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ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 五章
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5-4 魔法種族vs下等(?)種族

そろそろ空が赤くなってくる。

店も閉店を準備する。

さっきのことのおかげか、 俺の分まで片づけて、休めと配慮してくれている。


「今日お疲れ様、新入り!それをどうやって見抜いたの?」


「直接触ってみればわかります。

僕先の方は、マナオイルの魔力のせいで気づかなかったんです。

おそらくそこまで考えてそうしたことをしたのでしょう。」


「そうなんだ。すごくよく知ってるね。とにかく今日ほど痛快なことはなかった。」


「…もう一度あると思うんですが。」


「うん?何て言った?」


もうあのように魔力を吐き出すとは。

バカもあんなバカがいるもんか。

魔力がもったいない。


「開け!」


店員たちの顔が凍りつく。

窓から外を見ると、エルフたちが店の外を取り囲んでいた。

そして、その先頭に体のいいエルフが立っている。

エルフがああいう体なのが可能なんだ…


「開けというのが聞こえんのか?!壊す前に開けろ!」


誰かが門を開けた。

そしてエルフたちが押し寄せる。


「さっき俺の大切な友達に頼んだ杖を壊してしまったところがここだって?

どんな奴なのかすぐに出て来い!それとも誰なのか言え!」


店員皆が何も言わずに震えている。

しかし、誰も俺っだと言わない。


「あいつです!」


さっきの間抜けだな。

指名されたから嬉しく受け入れるようにするか。


「あなたがバイロンですね。始めまして。」


「お前か? おれのつえを壊したやつか?」


「ええ、私です。サビを消してほしいというリクエストだったので。」


「壊せって依頼もした?」


「それはないですけど、でもこんなに手荒く扱う杖なら、壊れても別にいいんじゃないですか?」


「イッ…!」


私に向かって手を広げるバイロン。

これに対抗し、店員らもバイロンに照準を合わせている。

バイロンの部下たちもこれに反応する。

一触即発の状況


「ほら、杖がなくてもよく魔法を使おうとするんですね。」


「言ってみろよ、どうしたら私の心が少しでも癒されるか。」


「なるほど。賠償すればよいのですか?」


「何で賠償するつもりだ?」


「私と正式に決闘する機会です。」


店内のみんなが驚く。

バイロンの表情はもっと不快な気持ちを表出する。


「お前、俺が誰だか知らないのか?」


「そんなあなたは私が誰なのか知っててこうするのですか?」


「君は誰なの?」


「あなたは見下して無視する、人間です。」


「言葉遊びを···!」


「返事が遅れますね。

ま、怖くてびびったなら理解できます。

恐怖は恥ずかしいことではないです。」


話が終わるやいなや、店全体が震動した。

瞬く間にめちゃめちゃになった店内。


「出ろ…!殺してやる!」


バイロンに従って外に出る。

すでに外には見物人がいっぱい集まった。

そしてその間からルメナとオフィーリアが見えた。


「あ、帰ってきたんだ!」


「お前、私にはあらゆる小言を言ったくせにお前は!」


「即興でいい作戦を思いついたんだ。

二人に頼むよ。魔法が飛び出て危険なようなら処理してくれ。」


「自分の言いたいことだけ言うのかよ?!」


「頑張ってください~」


瞬く間に即席で闘技場が作られた。

露店を退けて円形に作られた空き地。

店員とバイロンの部下がドーム状に魔法の防壁を作った。


「私の実力を出すには狭くないですか?」


「お前なんかに本当の実力を見せそうかな?」


しかし、すでに魔力の放出は戦力を予告している。

全力で叩き壊してこそ胸がすっきりするというのか。


それでは、どれどれ…

A級魔法使いならたやすくはない相手だ。

だからといって、この大勢の人の前で本当の実力を発揮することもできないし。

大体B級程度の出力に…あれを使おうか。


「俺を前にして目を離す…?人間のくせに!」


勝手に始めたバイロン。

魔力弾をぶっ放す。


「お前なんかにはこれで十分…」


「言いたいことがあれば続ければ?

あ、もう喧嘩相手だから敬語はやめるよ。

どうせ尊敬されるような偉人でもないじゃない、お前なんか」


同じ数の魔法弾を作って正面から打ち返した。

見物人たちは何が起こったのか理解していない。

バイロンも同様だ。


「エルフと魔法を競うのは初めてだけど、大したことないね。

強硬派というものも、実は人間より劣っているということを隠そうとして作られたのかな。」


この挑発にバイロンが狂乱し始める。

すぐに詠唱が唱えられる。


ジャイアントプレス(超重圧弾)


超重量の魔力弾が作られた。

ためらうことなく俺に向かって魔力弾を投げる。


魔法の防壁を作って防御する。

それとともに少しずつ魔力弾にわざと押される。

まるで実力が足りなくて防御が足りないように。

その次にはダメージを与えないほど勢いを弱めた後、魔力防壁を収めてわざと魔力弾に撃たれる。


「これがエルフな俺と人間の貴様の差だ!よく分かったか、下等種族!」


はぁ…本当にムカつく。

もう少しの辛抱だ。


「そんなにすごいエルフが 、人間一人倒すのに時間がかかりすぎるんじゃない?

