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ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 四章『冒険者はいつも面倒の連続』
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4-7 優勝者


テラが近づいてくる。

これにタリアも緊張しているようだ。

そしてモルトが再び立ち上がりながら言う。


「あいつ、怪物だ…

一緒に挟み撃ちしない以上勝てない。」


圧迫感を噴き出しながら近づいてくるテラを見ながらタリアが口を開く。

「私も讓ってるから、君も休戦してあいつから処理しようよ。

君も優勝はしたいんじゃないの?」


オフィーリアの答えだけが残った。

オフィーリアの答えは…


「…個人戦なのに、チームを組んではいけないんじゃないですか?」


オフィーリアはルールを心配して言ったのだろうが、チームを結べば反則というルールはないため、両者にはこのように聞こえる。

「お前らの助けなんて要らない」と。


「あいつを処理すればお前の番だ!射手、ひとまずテラから始末しようよ。」


「よし、よろしく頼む。」


「ふん、1人がいないだけ頑張ってみろ。 」


「私はどうすればいいのでしょうか…」


そして3人がぶつかる。

すぐ牽制を始める2人の攻撃の前に、一旦足を止めるテラ。


「決勝に勝ち進んだ水準にはなるな。」


魔法弾と矢を交互に放ち、時間を与えない。

威力もそこそこだ。


「でもさっき言っただろ?面倒だと。」


魔法弾を避けてまっすぐ飛びかかるテラ。

直ちにモルトに飛びかかる。


「さっきの衝撃でもう限界が近いだろう。無理するな。」


「ちくしょう!俺は気にしないで一緒にぶっ飛ばせ!」


「あなた、気に入ったわ。

この仕事が終わったら私のファンクラブに入ってもいいよ。」


タリアが魔力を集める。

モルトもそれなりに弓ごと振り回しながら抵抗している。

だが、もう一度倹集による打撃でひざまずいてしまう。

しかし、時間は確実に稼いだ。


メガフレーム(大火炎)


さっき見せた火炎球より3倍も大きい火炎球が2人に向かって発射される。


「ふん···」


火炎球を見ながら笑いこけるテラ。

今日初めて剣を取り出す。


「このくらいで…」


そして火炎球に向かって剣を突く。

「俺を倒すんだと?!」


一気に火炎がちらばれた。

驚いているタリアに駆けつけるテラ。


再び魔法をキャスティングする瞬間さえなかった。

そのまま首の後ろを殴られて気絶するタリア。

タリアを競技場の外に落とす。


「…ほおぉ、起き上がるなんて。

根性一つは褒められるもんだな。」


モルトが立ち上がって弓を構えている。

何も言わずにすぐ弓を射るモルト。

正確に船の中央を向いている。


確かに命中すべきだった矢だ.

しかし、矢は真っ二つに割れている。

正確に前に伸びた刀身によって


「でも力が足りない。矢の速度が遅い。」


矢を繰り出すモルトに向かって速く走るテラ。

そのままスピードを生かしてモルトを蹴り、モルトが競技場の外に押し出される。


「弱い。こんな奴らの何のためにあいつは…」


そしてついに残っている一人。

オフィーリアを見る。


オフィーリアはただじっと観戦していた。

多分それなりに考えたんだろう。

テラがオフィーリアに近づく。


「3人でかかれば1割でも勝算があったのに。機会を捨てたな。」


「その代わり考える時間を得たんです。」


「女を殴るのは好みじゃない。自ら降りる機会を与えよう。」


「申し訳ありませんが、私もぜひほしい賞がかかっているので、優勝しなければならないんです。

あなたが降りてくださればありがたいですが。」


その言葉にテラは笑う。

そして、競技場の中央に立つ。

「度胸のある女だ。よし、勝手に一度攻撃してみろ。

3番まで何もしないでここに立っててあげるから。」



そしてオフィーリアが動く。

テラに向かってつえを向ける。

そして、1回戦のような衝撃波を放つ。


「一度。」

テラは動かない。


もう一度杖をねらう。

風の魔法がテラに向かう。


「二度。」

テラは動かない。


「最後のチャンスだ。慎重に考えろ。」

しかしためらうことなくオフィーリアは杖をねらう。

そして。


クァーン!


