～プロローグ～
はじめてライトノベルを書きます。
全体的にキャッキャウフフしてぷるぷるな感じで、可愛く書くことに全力を尽くします。
やや汗ばむほどの暑い日。A市郊外に佇む小さな病院の一室。病室入口のネームプレートには「桃火」と書かれていた。奇跡のような出来事が起こった。3つ子が生まれたのである。
名前は長男・隆盛、次女・雅、そして三女・梅子と名付けられた。これらは桃火家にとって、星のように輝く名前となるだろう。
両親はこの予期せぬことに、心からの歓喜とともに、驚愕を隠せずにいた。
この世に早く生まれ過ぎたかのように、それぞれ1kgに満たない体重で生を受けた。呼吸一つさえも安定せず、生まれたばかりの小さな胸が必死に上下する。新生児特定集中治療室（NICU）での全身管理が必要となり、24時間体制で、医師、看護師が常駐した。
長い闘いの末、3人はNICUを卒業し、ついに桃火家に笑顔の花を咲かせた。
嬉しくなった両親は子供たちの部屋をとてもこだわって作った。その部屋は家族の愛情と期待が詰まった宝箱のようであった。
壁一面には歴史の冒険が、書棚には武術、格闘術や語学の本が入っていた。本棚の隣には木人椿とサンドバックが置いてあった。3段ベットの周りには可愛らしい猫のぬいぐるみがたくさんあった。机は3つあり、ゲーミングPCがそれぞれ設置してあった。
強さ、遊び心、夢と癒しの心が育てばと両親は思っていた。子供たちは両親に心から感謝し、学びを深めた。
11歳の誕生日を迎え、彼らの人格は煌めく宝石のように磨かれていった。
隆盛は義理と博愛的な性格になり、市内では「本当に11歳なのか？」と言われ、隆盛誕生日会が開かれるくらい人望があった。
雅は明るい笑顔と元気な姿で、まるで日差しのように周りを温め、元気にし、ほっこりさせた。
梅子は親しみやすく、知的好奇心が強くなった。兄弟の中で、1番ゲーミングPCを使いこなし、配信者として活動を始めていた。
雑談と格闘ゲームが得意で、世界で「UMEKO」の名前が知られるようになり、ゲーム大会イベント、SPカップに出場するほどだった。
誕生日の日は市内で夏祭りが開催される日だったので、夜は、家族みんなでお祭りに行った。
そこで子供たちは衝撃と運命の扉を開く。
