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ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 五章
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5-3 物は大切に

「うっ、頭痛い。」


十分長い時間を寝たのに、頭が痛い。

この何日、間心配のために寝そびれたのが一日や二日ではない。

ポーションを一つ作っておいた方がいいかな。


それにして、今日はノリスの商会を手伝うことにした。

昨日聞いた話からすると,ノリスに協力してもらった方がいいと判断した。

商会らしく朝からあわただしい。


「おはようございます。」


「お、よく寝た?それでは今日はよろしく頼むが、本当に君の仕事は大丈夫なのか?」


「状況がこうですからね。友達にすぐ会うのは難しいでしょう。

ゆっくりするつもりです。」


「必要なものがあれば、いつでも言ってくれ。」


ノリスが席を立つ。

それでは始めてみようか。


ノリスの商会はさまざまな魔法用品を専門的に扱っている。

エルフの魔法アイテムを人間界に売るのが主な収入源だというが、一般的な消耗品は逆にエルフたちに売っているようだ。

ところで魔法用品を扱いながら本人は魔法が全然使えないなんて…


「士畜さん、ご苦労だね。」


「うるさいよ。バイトだろ、ただの。」


今日の仕事は俺一人だけでやる。

ルメナを捕まえたところで、おとなしくしているわけがなく、事故を起こさなければ幸いだ。

だからといって一人でほうっておくわけにはいかないから、オフィーリアを同行させるしか。


「それではしばらく町を歩いてきますね。」


「そう、俺がお願いしたことだけよく調べてくれ。」


「ところで、ちょっと変わったことをお願いすんですね。

そんな情報をどうしようとするんですか?」


「それが葛藤を解決する鍵だから。」


「それがですか?」


オフィーリアに説明する前に、他の店員たちが俺を呼ぶ。

もはや開店か。


「後で説明するから、よろしく!」


「まったく···」




朝とは信じられないほど人が多い。

主に安物のポーションやマナオイルを買う人がほとんどだ。

エルフの中には魔水晶を買う人々もいる。

やはり魔法で有名な種族らしい。


「じゃ、よろしくね!」


俺はアイテムを再び性能や細部的な効果によって分類し直す作業を引き受けた。

こんな作業は久しぶりだ。

分類が終わるやいなや、アイテムは売れている。

ところでお客さん、多すぎじゃない?


結局、午前には何もする時間もなく、仕事ばかりしてしまった。

昼食時間はほんの少し与えられた。


「お疲れ様、新人。」


「ふう、普段もこんなに客が多いんですか?」


「最近になって、こうなっちゃった。

われもわれもと、脅威を感じているから。」


そうなんだ。

最近、対立が激しくなり、さまざまな問題が発生し、そのため、不安が高まっている。

だからこそ、念のために備えているのだろうか。


「たぶん午後にはお客さんがもっと押し寄せるだろう。

まったく、新入りに悪いことをしているな。」


「あ、それは心配しないでください。すでに分類作業は午前中に全部終わらせておいたので。」


「そんなに多いものを?!一体どうやって?!」


「多いのでしょうか?作業自体は簡単だったので要領さえ気づけば楽でした。」


店員たちがあきれた表情で俺を見る。

午後からは俺も少しぐらいは人々と話してみたいんだ。


「でも遊ぶのはあれだから、私もカウンターに立ってみていいですか?」


「うーん、こんなに早く仕分け作業ができるコツと知識なら大丈夫だよね…?」



店員の言うとおり午後はますます客が殺到する。

再開店前からこんなだとは。


「いらっしゃいませ。」


「武器のお手入れ用基本マナオイル5個、クリスタル10個だけください。」


「少々お待ちください、ご注文の品でございます。」


「ありがとうございます!」


急いで見えるね。

何も聞くこともできなかった。


その後も客は延々と押し寄せる。

これに合わせて次第に接客の要領が増え、そのおかげで簡単にお話ができるほどの余裕は持てるようになった。


「最近、近所の雰囲気がおかしいでしょう?」


「こんな高級物をお使いになるとは実力がすごいでしょうね?」


「こんなにたくさん買ってくださるって。もしかして、同僚の分も買うんですか?」


「いい武器ですね。この辺りでは見られないような武器です。」


お客さんの立場で俺の質問は簡単な接客コメントだが、彼らの答えは俺にとって貴重な情報になってくれている。

何よりもエルドリームの首都グリエルに関する情報を聞くことが特に役に立つ。


「ありがとうございました!」


「ハインツって言ったけ…?

