待恋
第二話です、よろしくお願いします。
教室の窓から外を眺める
まだかな、まだかな
わたしはずっと、待っている
扉が開く音がして、振り向く
ふ、ふ、振られたんだけど
そう言って、わたしの元へくる
そっかぁ、今回もだめか。ま、ドンマイ!
絶対オッケーだと思ったのに
いやぁ、これでもう何連勝?
12連勝…てか、勝ってねーし!むしろ12連敗…うおぉぉ、自分で言うのきつすぎる!
はは、すごーい!
まだかな、まだかな
いやぁ、今回はいつもと違うと思ったんだけどなぁ
え、なんで?
いや、あの子よく目が合ったし。それにあの子は俺に優しかったんだ
優しかったって、どんなとこが
俺が教科書忘れたら、見せてくれた
…それだけ?
うん、それだけ
あの子の席って、どこだっけ?
俺のとなり
…あのね、一回病院行った方がいいと思うんだ
なんでだよ
なんでって…そういうところを検査しに
そういうところって、どういうところだよ
…うん、ごめん。お医者さんも拒否したい患者さんだっているよね!
…よくわかんないが、とりあえずバカにしてるよな?
えー、どうでしょう?
まだかな、まだかな
はぁ、俺には彼女なんて一生できないのかもしれない
きた…
大丈夫!わたしがいるじゃん!
えー、お前は最終手段! まだ全ての女性を見てないからな
あはは、そっかぁ。それいつになるんだろうねぇ?
うーん、ハゲる前には終えたいな
それじゃいっぱいがんばって、いっぱい振られないとね!
振られる前提かよ!
あははっ!
振られる前提だよ、君が誰かと付き合うなんて考えたくないから
君が告白して、振られるとわたしの元へくる。こんな習慣が、高校生になってから続いてる
君は、気づくわけないよね。わたしは子供の頃からずっと好きなんだよ。
でもさ、君みたいに振られてもまた次、なんてわたしには出来ないから
だから、待つことにした。君がわたしを見てくれるのを
でも、今日もダメだった。君が12連敗なら、わたしも12連敗になっちゃったよ。
でも、いいんだ。卑怯なのはわかってるけど、これがわたしなりの恋だから。
君がわたしを見てくれる日を信じて、待つから
さーて、帰りますか
お、立ち直った?
おう、次なる美女を求めて!
ふふ、いるかなぁ
あ、そういやお前今日、隣のクラスのやつに呼ばれてなかった?
え?ああ、委員会の話だよ
ふーん
え、なになに
いや、別に
…告白、
え、マジで!
…されてないよ~
お前なぁ、そういうのまじ焦るから
ごめんごめん。…でもさ、なんで焦るの?
ん? …そーいや、なんでだろ?うーん、わかんねぇ!
なんだそれ!
んー、まぁ考えてもわかんねぇし。帰るべ
あははっ、やっぱりおバカさんだね
まだかな、まだかなぁ
ありがとうございました、次回もがんばります。




