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ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 四章『冒険者はいつも面倒の連続』
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4-3 初の狩り

「どうして!」

朝からオフィーリアの絶叫が轟く。


「なんで自分の部屋でねなかったんですか!?」


「いや…君が眠ったから。」


「一緒に寝ればいいじゃないですか!」


「そんなことしないんだっていっただろ?!」


「それはそれで、ただ一緒に寝るくらいならいいじゃないですか!?」


「お前の言葉と行動では、絶対寝てばかりいなさそうだぞ?」


結局今日もけたたましく一日が始まった。

朝になったが旅館をすぐには出ない。

今日は装備をしばらく点検してから出発するつもりだ。


「今日からはモンスターたちもちゃんと狩ってみるつもりなの?」


「いつまでもE級でいるわけにはいかないから。ゆっくりのせておかないと。

そして今はお金が溢れてるけどいつ使うか分からないから機会がある時たくさん稼いでおかないとね。」


今持っている3人の装備はそれぞれこうだ。


クリス·レヴァント


スペネルグローブ 過去使っていた杖に刺さった魔法石を抜いてグローブにし、使用中の魔力を安定的に集める 今まで魔石で強化し続けた -ユニーク

クロトンローブ-永久的防御バスがかかっているローブで魔法学校の首席卒業により受賞した賞-ユニーク

栄光の光-持つ者に人生に最高の幸運をもたらすという伝説を持つネックレスであり家の家宝-等級不明


ルメナ·エルナス


トベンテロブ – リーチになる以前から使用し続けたローブで、クロトロブが防御重点であればこちらは回復に重点を置く、体力と魔力回復に役立つ – エピック

虹色の黎明珠の指輪-7個の装飾空間がある指輪で、差し込む装飾の属性によってその属性を増幅させるという指輪-エピック


オフィーリア·ネビュラ


セルメリスロッド-最大出力の限界値を高める能力を持つロッドの母譲り-エピック

聖職者衣装改造-聖職者履修の服に直接カスタムとバフをかけた服-スペシャル



「‥‥これらを売ってしまうのが一番お金になるんじゃない?」


「それくらいのお金を持った人を探すのも問題だ。」




すべての準備を終えて村を出る。

次の都市に向かう。


「E級からはモンスターを捕まえてネタを渡せば昇級かな?易しいね。」


「うーん、半分当たって、半分違うよ。」


「また何がそんなに複雑なんだ?」


ルメナにも冒険者の昇給について、正確に教えてやる必要がある。

マエスでは正確な説明はできなかったから。


「冒険者はポイント制で運営される。

クエストをするとか魔物の素材を渡すとかその他のギルドで認める社会への貢献をするとか。」


「それはわたしも説明聞いたよ。」


「私の場合は魔物の素材より、クエストや社会貢献でポイントをたくさん上げました。

別にどんな方法に偏重されるのは気にされなくてもいいです。」


「基本的にE級クエスト一度が20ポイントくらい得ることになる。

もちろん難易度によって少しずつ違うが。

そしてE級水準に推奨されるモンスターの魔石が1ポイント。

スライムとかゴブリンとか。


素材はそれらの希少度によって違ってポイントが測定される。

俺たちが得たアイアンリザードを売らずに渡したら1000ポイントは得たはずだよ。

そしてポイントは冒険者ブローチがあるよね?そこに魔力で入力するのさ。」


「ポイントをためるほど中央の玉の色が鮮明になります。」


それとともに、自分のブローチを見せてくれるオフィーリア。

Z級のブローチは鮮やかな紫色をしている。



「それでE級からD級になるための昇級ポイントは?」


「順序通りに全部言ってあげる。

D1000→C5000→B25000→A100000→S300000

Zは一応別のことだから後で話そう。


そしてこうしてポイントを得たからといってすぐ昇級ができるわけではない。

ポイントを満たせば昇給クエストを受ける権利が与えられるよ。」


「ケッ…また面倒くさそうな名前が飛び出した。」


「アハハ···でもこうしないと実力者に対する弁別力がないですから。」


「昇級クエストはギルドで指定してくれる昇級しようとする等級のクエストを完了すると、ついに昇給が完了するのだ。

俺たちがマエスで行った麻薬調査もある意味昇給クエストと見るのが正しいだろう。」


説明はこのくらいでいいかな。

そして一番重要な話をルメナにしてやる。


「お前の性格なら必ずそうしそうだから言っておくけど、お願いだから適当にポイント上げて。」


「……どういうこと?」


一瞬にして当惑して口笛を吹くルメナ。

まる見えだぞ、こら。


「A級やS級モンスターをいっぱい狩って、あっという間に昇級しようという考えだったよな?」


「それの何が悪いんだ?!」


「悪いんじゃなくて、認めてもらえないんです。」


オフィーリアがルメナをあやす。

そして俺が説明を続ける。


「前にF級のことを説明する時に話してくれたよね?

どんなにポイントの高いクエストや品物を持ってきても認められないということ。

E級が突然A級のワイバーンの羽を持ってきて、自分がワイバーンを殺したと言ったら信じてくれる人がいるだろうか?


