再開した2人は結ばれる
俺がもといた町と似たゴーストタウンの戦場から俺のもといた世界の高校があった町へ香織と一緒に向かっている。
「へぇ、やっぱりいつみてもすげぇな、此処」
と呟く
「何を今更と言いたいところだけど、やっぱりこの元々の日本の地域の中でも相当多いからね。」
「まあ、そうだよな、此処が出来た時、俺本当にこれって学生がしたの?って思ったもん。」
「まあ、実際のところは大学院を出て用務員をやってる20歳すぎの人達が作ったんだもんね。何年もかけてやっと」
「まあな、何年か前まで俺達の学校本当に小さかった。それが此処まで土地を広くして人も集まってきた。」
香織が振り返り、俺に言う
「さて、さっさと報告を済ましてランチでもしましょうか。」
「おお、そうだな。」と生徒会室のある本校舎に向かう、俺と香織の2人
「しかし、最近ああ言った感じの襲撃が続いてるわね。」
「おお、確かにな何度か報告書で来てたな。」
「ええ、私もそれは聞いていたわ。」
と2人で話していると生徒会室の扉の前に到着した。
「失礼します。」と香織が扉を叩く。
『入りたまえ。』
「失礼します。」
「邪魔するぜ。」
生徒会室に入るとちょうど役員が出払ってあるのか生徒会長の紫がいた。
「おかえり誠、香織もご苦労様、今日は報告だけでいいわよ。」
「はい!・・・・・・」と今回の戦闘の内容を話していく。
「やっぱり、此処最近は多いわね。」そして俺も戦闘中に気になったことを言う。
「なあ、俺にはあれが正規軍の行動とは思えねんだ。やつらの装備、どれもバラバラだった。ふつうの歩兵の集団にしてはだがな。まあ、このご時世だ装備バラバラなんてのも珍しくはないが少なくと正規軍のやつらは服装は統一させている。」
「うん、確かにこれは正規軍の、いやふつうの学校がすることとは考えにくいわね。」
「そうですね、これはあきらかにテロと見ていいと思います。」と3人で議論する。
しばらくして
「まあ、こんなところで話していても解決できる話でもないし、今日のところはとりあえず解散よ。それと誠は少し残ってちょうだい。」
「げっ!、マジかよ。」
「まあ、頑張りなさい。誠、それじゃまた明日。」香織は部屋から出て行く。
「で、話って」
「誠、元の世界のこと覚えてる。」
と俺は驚きを隠せなかった。
「なっ!、てことは紫、おまえも俺と同じ世界きら来たのか。」
「そうね、この世界に来たのは1週間前くらいだけど、この世界に来たのは貴女が死んでから3ヶ月後くらいね。」
「ちょっ!、なんで俺が死んだ3ヶ月後にお前が死んだんだよ。」
「やっ、なんと言うか、ストーカーなのよね、あんたがいた時はそんなのは出てこなかったんだけど、あんたがいなくなってから何故か視線が増え始めてわたしが死んだ日、辛抱がたまらなくなったストーカーの1人から追いかけられててその時に車にはねられちゃって、それでなんだけど。この世界の私、とっても積極的でね、日記がつけてあったの○月✖️日、今日は思いきって誠にプロポーズをして見た、誠は恥ずかしがりながらも承諾してくれたって書いてあってそれから私がこの世界に来た時の前日の日記に今日は結婚式の日取りを決めて会場を見に行ったって言うのが書いてあったの。」
「それは随分とまあ、積極的で片付けられるのだろうか。それでその結婚式の日にちは?」
「明後日」
「えっ!」
「だから明後日!」
「なんだと!、いきなりすぎるだろう。」
「しょうがないじゃない、キャンセルしようとしたけどできなかったのよ。」
「まあ、しょうがないよな。」
「うん、でもよかった、私もあなたのことは嫌いじゃないし。あなたが死んでから私はあなたのこと好きだったんだって気付いたから!」
「紫!」
「誠!」と始まって3話で早々と結ばれる2人であった。
次回結婚式