プロローグ 学生達が戦争をする世界
この度、小説家になろうに初投稿した。叶晃と申します。新参者ではありますがよろしくお願いします。
無限に可能性の広がるパラレルワールド、この物語はそのパラレルワールドの世界の地球の物語である。
西暦2050年、第三次世界大戦のおり全国家を巻き込んだ熱核戦争により、世界の大半が死滅した世界、国家という基準は1つの学校単位にまで縮んでいた。
そして世界中が核の熱を浴びたことに人の寿命は世界大戦前の100を超える長寿と呼べるほどの寿命は半分以下の40年が平均となり、早いものでは30年もしないうちに死んでしまうものもいる。
人は過ちを繰り返す、愚かな戦争をした大人達が滅んだ後も、人の愚かな側面は変わらず国同士の戦争は学校同士の戦争へとかわった。
学生達は学校同士の合併を続け、幼稚園から大学までの一貫校の体制の学校が増え続け人口は1つの学校に千人以上の生徒がいる学校が殆どだ。だが、それも年々と増え続けている。
そして国民の首相の地位にあるのが生徒会長である
そしてこの物語はこの世界に転生してしまった男、海堂誠を中心に展開されていく。
誠は自分に与えられた委員会の執務室で今日も書類を片付けていた。
「ふぅー、やっと終わったか。」
誠が一通りの書類作業を終えて一息ついていると、執務室の扉は開かれ、そこに1人の少女が大量の書類を運んできた。因みにこの少女名前を丹野由乃のという。
「委員長!、新しい書類をお持ちしました。」
「はぁーっ!、普通にもう下校時間だっつうの!、ていうか、なんだこの量!なんで1日にこんな書類が回ってくるんだ。」
「しょうがないじゃないですか。春の進級式も近いですし、新たに委員会に所属を希望する生徒も多くいるんですから。」
「それで由乃、お前の話から察するにこの追加書類は新たに所属を希望する。進級生のリストと個人データってところか。」
「はい!、実はこの書類は本来明日以降の予定だったんですけど、生徒会長が明後日、各委員長を集めた閣僚会議を行うとのことだったので今日、明日中にこれに目を通しておいてください。」
「わかった。見ておくからお前も今日は帰れ。」
「はい、それじゃっ、お疲れさまでした。」と執務室から出て行った。
「やれやれ、この調子では今日もまた寮には帰れそうにはないか。」
と1人呟くと誠は再び椅子に腰を下ろして、大量に積まれた書類に目を通していくのだった。
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