挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
超能力を使える女の子が俺を落とそうと必死に動いているけど、一人と付き合った時点で俺の人生が終了な件について。加えて世間は物騒です…… 作者:くろい

一章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

21/110

唐突なひらめき?(エロ注意)

エロ注意です。
 玄関にあふれかえったゴミを掃除し終えて、調先輩の部屋のリビングに入る。
 リビングはありとあらゆるもので溢れていた。何に使ったのか分からない物や、本、服、DVD、充電器と言ったコード類、その他いろいろが床に溢れていた。
 それを片付け始める。手始めに衣類だけはまとめてしまおうと一か所に集めていたのだが、

「調先輩、どうしてこんな本持ってるんですか?」
 俺の手にはエッチな漫画。服をまとめている時に見つけてしまったのだ。
 そう、女子である調先輩の部屋には似つかない代物があったので質問したというわけである。

「それは生徒会室に届けられた落とし物よ。まあ、持ち主が誰もいなかったので興味本位で貰ってきたの」
 なんというか、恥ずかしがりもせずに言う姿がなんとも言えないな。
 てか、調先輩。この本を読んだのか?

「ええ、その本は読んだわ。中々にエロいと思ったわよ。好木はそう言うので抜くのかしら?」
と言った調先輩となんだかんだでそう言うことに興味がある若田部さんは俺の返事をワクワクと待っていた。
 俺の性事情をそんなに知りたいのか? まあ、どうせ二人の超能力でばれるから正直に言うしかないけど

「まあ、たまに」

「こういう本でも抜くものなのね」

「意外です。マンガで抜く人って少数だと聞いたことがあるんですが、神田君は漫画でも抜くんですか……」
 クソ、なんだこれ?
 普通に恥ずかしいんだけど、なんで俺の性事情を二人に知られなければならないんだよ……。
 てか、聞かれたから二人にも聞いていいよな? じゃなければ恥ずかしいのが俺だけという不公平な結果に終わってしまう。

「そういう二人はするのか?」
 あれ? なんで聞いたんだろ。
 これ以上、恥ずかしいことを知る。それすなわち、人間関係の距離が近くなることだろ? これ以上二人と俺の距離が近くなるのはあまりしたく無かったのにさ。

「私は普通にするわよ。最近はおかずに困ってないもの」

「えっと、私も……」

 そして、素直をに答える二人。
 調先輩おかずとか言わないでくださいよ。どこぞのエロい中学生じゃないんですし。もっと、慎みを持った方が良いと思うんですが、

 頬を赤くして言ってる若田部さんもそうだ。
 言った時点で恥じらいをしたところで遅いからな? 答える時点でお前も慎みがないと言えるからな?

「酷いわね。せっかく、教えてあげたのに」

「さてと、変な方向に脱線しかけてますけど。掃除の続きをしますよ!」
 調先輩の部屋から出てきたエロ漫画のせいで変な方に気を取られたが今日の目的は掃除だ。
 さっさと終わらせてしまいたい。と思って、服を一か所にまとめる作業に戻ろうとしたのだが、

「ん?」
 男物のトランクスが出てきた。
 そして、なぜだかそのトランクスに見覚えがある。

「気の所為よ?」
 俺の手からトランクスが奪われた。
 調先輩はやけに慌てて俺の手から男物のトランクスを奪ったのだ。

「あの、それって」

「防犯用よ」
 とぼける先輩。嫌でも認めない気なのだろう。
 だが、俺ははっきりと物申す権利ははあるはずだ。
 そう、先輩が握っている男物のトランクスは

「それ、俺のですよね?」

「ち、違うわよ」
 その慌てようから、嘘が分かる超能力者でないのに嘘が分かる。
 おそらく、若田部さんと決着をつけたあの時、さらっと盗んだんだろうな……、匂いフェチだし。

「盗むのはダメって教わらなかったんですか?」

「いえ、ちゃんとトランクスの代金は支払ったわ。私があなたの携帯を奪った時、カバンに直接万札を入れたのとは他に財布に千円札を入れたもの」

「とりあえず、返してもらいますね」
 と強引に先輩の手から盗まれたトランクスを奪い返したのだが、よく見るとなんだか、カピカピとまるで何か粘性の高い液体を付けて乾かしたかのような感じになっている。