強烈な爆音を伴った衝撃波がテラを襲う。

その威力はすぐに現われた。

テラが場外を一歩残したところまで押し出された。


テラが初めて驚いた表情をする。

逆にオフィーリアは、何かを知っていたかのようにうなずく。


「あの方、思ったより強くて力をどうコントロールすべきか悩みましたが、この程度なら十分ですね。」


ちゃんと覚えていだ。

確かにテラは強い姿を見せてくれた。

E級昇級試験で。


そしてオフィーリアはZ級の勇士。

相手になれない。

いらいらする理由がない。

前の試合と同じようにやればいい。

オフィーリアがテラに向かって言う。


「3度のチャンスは終わったんですね。一手、お願いします。」


テラは剣を取り出す。

そうしなければならない相手だとすぐに気づいた。


「今の機会に私を終わらせるべきだった。もう本当に機会はない。」


テラが飛びつく。

初めて刃先を向ける攻撃だ。


しかし、攻撃は魔法の防壁に阻まれる。

それとともに魔法の防壁は破られる。


オフィーリアが直ちに風の魔法を始める。

テラが押し出されるのを地面に剣を打ち付けて踏ん張る。

徹底して場外だけを狙うのか。

衝撃波魔法に風魔法。

場外ルールなら、最も良い選択肢と言える。


「これだけの実力なら少し実力を出してみようか。」


無詠唱のスキルの剣撃を飛ばすテラ。

これを阻止するオフィーリアだが、少し後に回される。

いい演技力だ。


すきを与えないために飛びかかる。

剣術で攻めるつもりなのか、連撃がオフィリアを狙う。

継続して間隔を保ちながら防御するオフィーリア。

このため、テラの方も次第に速度を上げている。


「あの人、本当にF級なの?」

「たぶんC級の実力はあるんじゃないかな。」

「オフィリアという子もすごいね。」


観衆が動揺している。

それもそのはず、彼らが見に来たのはF級たちの戦いだ。

このレベルの試合は全く予想できなかった。


しかし、良い流れではない。

観客がオフィーリアの実力に気付くほど面倒になる。


「まあ、そろそろ終わるころではあるな。」


オフィーリアが動く。

最初の手は再び衝撃波を使ってテラを押し出し、すぐにもう一度風の魔法を使う。


「できるのはこの二つしかねのか!」


適応したかのようにオフィーリアに切り込む。


「これで終わりだ!」


シーバー·ウェイルド(凝爪斬)


斬り方のスキル。

そのままオフィーリアに向かう。


これに対するオフィーリアの2番目の数は煙幕。

魔法で作った煙幕が周りに立ち上る。

彼と一緒に最後に他の魔法を一緒に詠唱する。


ソイルズ·モーラー(大地の牙)


競技場の床が割れ、土が爆発するように盛り上がる。

それから完璧にオフィーリアを選り分け、これにスキルは塞がれた。

しかし、土の爆発はテラに向かっている。


「?!」


テラは慌てたように避けようとしたが、その瞬間扇形に広がる爆発の範囲。

逃げ場を完全に失った。


そして、土の爆発がテラの足元で起きる。

彼と一緒にすっかり宙に浮いてしまったテラ。

このままでは場外確定だ。



みんなが終わりだと思ったはずだ。

テラマンを除いて。


地面に落ちる直前に地面にスキルを使う。

そして、その力の反動を使って競技場の端に戻ってきた。

スキルの反動で剣まで折れてしまった。


本当に何してるやつだ。


観衆の歓声が沸き起こる。

さっきはすごすぎて言葉を失ったとしたら、今度はすごすぎて歓声を上げている。

オピリアが無表情に再び競技場に入ってきたテラを見る。


「それを乗り切ったのは私としても意外ですね。

ところで剣もなしで戦うつもりですか?」


「景気はまだだ!」


無謀にも再びオフィーリアに飛びかかる。

そして俺さえ予想できなかったことが起こった。



オフィーリアが押されて場外に落ちる。



観衆が再び静かになる。

そして、続く勝利宣言。


「優勝者はテラ・クロム!」


再び歓声に変わった。

もちろん、俺はパニックに陥っている。

どうして…


まず、オフィーリアにすぐ会うことはできない。

2位にも受賞があると言ったから。

オフィーリアはまた立ち上がって、自分を励ましてくれる観衆に挨拶している。


どうしてわざわざ落ちたんだろう…?

テラの実力では絶対オフィーリアを落とすことができない。

単純に油断や最強の必殺技などで埋められる力の差ではない。

何よりも防御魔法なら俺より一枚上手であり、この世界最強と呼んでも足りないことはない。


このような世界最強の防御がこのような試合で破られるはずがない。

今のは明らかにオフィーリアは自分の意志で場外に落ちたのだ。


授賞式は迅速に行われる。

観衆が祝ってくれるが、オフィリアを除いた全員が悔しげな表情をしている。

テラさえも。


勝ったという気持ちではないだろう。

最後に勝った理由に気づいたかは分からないが、それ以前の試合内容でも優勢とは言えなかったから。


「テラさん、優勝の感想を。」


「……話すことはない。もう行ってもいいのか。」


「えっ…?でも優勝者なのに…」


「大丈夫か?」


「とりあえずブローチに優勝賞品のポイントは支給したので、手続きは終わったんですが…」


「じゃあ行ってみる。お疲れ様だった。」


それから、後ろも振り向かず競技場を離れる。

優勝者が去ると、授賞式も熱気がすぐ冷めてしまう。


「それでは、これでE級昇級試験を終わります!」

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