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ほらふきのイデア  作者: カナマナマ
第 三章 『愛する君だから』
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3-21 平和協定


ゆっくりと、一歩ずつ近づく。

残りの2人は、その場に立っているだけだ。


「今になって逃げるのは無理だってことを分かっているようだな。」

ではおとなしく倒れろ。」


「…」


…空気が変った。

ついに来るんだな。


あの二人がついに恐怖を感じているのが感じられる。

そうだから最強の技術を使おうとするのも。


「これならあの怪物を倒せるよな…」


「どんなに強くてもこの二つを一度に防ぐのできねんだ。」


「怪物だなんて、俺が魔王にでもなる?」


最強の技術か…

俺はこの戦いを圧倒的に虐殺しようと考えていた。

今でも技術が来る前に対処すれば、戦いは終わる。

けどよ…


「最後のあがきをしてみろ。」


ルメナにこんな性格が移ったのは確かだ。

まだ俺が満足するほどの絶望をあげなかった。


じゃあ、俺もそれに合う魔法を使ってやろぜ。

それを使うための魔力は残ったようだな。


俺も防御のための魔法は考えない。

もっと強い攻撃で相手を飲み込むだけ。


魔力を爆発させる。

そして一カ所に集中させる。


レコンキスタ(永抗刀)


ファイナルイ(必殺)ンセルティア(剣舞)


すべてを切り抜ける斬撃と、すべてを切り裂く斬撃。

と信じている攻撃が飛んでくる。


今の攻撃ですでにめちゃくちゃだった岩山が崩れ始めた。

そして2つの攻撃が獲物を狙う猛獣のように押し合いながら俺の目の前に迫ってきた。

詠唱を始める。



ガイアマノ(母神の再建)


二つの斬撃が激突した。



石の破片に。

正確には崩れる岩山の破片を集めて作った巨大な壁。


斬撃は壁を破るために暴れる。

しかし、そうすればするほど、岩山が崩れ、破片ができ、壁は厚くなっていくばかりだ。


カアーン!


斬撃が力を失って散り始める。

そして結局、斬撃は消滅してしまった。

しかし、壁はまだ健在だ。


「その攻撃から傷一つつかなかった…?」


驚いている二人の目の前でさらに大変なことが起こる。

破片の一つが空に浮かび、俺がその上に立つ。

そして俺が空に腕を伸ばすと同時に、壁をなしていた破片が果てしなく空を飛んでいく。

数多くの破片が空を埋め、星の光を遮っている。

やがて壊れた岩山全体は空に浮かんだ。


「それでは今日のショーの最後を飾る流星雨を始めます。

私の実力不足でメテオを使えなかった点はご了承ください。」


そして腕を下げる。


「ショーの観覧中の死については責任を負いません。」


それとともに、破片がものすごいスピードで空から降ってきた。

破片が降り注ぐ場所ごとにクレーターが生まれる。


防げないと思ったのか、二人とも逃げ回る。

だが、これ以上遊ぶつもりはない。


「ではショーの閉幕だ。

さっき言ったとおりフェルナンド、 お前からだ。」


無分別に落ちていた破片が正確にフェルナンドを狙って落ちる。

先に退路の方に落とし、立ち止まった瞬間、フェルナンドに直撃させる。


「…あれを防御しているんだな。」


押そうとしている破片と、押し出そうとしているフェルナンド。

表情には緊張と恐怖が満ちている。


「言っただろ?閉幕だって。」


破片を塞いでいるフェルナンドの上にさらに大きな破片が落ちて…

轟音とともに地面に落ちた破片の下。


血が流れ出る。


「それでは今日の最後の観客の番ですね。」


「はあ…はあ…」


破片を止める。

そして、アルベルトを見下ろしながら言う。


「言いたいことが残っている?」


「…許してくれ…」


「…」


「お願い!これからオフィーリアはもちろん、誰も触らないから!」


「…」


「俺はオフィーリアのお兄さんじゃないか?!