「あの、これって」
 察しはつくが一応聞いておこう。

「ええ、それは私の体液よ!言ったじゃない。最近おかずは、
 急に顔を赤くする先輩。
 いや、そのタイミングで恥ずかしがられても、逆に困るんですけど。

「なんで、急に赤くなったんです? もしかして、恥ずかしいんですか?」
 若田部さんがいじらしく、先輩に聞く。
 確かに、急に恥ずかしがる姿を見れば誰だってそう言いたくなる。

「だって、言葉と証拠じゃ重みが違うもの……」
 とちょっと不貞腐れている。
 可愛いには可愛い。
 だが、言おう。俺の立場からしてみれば、トランクスをそう言うことに使われて普通に恐怖だからな? 
 普通にこうして友達のような関係を考え直させる事案だ。

「でも、若田部さんも」
 ん? 調先輩、今なんて。

「さて、片付けましょう!」
 気のせいだろうか、若田部さんが焦り始めている気が、

「あなたには靴下をあげたじゃない。何をとぼけて掃除を再開しようとしているのかしら?」
 まさか、若田部さんもなのか?
 俺の靴下を使ってあんなことをしているとでもいうのか?

「私は嗅いでるだけです! 直には付けてません」
 ああ、まじで俺この二人と関係を切らなかったのは間違ってたかもな。
 なに? 女の子が俺の衣服をそう言うことに使っているのは愛が高い証拠で、はたから見たらご褒美だって。
 冗談はよせ。あの二人がそこで止まっているわけがない。
 そう、きっとエスカレートしていくのが怖いんだよ……。今の時点でこれだったら、その先は……。

 なんて考えていたら、調先輩と若田部さんはちょっとした喧嘩をし始めた。
 掃除はどうなったかは言うまでもない。中断されているに決まっているどころか、物を投げつけ合い。
 せっかく、俺がまとめた衣服がバラバラになっていく。

 まあ、こういう喧嘩もあまりしたことはないだろうし、二人に普通に戻ってもらうためにあえて止めはしないで見守らせてもらうけどさ。


 そんな、二人の喧嘩は15分ほど続いたのち、終わりを迎えた。
 二人は仲直りをしたと同時にこそこそと何か話したのち、一回部屋から出て廊下に出て行ってしまう。

 だが、すぐに戻って来て俺の前にやってきた二人。

「手を出しなさい」

「何ですか?」
 調先輩にそう言われたので手を出した瞬間に二枚のパンツが置かれた。

「これで、おあいこよ」

「あの、これで許してくれます?」

「あの、なんか湿ってるんですけど」

「だって、脱ぎ立てだもの」
 はっきり言おう。女の子の脱ぎ立てパンツ。
 ちょっと興奮する……いやいやい興奮なんてしてないしてない。

「どうやら、成功よ。若田部さん。ちょっと興奮してるわ」

「ちが、俺は二人みたいに変態じゃない」

「じゃあ、はっきりとパンツを貰って嬉しくないと言ってください」
 俺はパンツを貰って嬉しくないし、二人みたいな変態ではないことをきちんと示すために言った。

「パンツを貰って嬉しくない」
 その時だ、若田部さんの顔がまるでミスを責めるかのような黒い顔になった。

「嘘です。今、神田君は嘘を付きました」

「ちがう。嘘なんて……」

「さあ、認めなさい。パンツを貰って本当は嬉しいのよね?」
 調先輩が言った。

「そうです。さっさと認めたほうが良いです」
 若田部さんも言う。

 あ、何となくだが、二人が考えていることが分かった気がする。

「なあ、もしかして。俺をお前ら二人くらいの変態に落とそうと企んでないか?」

「そ、そんなことないわよ」

「は、はい。そうです」
 なんと顔に出やすい二人なんだろう。

 そう、二人は自分たちがまともになるのではなく、俺を変態側に落とそうとしているわけだ。
 自分が変わるよりもそっちの方が楽で良いに決まってるんだからな。

「俺は屈しないからな? エロ漫画みたいに。お前らに変態になんて落とされないからな!」
 その言葉を発した時だ。

「それ、良いわね。エロ漫画みたいに……。それ、良いわね」

 急に調先輩は何かを思いつき、ほくそ笑む。

「好木。復讐方法が決まったわ。さあ、復讐のときよ」
 いきなり、先輩に舞い降りた復讐の策。
 いや、急に思いつかないでくださいって場の空気がものすごく変になってますから……。



 
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