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たかしちゃん  作者: 溝端翔
たかしちゃんとショッピング
299/321

Bってなんだろ。Lは大きさかな……

「よーし撮れたね。あとは落書きだ」


 外に出て、ペンのついた画面の前にきらなちゃんは立った。


「えーっと。まずはダブルピースね。無難にハートとか描いとこ。みんなも描きたい?」

「ううん。私はきらなちゃんに任せる」

「じゃあ私も。私そういうセンスあんまないし」

「私も綺羅名ちゃんのセンスに任せる」

「そ? じゃあ、私が全部描くわね?」


 しばらくきらなちゃんは唸りながら落書きをした。わたしたちは完成品を待つことにした。


「どきどきしたけど楽しかったね」

「うん。プリクラたのしいね」

「私写真とかあんまり撮らないから緊張した」

「わかるー。写真撮る時緊張するよねー」

「私なんて水泳してる写真ばっかりだよ。家じゃあんまり撮らないし、いっつも水着」

「ふふふ、れいかちゃんらしいなあ」

「できた! あとは出てくるの待ちー」

「おつかれさまー。楽しかったね、きらなちゃん」

「うん。みんなでお揃いの服着てプリクラなんて楽しすぎた!」


 受け取り口に印刷されたプリクラが出てきた。


「おおー、これが出来上がりかあ。あ、にゃって描いてある。かわいい」


 にゃんこポーズのプリクラにはにゃって描いてあった。ダブルピースにはいっぱいハートが散りばめられていた。


「大親友! もいいね。これ何かに貼りたいなあ」


 れいかちゃんが眺めながら言った。みんながひっついていて、みんなの上に大親友と描かれていた。おいしいのポーズには、ごちそうさまって描いてあった。


「私貼るとこどこにもないから大切にしまっとくかも」


 貼って楽しみたいけど、貼るところがない。お裁縫道具のケースとかに貼るのもいいなあ。


「私も貼るとこないかも」

「とりあえず四分割しよっか。ハサミここについてるし」

「うん!」


 きらなちゃんに四分割してもらって、みんなそれぞれ一枚ずつもらった。


「私たちの友情の証ね。このプリクラと、このお揃いの服と、おはよう女子のCD。いい? 優子? もう絶対に謝らないこと」

「うん」

「それから、何かあったら絶対に相談すること!」

「うん」

「告白されても相談すること」

「うっ。はーい」

「よし。じゃあ適当にぶらぶらしましょうか。どっか行きたいとこある?」

「うーん、私はないかなあ」

「わたしも」

「じゃあランジェリーショップでも行きますか。たかしちゃんもれいかもまだ子供下着みたいだし。もっと大人っぽいのつけたほうが可愛いわよ」


 私たちの肩からでてる下着の紐をみて、きらなちゃんは言った。


「だって、私大人っぽいのつけるのはずかしいよう」

「はい! わたしにはサイズがありません!」

「……じゃあ麗夏はしかたないとして、たかしちゃんは今後のことを考えたらもっとちゃんとしたほうがいいと思うわ」

「えええ、いいよう。大人になってもこれでいいよう」

「だめよ! そんなの子供みたいって笑われるわよ」


 だ、誰にだろう。でもきらなちゃんは言い出したらとまらないからなあ。


「ちょ、ちょっとだけなら」

「よーし行きましょ。れいかのもあるかもしれないしね」

「ないよー。だっていつも買いに行ってるお母さんがないって言ってるんだもん」

「それは致命的ね……まああったらいいなと思っときなさい」

「はーい」

「優子は大丈夫そうね。その見た目からして」

「うん。ブラは子供用のじゃちょっと小さくて……」


 ゆうこちゃんそういえばきらなちゃんほどじゃないけど大きいんだった。


「ゆうこちゃんはこういう話はずかしくないの?」

「うーん、あんまり恥ずかしくないよ。お母さんがオープンだからかも。BLの話とか聞いてないのにしてくるし。中学生の私にだよ? 困っちゃうよね」

「B? L? って? なあに?」


 Bってなんだろ。Lは大きさかな……。


「ボーイズラブだよ? 知らない? 小説とか漫画でお母さんは読んでるんだけど」

「ボーイズラブ? しらない……。男の子が好きってこと?」

「まあなんとなくあってるけど、お母さんの読んでるのは男の子と男の子が恋したりえっちしたりするの。たまに私もよんでるけど、おもしろいよ」

「あんたエロ本読んでたのね」

「お母さんのだけどねー」


 えっと、男の子と、男の子が、恋?


 えっち?


「たかしちゃん読んでみる? 今度貸してあげよっか?」

「え、えええ。私えっちなのとかあんまり得意じゃないから。大丈夫……かな」

「そ? 結構面白いよ?」

「意外ね、あんたがえろだったなんて」

「そう? お母さんの影響のせいだけど私結構えっちだよ? そもそもアイドル好きだし。BLも読むしねー。おなに……」

「ストップ! あんたねえ、そういうことは外では言わないの」

「あ。ごめんなさい。お母さんと普通に話してるから。そうだ、お母さんひどいんだよ? 今日はお父さんとえっちするから早く寝てね。とか言うの。しかも寝てるか確認しに来るんだよ。えっちの声もおおきいし困っちゃう。」

「あんたえっちな話もアイドル話と一緒で止まらなくなるのね。わかった。わかったから。とりあえずランジェリーショップ行きましょ。ね?」

「うん。行こ」


 ゆうこちゃんえっちだったんだ。ちょっとこれから緊張しちゃうかも……。でも、なんでも知ってそうだな。聞いたら教えてくれるかな。ゆうこちゃんもきらなちゃんと一緒であんまり恥ずかしくないかも。


 私たちはえっちな話をやめてランジェリーショップに向かった。

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