エルフがすごいことは認めるけど、 お前はどこに行ってエルフって言うなよ。

他のエルフたちが恥ずかしくなるから。」


挑発にさっきよりも魔力を上げる。

魔力の量は本物だね。


攻撃を受け、押し出され、わざと攻撃を受ける。

結局、怒りと忍耐の限界に達したバイロンが特大の火炎弾を作った。


「しつこいな奴!これも防げるのか見てやる!」


おいっと、ついにくるのかよ。

この防壁をくぐって外部に被害を与えそうな魔法。

防御をせずにノリスの店に入る。


「逃げるのか!どうせ気に入らない店だった!丸ごと飛ばしてやる!」


火炎弾がバイロンの手を離れた.

店を全部壊すように近づいてくる火炎弾が炸裂する。



「いらっしゃいませ~!」



左手で火炎弾を掴んで、火炎魔法を使って制御して、

半周しながら火炎弾の威力を増大させて、

同時に右手で風魔法を使って火炎弾をバイロンに!



慌てて防御しようとするバイロンだが、それにはあまりにも強く時間も遅かった。

火炎弾がドームの中を熱気で埋めていく。

ドーム耐久度はなんとか持ち堪えている。


「あいつ、本当に何の考えであんなことしてるんだ…

私たちがいなかったら、絶対割れたよ。」


「私たちを信じてそうしたんでしょう。」


「お前は本当によほど惚れたんだな…」



「やあ、エルフの誇りなら白い肌だろうなのに、これじゃドワーフよりも黒いぞ?」


「いったい、何が…」


「あの店、何の店か忘れた?中には魔法の道具がいっぱいあるんだよ。

うまく使えば簡単な魔法も十分増幅できる。

それでも油断さえしなければ防げたのに。」


火炎弾が飛んできた刹那の瞬間。

火炎弾をつかんでは、半周して火炎弾で店の床を掃って、マナオイルを吸収させた。

決闘以前の衝撃でばらまれたマナオイルがいっぱい地面にまかれていた。


魔法を制御すること自体は、俺にはそれほど難しくない。

威力を出すために魔力を引き上げるのが頭を痛めただけ。

こいつを一気に倒すには相当な威力が必要だった。


「その状態でもっと戦えるかい?」


「うぅ…」


もがいてみるが、体は動かない。

魔力も集まらない。


「さて、それでは命取りになる番か。」


「何の…?!」


「さっきから俺を殺すって騒いでるじゃん。敗者は死ぬのがルールじゃなかった?」


「ちょっと待って!俺はそういう意味じゃなくて…!」


「みっともなく物乞いすんな。エルフの誇りが泣いているじゃねか。」


両手をバイロンの顔に向けて持っていく。

息が急くバイロン

手が動く。



パチッ!



目の前の手拍子に気絶してしまった。

これはこれでプライドが泣くと思う。


瞬く間に喊声があたりを埋める。

バイロンの部下を除いてはさ。

そいつらに近付く。


「お前ら、持っているもの、全部出せ。」


「チンピラ?!」


「お前たちのせいで店があんな様になったじゃないか。修理費用を出せ。」


「お前も一緒に壊したんじゃねか?!」


「…文句ある…?」


あっという間にお金がたまる。

この程度なら全部ではなくてもある程度はいいだろう。

足りない分は私が詰めようか。


「そしたらすぐに消えろ。こっちにはうろうろするな。」


バイロンの部下が退くと、再び歓声が沸き起こった。

このセムス全体に響き渡る歓声が。


さあ、君にも聞こえているかな?

この音が聞こえたら姿を見せてくれ。




「…」


「結局、何をしようってことだったの?」


「いや、それがさ…」


「正座!」


「はい…!」


まれにも、ルメナに叱られている状況だ。

言い訳がなくておとなしく反省中です。


「目立たないようにと言うのはお前じゃんかよ。

一体どういう考えっだったの?」


「どうしてもエリーゼを見つけるためにはえさが必要だと思った。

さっきのケンカがえさだったし。」


「なに、とんでもないこと言ってるの?むしろ騒ぎになったらもっと身を隠そうとしないだろうよ?」


「その通りよ。しかし、その前にどんな状況なのか調べようとするだろう。」


その時になってルメナも納得したかのように考え込む。

オフィーリアが俺に聞く。


「でも突然すぎるんじゃないですか?」


「今日働きながらいろんな話を聞けたよ。

しかし、エリーゼについて手がかりになる情報はなかった。

それが当然のことだよ。

エリーゼがまじで隠れたら、いくら俺たちだとしても見つけられないから。」


エリーゼは、勇士パーティーの時もブリンとともに偵察組として動いた暗行の達人だ。

隠そうとすれば誰にも見つからないことができる。

それでも情報が漏れたのは本人がわざと情報を流したのだろう。

中立を標榜するために。


「それなら逆にエリーゼを巻き込む。

チャンスがなければ仕方ないけど、チャンスさえ与えられれば必ずエリーゼを見つける自信がある。」


「果たしてクリスさんの思い通りに動いてくれるのでしょうか?」


「エリーぜも強硬派の動きはずっと注視していただろう。

そんな中、要注意人物の身辺に突然の異変が起きた。

必ず確認が必要な状況さ。」


もちろん、無条件に良い方向に流れるとは思わない。

俺ながら荒いやり方だ。

これをエリーゼはどのように受け止めるだろうか。


「ところで、さっき調べてもらったのは、どこに使うつもりなんですか?

私はこれがエリーゼさんを探すための調査だと思いましたが。」


「それはエリーゼに会ったとき、説得するために必要なんだ。

まず入ってから、その話もしよう。」


「鍛冶屋と工房を調べてほしいって、いったいどういうお考えなんでしょう…?」


オフィーリアはそれなりに推測してみるが,心当たりがない。

そのうちに夜は更ける。

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