俺が死んだらあの子が悲しむって!」


「そう?でも俺が舞踏会で聞いたとこれでは違ったんだけどさ。」


「…あ?」


「あの子がお前をお兄さんと呼ばず、ゴミと呼んでいたのを聞いた。

オフィーリアがお前はお兄さんではないと言うのに、どう君がお兄さんであることを証明できるんだ?」


「何言ってんだ?! 俺があの子の…」


「妹を売って、自分のことばかり考えるくずはお兄さんと呼ばれない。」


そして破片が再び落下する。


「そしてこんな時まで嘘をつくな。

ここから抜け出せたら必ず復讐するという目だから。」


そして破片がアルベルトを取り囲んで落ちる。

破片を打ち砕こうとアルベルト。

しかし、その前に、頭の上に影ができる。


「終わりだ。」


「ちくしょうぅぅぅぅ!!」


最大の破片はアルベルトに落ちる。

先ほどまでの轟音は全て消えた。


「今日のショーを楽しんでくださってありがとうございます。

それではショーをご覧になったので、観覧料を取るようにしましょうか?」


ハイポーション4つを取り出す。

そして倒れていたやつらを一ヵ所に集める。


「死ぬな、今は。」



---------



オフィーリアとルメナが王を率いてきている。

さっきの『ネルガス』によって森が燃えているのを水魔法で鎮火している。


「ちぇっ、火炎魔法を使うならちょっと後始末を考えろって。」


「勇者パーティーの時の『ネルガス』よりずっと強い威力ですね。」


「1年の間にあいつも成長したことよ。

とりあえず火を消すことに集中しろ。

仕事が終わる前に、追撃が来る可能性があるから。

こんなに火事になったのを見たら当然疑うだろう。」


そして何かが見えている。

ほとんど崩れて石柱と呼ばれるのが正しい岩山。


「その山を崩したのかよ…

一体、どれだけ暴れたんだ…」


「あそこが約束の場所ですか?」


俺もルメナとオフィーリアを発見する。

いよいよ来たな。


「来たな。 王は連れてきた?」


「ほら。じいじのくせに、どうしてこんなに重いんだ。

肩が抜けるかと思った。」


「ご苦労さま。」


「あの,クリスさん…」


何かを言おうとするオフィーリアの唇に指を持っていく。

「まだだよ。すべてが終わった後で話そう。」


そして王を受けて、戦った場所に向かう。




「ここは…?」


石に座らせた王が目を覚ます。

体を動かしてみるが、下半身が全く言うことをきかない。


「目を覚ましたな、王様。」


「ここはどこだ…?お前はまた誰だ?」


「一応これらを見てもらおうか。」


俺が見せてくれたのは俺を追って来た4人。

王の息が止まる。


「何という···」


「心配しないで。まだ死ななかった。

さすが、アルデンが自慢する聖騎士たちだ。

全ての一撃を全部殺すつもりでやったのに、こんなにゴキブリみたいに生きているなんて。」


そして、その4人に近づく。


「じゃあ、よく見ろよ。」


アーベルの脚が切られる。

腕と共に血が飛び散る。


「クアアッ!」


激痛のあまり、気絶から目覚め、泣き叫ぶアベル。

そして、その傷を火で燃やして止血させる。

そして激痛の中で、また気絶してしまう。


切断傷に火傷まで。

これを治療するには、並大抵の回復魔法では足りない。

おそらく、アルデンの中でもこの程度の傷を完璧に治療できるのはオフィーリアだけ。


その次はセルジオの左足。

次はアルベルトの左腕。

次は…


「やめろ!何を望んでるんだ?!

欲しいものは何でもあげるから!」


…お父さんってことか。

こんな腐る奴も心配してくれる人がいることはいるね。

けど…


「すまないけど、欲しいのがこいつの腕なんだ。

他のものは要らない。」


そしてフェルナンドの右腕が切り取られる。

泣き叫ぶ王の前に切り落とされた四肢を投げる。

そして指を弾きたら、切られた四肢は灰になった。


「じゃ、これから交渉をしてみようか。

息子が片腕になっただけでは足りないなら、俺の話は聞かなくてもいい。」


俺の脅迫に王が俺の方を見る。

恨みに満ちた目だが、どうしてもこれを口に出すことはできない。


「…」


「よし、それではひとまずこの紙に判子を押してもらえるかな。」


おれが王に投げたのは紙の束と王の玉璽と筆記具。

ルメナが忘れずに盗んできてくれた。

筆記具を持つ王に言う。


「さあ、これから俺の言うとおりに紙に書いて。

今、この時間付きで、すべての戦争を厳禁する。

もし終戦を受け入れない国があれば、降伏する。

また、その後、先に侵略されない限り、絶対に先に挑発と攻撃を禁止する。」


「何たと?!」


王の反問と同時にもう一度血が飛び散った。

再び王の目の前に四肢が積もり、積もっていた灰はさらに多くなった。


「口答えは聞かないぞ。

そして、まだ手足が2本ずつ残っているんだ。」


葛藤はそれほど長くはかからなかった。

手を震わせながら文書を書き下ろす王。


「さあ、判子さえ押せばいい。」

ひどく葛藤しているようだが、結局、印鑑を押した。


「これで満足したのか?じゃあ、息子を…」


「もう一つあるぞ?」


「くうっ…」


「オフィーリアについての発表さ、失踪にしてくれ。」


「....」


「王と王子、政府要人を殺害しようとした悪漢を追って捕まえるため国を去った。

しかし、そのスピードに追いつけず、行動を逃してしまった。これでいいよな?

情報操作、頑張ってみろ。」


「…」


「ネビュラ家にも手を出すな。

もしアルデンに戻って、約束を守らなかったら…」


収納魔法を使って小さな宝石のネックレスを取り出す。


「6カ国との戦争が待ってるから。

勝つ自信があるなら、やってもいいぞ。

国庫を奪われ、重要な戦力が4人も抜けても勝つ自信があれば。

もしかすると俺がこの国を侵略する司令官になるかも?」


王が怒りをあらわにするので、またおどすような姿勢をとる。

王が悔しさにかんだ唇から血が流れる。


「これからあんたを帰してやるよ。

この文書を戦場に送るのを俺が見てから、こいつらを連れて行くようにしろ。

もう一度言っておくけど、兵士たちを引っ張ってくる気は捨てる方がいい。

そんなことまでしたら、戦争だけでなく、こいつらの息の根を止めてやるから。

じゃあ、帰ってみようか。」


素早くワープを使ってシュベルテナに戻る。

王宮の近くまで来て足を止める。


「待ってろ。」


歓迎魔法で顔はもちろん服まで変える。

誰が見ても王の護衛兵に見えるように。


「さあ、また行こうか。」


王宮の中に入る。

まもなく城を捜索していた兵士たちが俺たちを発見する。


「陛下!ご無事ですか?」


ためらう王の腰を突く。


「心配するな、ご無事だから。

それより今すぐこの文書を戦場すべてに送るようにしろ。

また西の方に行くと石山があるようだ?そこにも人々を行かせるように。」


「そこにはどうして?」


「早く!」


王の命令に護衛が動き、その他の人々が退くようにする。

周囲に気配がないのを確認し、王に最後の一言を残す。


「契約は必ず守ってくれ。あんたのために言うことだ。」


そして城の外にワープし、幻影魔法を解除する。

残ったのは…

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