挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
超能力を使える女の子が俺を落とそうと必死に動いているけど、一人と付き合った時点で俺の人生が終了な件について。加えて世間は物騒です…… 作者:くろい

一章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

16/110

キャッキャウフフでムフフな光景?(エロ注意)若田部若菜、視点。

 あれから先輩の話を聞いていたものの、一向に終わる気配はせず朝の生徒会の活動は先輩の話を聞きながら行う比較的に緩いものであった。
 そんな比較的に緩い生徒会活動を終えた俺は普段通りに日常生活を送る。
 日常的に送られていく、ただだらしない日々は心をダメにすると同時に平穏を与えてくれる。
 そう、調先輩と若田部さんと接点を持った俺にとって唯一の平穏の時なのだ。

 しかも、今日は若田部さんのお弁当がない。
 それが何よりもうれしいのだ。何が飛び出してくるかわからない弁当がないだけでこうも清々しいなんて。
 とか考えていたらあっという間に昼時に。

 だが、

「あの、神田君。一緒に食べません? 実は購買をあまり利用したことなくて……」
 若田部さんはやってきた。
 お弁当を持ってこずにやって来て、俺を昼食に誘うのだ。割と授業の合間にある昼食という時間は良いリフレッシュな時間だというのにそれをつぶしに来た。

「いや、でも」
 と、太郎含めた男友達にお前らとの約束が……的な雰囲気を出してみたのだが、
 顔だけ見れば滅茶苦茶可愛い若田部さんに俺が昼食に誘われたことに対し、親指を立て頑張ってこいよ。的に親心満々で見送られてしまう。

 見送られた俺と若田部さんは購買近くにあるテラスにやって来ていた。
 外にあるのだが、美化委員会の人たちが毎日のように綺麗に保ってくれているので人気なスペースだ。

 そして、テラスはまたの名を『カップルゾーン』と呼ばれている。

「はい、あーん」

「うん、美味しいよ!」
 と言ったように教室でいちゃつくと目立つので、こうして外にあるテラスに自然的にカップルが集まっていったのだ。
 勿論、カップルでない人もいるけれども。やはり、カップルが複数いるだけでそのような名前で呼ばれるようになったらしい。

「さて、あそこが空いてるけど」

「はい、あそこに座りましょう」
 と言ったように俺達もテラスにあるテーブルに腰を掛ける。
 勿論、手には先ほど購買で購入したパンと飲み物があり、席に腰かけた俺はパンを一口齧ろうとしたのだが、

「あの、神田君。私、調先輩のことを尽くすんじゃなくて弄り倒すと、なんだか他人に尽くしている時みたいに幸せで満足感が生まれるんです。どういう事なんですかこれって」
 散々、朝した。若田部さんと調先輩の話なのだが、若田部さんの視点からは先輩がどのように見えていたのだろうか気になり話を続ける。

「そう、それが友達同士にあるじゃれ合いってやつだ。つまり、一歩普通に近づいた事かもな」

「え、そうなんですか? あれがじゃれ合い……。でも、じゃれ合いって言うよりか弄るって感じだったかもしれません。それは、友達同士でするものなんです?」

「ああ、女の子同士のじゃれ合いは弄るとかそうったものに近いらしいから大丈夫だ」
 褒めて伸ばせだ。先輩には仕方がないので犠牲になって貰う。
 いや、でもさすがにあのままエスカレートして言ったらやばいのか? いやいや、そんなことないな!

「わかりました。もっと、過激的にじゃれ合って仲良くなってみます!」

「あ、ああ。でも、じゃれ合った後には絶対。相手のことを気遣えよ? それがあるのとないのとでは全然違うからさ」

「なるほど、参考になります」
 そう言った、彼女はスマホのメモ帳に今聞いたことをメモしていた。
 意外な所で、まめな若田部さんである。律儀な彼女は次、調先輩に出会ったら実践するかもしれないな。
 いや、実践する。
 頑張れよ、調先輩……。

「そう言えば、若田部さん。調先輩のことを結局はどう思ってるんだ?」

「無下に扱ったり、酷いことをしても、なんだか喜んでくれるちょっと変わった先輩で恋敵って所です」
 酷い言いようだ。
 でも、そんな調先輩について言っている若田部さんの表情はすごく自然的でごく当たり前の友達を呼ぶかのような顔で少しは普通に近づいているのか?

「どのくらい酷いことをしたんだ?」

「せっかくなので体毛を少しきれいにしてあげました。ワックスを使った痛い方で。でも、ワックスを使う方法って割と良いんです。本当にきれいになるので」

「へー、そうなのか」
 本日二度目に聞く。
 しかし、若田部さんの口から、追加的な情報が言われる。

「で、下の方もやったんですけど。その時、割と興奮してたみたいで下の方がぐちょぐちょで」
 いやさ、そう言うことを今言うべきじゃないよね? 
 それ、思いっきり調先輩の尊厳を傷つける発言だから、絶対に他の人に言って良いことじゃないから。

「若田部さん。そう言うのは言わない方が良いと思う」

「神田君が女の子同士は過激的に弄り合ったとしても、それは友達同士のじゃれ合いって言ったんです。だから、私。先輩を恥ずかしめて弄るために神田君に話したんですけど。何か、間違っていました?」
 若田部さんは少し疑問に思っている表情を浮かべながら、何が間違っているのという顔で告げた。
 うん、先輩。まじ、頑張れ……。

 こうして、若田部さんに尽くす以外の弄るという相手への行動が増えるのであった。
 そう、若田部若菜は天然ドSに向け一歩足を踏み出し始めたのだ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