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超能力を使える女の子が俺を落とそうと必死に動いているけど、一人と付き合った時点で俺の人生が終了な件について。加えて世間は物騒です…… 作者:くろい

四章

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神田京香と海田加奈1

かなりぐちゃっとした文体になっているので割と内容は変更しないですが書き方は直すかも。
 6月11日

 今日、お母さんとお父さんが死んだ。
 収まりそうにないこの気持ちをどこかへ吐き出したい。
 だからこうして日記を書いてみようと思う。
 私はこれからどうなっちゃうんだろうなー。


 6月12日。

 お母さんとお父さんのお葬式が終わった。
 私は親戚のおじさんが引き取ることにきまったらしい。
 正直に言うと、あのおじさんに引き取られるくらいなら施設にでも行きたい。

 6月13日。

 私はおじさんに売られた。
 それは私が超能力者だったからだ。
 超能力者は世間から爪弾きにされているものの、持っている力を悪用しようと組織に売られた。
 正直に言う。
 こわい……。

 6月14日。

 組織からは使えないと判断され私は今まで住んでいた超能力者の情報を集めろと言われた。
 引き取ったは良いものの、私の超能力が使えないのでそうなったらしい。
 だけど、嬉しいことがあった。
 情報を集めるという名目で今まで住んでいた街を離れずに済んだ。


 6月15日。

 私とほぼ同年代で近づきやすそうな人のリストを受け取らされた。
 色仕掛けでも何でも良いから超能力が有用かそうでないか調べて来いと言われたけれども、ずぶの素人な私がそんなことできるわけがなく今住み家になんの成果を持たないで帰ったら夕食がなかった。

 6月16日。
 今日も役立たずな私はご飯を貰えなかった。
 食べられたのは世間を欺くために通う事を許された中学校での給食だけ。
 もう、こんな生活嫌だ……。

 6月19日。

 やっと一人からどういう風に超能力を使ってどこまで有用か、そして便利かどうか聞き出すことに成功した。
 久々の夕食は美味しかった気がする。

 6月20日。

 今日も又一人情報を聞き出せた。
 おかげで今日も夕食を食べられたけど……。

 6月25日。

 もう嫌だ。私が有用な超能力者だと報告した子が誘拐されたらしい。
 絶対に何か裏がある。

 6月26日。

 私が組織に有用な超能力者だと報告したあの子は一体どうなっただろう。
 今日も不安と何も情報を手に入れられなかったせいで私は眠れないだろう。

 6月27日。
 何人かの超能力者について報告したらお小遣いが貰えて夕食も食べさせてくれた。
 成果を出せれば案外ここは悪くない場所なのかもしれない。

 6月28日。

 今日も数人の情報を頑張って手に入れた。
 そのおかげか私の環境は父と母のもとで暮らしていた時とそん色はないと言える。
 でも……。

 6月29日。

 私が調べた超能力者がことごとく誘拐か失踪していく。
 そんな偶然あるんだなと思う。

 6月30日。

 怖い。

 5月1日。

 久々にこのノートが目に入ったので書いてみる。
 約一年ぶりかな?
 もう、こんな生活嫌だ。

 5月2日。

 警察に逃げ込むことすら許されない。
 私はどうすれば良いの?

 5月10日。

 今日のターゲットは三人。
 でも、男の人には気を付けろと何度も釘を刺された。


 日記はまだ続いているようだ……。

「なんだよこれ……」
 気が付けば胸糞が悪い思いをしていた。
 血塗られているせいで、日記から伝わってくる思いは尋常じゃなく重いもので普通に気分が悪い。

「そうね。かなり酷いわ。さてと、ここから京香ちゃんに話して貰いましょうか。さっきから、部屋の前で座り込んで私たちの話を聞いている用でしょうし」
 調先輩がドア付近まで聞こえるような声量で言うと、京香はトボトボとしながら部屋に入ってきた。

「うん、ここからは私が話す。もう知られちゃったし……。あれは私が好木さんの家を訪れようと来た日の事……








「あの、すみません。ここらへんにあるはずの神田さんの家って知ってますか?」
 兄が交通の面で不便だから引っ越した。以前自分も住んでいた兄が引っ越した先の一軒家を中々に見つけることのできなかった神田京香。
 以前住んでいたとはいえ道に迷って途方に暮れていた私は近くに歩いていた話しかけやすそうな同年代の子に道を聞いてみたというわけだ。

「えっと、神田さんの家? あったような気がするような。しないような。ところで、あなたはどうして神田さんの家を探してるの?」
 路上にいた同年代らしき子に兄に会いたくて来たなんて恥ずかしくて言えない京香。自身が若干のブラコン気味だと言うのを理解していた京香は咄嗟に嘘をついた。