君、どこかでこんな仕事をしたことあった?」


「魔法使いとして知っている通りにやればいいんじゃないですか。

接客は初めてですけどまぁまぁ…」


話が終わる前に甲高い音が響いた。

マナオイルを入れた瓶が割れる音だ。


「ああ、話の意味を理解できねのかよ?

やっぱり人間が経営するお店のレベルってことか?

それとも豚のように泣けば話が通じるのか?」


ついに現れたんだね。

強硬派のエルフ。


「当店のマナオイルは明らかな純正品で効果も優秀です。

今クレームをつけた人があなただけだというのがその証明です。」


相手の店員も強く出る。

雰囲気が険しくなる。


「人間なんかが…!言葉に気をつけろ。

何よりってさ、このさびが見えねんのかよ?

この店で買ったマナオイルを使ったらこのありさまだ!」


「では武器をかしてください。私たちが消してみますので。」


さびついた魔法の杖を突き出すエルフ。

店員がマナオイルで杖をこする。

しかし、さびが落ちる気配がない。


「これは一体…」


「大口をたたいてこんなざまか?やっぱりバカだな。

どうやって賠償するつもりだ?」


侮辱的な言葉を吐くエルフ。

同じ種族のエルフの店員が止めようとしても止まらない。


…なるほど、こんな感じか。

強硬派がどんな感じかよく分かった。

じゃあ、罰を与えよう。


「私が見てもよいでしょうか?」


魔法の杖を持つ。

ふーん、やっぱり。


そのままつえを地面に叩き壊す。

突然の行動に驚いた人々が再び驚く。

こわれた杖からさびが消えた。


「さあ、さびは落としました。」


「この狂った奴!これは何の仕業だ?」


「さびを消せと言われて、そうしただけですが。」


「さびを消せって言って、だれがつえを壊せと言ったんだ?!」


「仕方がなかったんです。幻影で作られたサビは、これしか方法がありません。」


幻影という言葉が聞こえるやいなや、店員たちの雰囲気はさっきより険悪になる。

逆にエルフは当惑した様子がありありと見えた。


「かなり精巧な幻影ですが、直接に手が触ると幻影の魔力が感じられます。

ところで本当に悪質ないたずらですね。手口も巧妙です。

商店の近くで即席で修繕する人たちがいるので、魔力感知が紛らわしいことを知ってわざとこんなことをするなんて。」


「このやろ、どうやってそれを…」


「お前がそんなこと言う立場かよ、この間抜けめ。

周りから見回したらどう?」


いつのまにか店員たちがエルフを取り囲んだ。

一様に憤怒に満ちている。


「ついてこい、このペテン師め!」


エルフは抵抗しようとするがあっという間に制圧された。

まあ、店員たちもみんな魔法に一見識のある魔法使いだから。

俺も魔力を引き上げようとした姿勢を解く。


やっぱりさっきの幻影をかけたのはこいつではない。

本人が噴き出す魔力があまりにも弱い。

たかがC級の末端魔法使いくらいの魔力だから。

先ほどの幻影は、作るにはA級くらいでなければ作れないような幻影だった。


…だいたい分かった。

後で面倒なことになりそうだ。



さっきのエルフは激しく殴られて追い出された。

すぐにある場所を向く。


「いったい、なんというざまだ!?!」


「何奴が幻を見抜いてしまって…」


「バカな!そこにはそれほどの魔法使いはいないはずだ?!」


「見破ったやつは見たことのない、見慣れない顔でした。」


「見破ったのは人間か…?」


「…はい。」


「生意気な!全員集合させろ!今日ノリスの商会をぶっ壊してやる!」

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