにことわらいかけてくれました。

 ぼくはくじらとソフトクリームのかたちのくもを()つけました。

 あしたもはれるといいなと(おも)いました。

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