「従兄が住んでいる家で届け物を頼まれちゃって……」
 生活費を敢えて渡していないせいでお金を使いすぎて飢え死にしない様にと祖母に持たされた乾麺の詰め合わせセットを見せながら京香は言う。

「ふーん。そうなんですね。ちなみにあなたのお名前は?」

「えっと、神田京香です」

「へー、従兄だもんね。名前が同じなのはあり得るよね。私は海田加奈。この辺に住む中学三年生。京香ちゃんは?」
 超能力者の情報を集めさせられている加奈にとって今現在調べている神田好木という人物の知り合いは良い情報源になると思い。
 積極的に話しかけお近づきになろうとする加奈。

「わ、私も中学三年生です」

「うそ、同い年なんですか? だったら、敬語辞めませんか。せっかく、同い年なんですから」

「そ、そう?」

「そうだよ。京香ちゃん。あ、私の事は気軽に加奈ちゃんって呼んでくださいねー」

「う、うん。加奈ちゃん」
 仲良くなれる手ごたえを感じた加奈は彼女から情報を聞き出すために神田好木の家を知っているのに敢えてこういった。

「そうだ。私も、神田さんの家を探すのを手伝ってあげる」

「え? 良いの?」

「うん、良いよ。さー、いこー」
 強引に手を引き京香を連れ出す加奈。
 彼女は京香を家にたどり着かせる気は無い。
 なぜなら、探す道中で色々と神田好木について話を聞こうと考えているからだ。
 なので、手始めに加奈はこう質問した。

「ねえ、その従兄の方の神田さんとは仲が良いの?」

「う、うん。小さい頃から一緒だったから。でも、引っ越しちゃって……」

「へー、じゃあ仲が良いんだね」

「あの、なんでそんなににっこりとしてるの?」
 急ににっこりとして言ってきた加奈にどこか違和感を覚えた京香はなぜにっこりとしたのか咄嗟に聞き返してしまう。
 紛れもなくにっこりとした理由は情報が聞き出せそうとわかったからで裏があり違和感を感じたのは間違いではない。

「え? だって微笑ましいじゃん。従兄のお兄さんに会いに行くっていうからさ」
 だが、加奈はすでに一年間もの間。
 ここらに住む超能力者の情報を集めまわらされている。
 そうともなればすぐに自身の失態を隠すことを出来るようになっているという感じだ。

「そ、そう言うもの?」

「うん、そう言うものだと思う。ところでさ、どうなのその従兄のお兄さん」

「な、何が?」
 ぐいぐいと来る加奈に若干たじろぎながらも話をする京香。
 苦手ではないが、いまだにうまく距離感を保てないと言ったところだ。

「ほら、顔とかさ。イケメンなの?」

「おにいは……あ」
 従兄な設定なのにおにいと言った時、口を滑らせてしまったと京香は思った。

「へー、おにいって呼んでるんだ。良いね、そう言う関係」
 だがしかし、従兄なのだからそう呼んでいてもおかしくはない。
 なので京香は従妹の設定なまま会話を続ける。

「そう呼んでる。だって、小さいときから親しいから気が付けばそう呼んでた。顔は普通よりも上だとは思う」

「へー、そうなんだ。あ、惜しい。神崎さんだって」
 道を歩いていて、目に入った表札を指さして言う加奈。
 神田家を探しているのだから当然な行為だ。

 しかし、加奈は多くの事を京香から聞き出すためにわざと神田家から遠ざかっているのは秘密である。

「と、ところで。加奈ちゃんはさっきまで何してたの?」
 路上にいた加奈に何をしていたか興味本位で聞いてみる京香。

「散歩だよ。散歩。だって、私の家もこの近くだもん」

「そうなの?」

「それよりも、そのおにいって人ってどいう人なのかもっと詳しく教えてよ。なんか、こうそいう関係って耳にしたらドラマみたいで面白いし」

「面白くないと思うけど……」

「えー、聞かせてよー。ほら、もっと頑張って私も神田家の表札を探しちゃうので」

「そ、それなら良いかな?」

 こんな感じが神田京香と海田加奈の初めての邂逅だ。

 そう、海田加奈と神田京香は偶然親しくなっていく。

 その結果、待ち受けているのは最低な結末が待ち受けていることを二人はまだ知らない。

自分の力量のなさが辛い。
もし良ければですが、書き方についてこうしたほうが良いのでは?とかアドバイスをください。
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