表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 四章『冒険者はいつも面倒の連続』
68/90

4-11 精算


討伐を終えて所在もすべて収集した。

帰ってるところなんだけど…


「寂しい…」


そばに誰もいなく、一人で歩いている。

ルメナとオフィーリアは他のパーティーに囲まれている。


討伐の指揮でルメナにもパーティーの誘いが殺到している。

もちろん、オフィーリアも相変わらずだ。


「二人で一緒に入って来ない?」

「俺たちは2人のうちの1人でもいいから頼むよ!」

「僕の彼女になってくれ!」


変な誘いも混じっている...

っていうか、こういう時じゃないのに。


「あのう、すみませんが…」


「あんたはちょっと抜けてろ!」


近寄って行ったら、俺を押しのけた。

…我慢しよう。

これを見たルメナがオフィーリアの手を引っ張って、俺に近づいてくる。


「なんだ、言いたいことでもある?お前から離れるか心配でもするの?

だから普段よくやれって。」


「そうではなく、もう一度そちらのことも考えなくちゃ。」


「ううん?ああ…」


「多分、今頃は俺たちに対する手がかりはつかめたと思う。」


「それではどうするおつもりですか?」


「旅館で待たないと。」


「そうか、でも私はパス。」


「?」


「あいつらに、今日一番おいしい夕飯をおごる奴のパーティーに入るって噓ついておいたよ。

もう約束をしてしまった。」


「このバカが!それが大事か!?」


「今回はルメナさんが正しいと思いますけど?」


「???!!!オフィリアが…壊れた…??!!」


「なんですか、失礼な言葉。

現在、相手は自由に動けない状況だから、旅館まで探してくるのを待つのは無理かもしれません。

また旅館での戦闘も危険ですしね。


いっそ外を歩き回りながら、引き入れる方がいいと思います。

そうするならルメナさん1人くらいは外を歩き回ってもいいだと思いますが?


一理ある話だね。

旅館は、街の中心部にある繁華街の近くにある。

そんな所まで人の目を避けて来ることは難しいだろう。


「それでは私も一緒に食べてきます。」


「え?君はなんで?」


「それが…」


ルメナの頬をつねる。


「ああっ!なんで私を?!」


「オフィリアがお前をちらりと見るのが全部見えるんだよ!

今度はまた何を言った?!」


「一緒にタダのご飯でも食べようって…」


「反対の頬もつねってやろうか?」


「駆け引きしてみろと言たよ!

あいつらとご飯食べたら、焦って、君のこともっと気にするようになるって!」


オフィーリア側を見ると視線をそらす。

視線をそらすオフィーリア。


「…」


「…ごめんなさい。」


思ったより重症だ。



「なら、お前一人で行って来い。

俺はオフィーリアとデートやるよ。

普段とは違って、お金もぱっぱと使ってみようか。」


「ええええっ??!!」


両者同時に驚く。


「これが…駆け引きの力!?」


「違うんだよ。約束していたE級お祝いのプレゼントさ。」


「私は?私は?

今日のクエストは私のおかげでしょ?」


「君は良心というものを手に入れたら、そのときに賞をあげるよ。」


「せせこましい奴!今日本当にパーティーに出ても恨まないで!」


拗ねたルメナが再び人々のもとへ向かう。



---------------------------



インテにーボアの主要素材は革と肉だけど、やっぱり一番価値のあるのは奥歯。

象牙よりも高く扱われる品物だ。

素材を売り払えば、値段でもポイントでも相当だ。


「成体1匹に子4匹確認しました。」


「一匹逃したのが残念だね。」

「そうね。あんな奴がどうしてあんなにいい女達と一緒に通ってるんだ…」

「静かに。いたずらに刺激するな。」


さっきわざと実力を隠したのが毒だったか。

俺が捕まえたやつは気絶し,親を捕るため混乱している間に逃げた。

そのまま狩りをしたほうがよかったかも。


「すると金額は親が147万リデム、子が1頭あたり9万4千リデムになります。

分配の話を終えて、もしポイントがほしい方々は話してください。」


「じゃあ貢献度によって分けることにしよう。」


すでにこの話はギルドに来る前に打ち切りだったので、分配はすぐだ。

ルメナは全体の12%

オフィーリアは7%

俺は…


「お前は一体何をしたんだ。」

「余計なことばかりしやがって。」


俺がもらったのは全体の1%。

しかし、別に不満はない。

俺が受けたクエストでもなかったし、だから欲もない。


「ふふん、私の勝ち。」


「本当に疲れないね、その性格は」


「今日のクエストで私が得たのが800ポイントだから…ちくしょう!」


「1000にちょっと足りないですね。」


「オフィリア、お前は?」


「私も少し足りないです。」


「そしたら俺の素材を持って行け。それなら1000になるかな?

うーん、そうしてもちょっとたりないな。」


「クリスさんは?」


「俺はゆっくりやると言ったじゃない。

そして一人ぐらいはまずD級になるのがクエストの受注にも役に立つだろう。」


「やっぱり頭がよく回るんだから、お前は。」


「そんなに嬉しいかよ、ルメナ。」


たった二日で1000ポイントに前へ一歩のオフィーリアとルメナ。

多分、次に何のクエストでもやれば1000点を満たすだろう。


「じゃ、すぐ明日、昇級をために…」


「そんなことしたら、俺が全力で邪魔してやる!」


「ちぇっ、わかる。あいつを捕まえるのが先でしょ?」


これからはどうしようか。

予定通りにルメナと別れて行動すればいいか。

人もいるから、大して心配はいらないだろう。


「共鳴石は取りそらえた?」


「そうだよ、もしかして二人の熱い夜を邪魔することになっても怒らないで。」


「それでは取りあえずばらばらになろう。

事が起これば、ひとまず連絡から。」


ルメナと別れる。

大丈夫…だよな…?


「ああやって一人にしておいてもいいですか?」


「心配ならデートはこれで済まそうか?」


「…」


「冗談、冗談!一体その瞳の形を変える技術はどこで習ったんだ?!

先ほどは毒蛇のような目だったぞ?!


ルメナが一人になったら危ないと思う?

他の意味で危険だよな。」


「そうですね。お酒がお好きですから、特に怒ったりすることは…」


「飲みすぎさえしなければ。

まあ、信じてあげよう。

それよりどこか行きたいところでもある?」


「デートの基本がないですね。初デートからこうなんですか?」


「じゃ、君の好きな茶葉でも買いに行こうか?

昨日いい店を見つけたんだ。」


「いいですね、行きましょうか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