夏休みの予定
「夏休みどこ行く?」
「海」
「山!」
「私は遊園地」
「バラバラですね」
「山でいいじゃん!」
「遊園地なら便利だよう」
「海で人間の過去に、生命の揺りかごに想いを馳せましょう」
「何言ってるか分かんない!山で山スキーしようよ!すっごい気持ち良いよ!」
「うわー。ぜったいぶつかるわー」
「ジェットスキーなら海でも出来ますよ」
「だって・・泳げないし」
「スポーツ万能なのに水泳だけ苦手って面白いよね」
「おそらく水に苦手意識があるのでは」
「しらない。でも海はいやー」
「じゃあ山?」
「うーん。僕は山はきついですね。山登りする体力が」
「海は平気なんじゃん」
「何キロも泳いだりしませんよ。クラゲの如く漂うのみです。新しい浮き輪買いましたよ」
「浮き輪、いいなあ。でもやっぱり海は」
「ふーん。海も山も無理なら、遊園地決定ってことで」
「行きたかったなあ。まあでもジェットコースターで我慢しますか」
「あたしも。ジェットコースターで我慢する」
「皆、好きね」
「解決ですね。楽しみです」
「うん!」
「最後に良い?」
「何ですか?」
「何?」
「私、ジェットコースターは苦手なんだ。メリーゴーランドにしない?」
「・・・はい」
「・・・うん」
「良し!楽しみだね!」
「ははは」
「ふふふ」
「夏休み遊ぶぞおおおおお!」