何よりもまだ俺は世の中に私が生きて帰ってきたことをばれたくない。

ところが数日もしないうちにA級やS級になったE級がいれば当然注目されるでしょ。」


「ううう…いくら聞いても私がE級だというのは自尊心が許さない。」


「それならひとまずDから早く達成しましょう。

D等級に早く昇級したからといって、全世界が注目するわけではないんですから。」


こう説明しているうちにもう午後になった。



「今日の昼食は抜きで早く都会に行こう。

町で買った地図を見ると、せっせと歩けば今日中に着くだろう。」


この言葉に、世の中が崩れたような表情をするルメナ。


「お前がどうなろうと食べたいなら食べるけど、それだけD級になるのは遅くなるよ。

お前が決めろ、『E級』 ルメナさん。」


「くぅ…」


よほどE級という身分が気に食わないようだ。

あのルメナがご飯抜きで、あんなに歩くなんて。


「…クリスさん?」


「わかる。」


気配が感じられる。

人のものではない。

いよいよモンスターとの遭遇か。


そちらに行くと、何十のゴブリンたちが集まっている。

何かを狩ったのか血がにじんでいる。


「人の血…じゃないですよね?」


「獣の血だろう。

血がまだ乾いてもいないじゃないか。

ちょっと前に何かを殺したのに、その程度の距離なら俺たちが気づいたはずだ。」


「そんなのは構わないから、ゴブリンもポイントになるんだよね?

冒険者としての初開示はゴブリンか。ちょっと気合が抜けるね。」


「手伝ってあげようか?」


「冗談言うな。ただのゴブリンを相手に。」


ルメナがゴブリンに向かって歩き出す。

そのままゴブリンたちに近づく。

ゴブリンたちも俺たちに気づき、すぐに攻撃的な姿勢を取る。

ためらわずにルメナに向かって矢を放つ。

しかし、ルメナに触れる前に矢は地に落ちた。


普通、知能があるなら、今の現象で何かを感じて迷ったり、逃げたりしただろう。

しかし、かわいそうなゴブリンたちには、その程度の知能がない。

弓が通らないと、すぐに近接戦を試みる。

でも、当然のことながらルメナには通じるはずがない。

届かないまま、全部弾き飛ばされていくだけだ。


「うーん、何か魔王だった頃を思い出す。

あいつらは元気かな?


はあ、急に気持ちが複雑になった。

…まぁ、多くのポイントにはならないそうだし、こいつらは許し…」


ルメナの言葉が止まった。

ルメナの視線についていくと…



あるゴブリンがズボンのように羽織っていた布を脱いで、股間をルメナに向けて…



仲間たちの攻撃に反撃もできず、なすすべもなくやられていると思ったのか。

だから、普段の本能通りにしようとしてるので。

それにしても、特にルメナにはこういうことがよくあるようなんだ。


俺の隣にいたオピリアは恥ずかしそうに,顔を両手で隠したままうつむいた。

そして、ルメナもうつむいたまま震えている。


「…人がせっかく感傷に浸って、好意を持とうとしたのに…!」


同時に、ルメナに向かった棒が切られた。

血と切れた、あ…それ…と過悲鳴共に散り散りになる。

何で俺の股間も痛むんだろう…


「そんなに女が欲しいなら地獄で探してみなさい!」


そして全てのゴブリンたちが燃える。

悪友と付き合った罪にしては高いな。


ルメナの真心が込められた火炎をゴブリンたちがどうすることもできない。

10秒もかからないうちに、すべてのゴブリンが炭に変わった。



「ゴブリンのポイントになるものが魔石以外にもある?」


「歯や爪くらいだろうが、それらも状態がよくないと。

こいつらではダメだと思うよ?」


「ちぇっ…早く磨石でも取り出そう。」


モンスターの魔石は、命が尽きるとしばらく光を放つので、見つけるのは難しくない。


「商品価値がないほど小さいものと、火力調節の失敗で壊れたものを除くと、計6個か。」


「それは…」


「あと994ポイント貯めればいいってことだな。」


そしてこの言葉が今まで我慢していたルメナの忍耐に、限界をもたらした。


「…ワープ」


あっという間にはるかにワープしてしまうルメナ。

何と叫んでいるのか聞こえない距離まで遠くなった。


「こうなった以上は早く都会に行ってクエストをいっぱいもらって、一発で終わらせてやるぞ!

お前たちも早くついて来い!」


「人たちにばれたらどうしようとあんなことするんだ、あのアホが!」


「でもルメナさんを捕まえるためには、私たちもワープをするしかないですよね…?」


「早くつかまないと!ワープがばれたら確かにうわさが立つしかないんだよ!」


今までセフィエルでもワープをかなり使ってきたが、必要な時ややむを得ない状況だからこそ使っていたのだ。

時空間魔法を使うというのは実力者という証明も同然。

一般の人に見つかると頭が痛い。



ルメナを捕まえるのはすぐだった。

ルメナは一度ワープして30秒を待たなければならないが、私はオフィーリアのおかげで15秒間隔でワープできるから。


「俺が得るポイントも君にあげるから、もう落ち着け!」


結局、ここまでしてルメナは落ち着いた。

行く途中にもポイントになるモンスターに2度会った。


一度はビッグマモット。

毛皮が素材として受け入れられるモンスターなのに、また燃やそうとするルメナを辛うじて食い止めた。


2つ目はスライム群体。

俺たちに関心も示さなかったので、粘液だけを採取した。

大きさと努力に比べて磨石採集効率が悪いので、わざと殺すことはなかった。


そんなに時間が経って…

もう日が暮れて月が見え始める。

その時になって、ようやく都市が見えてくる。

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