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天にのぼった男

 むかしむかし一人の貧しい男が、ゴツゴツした荒地をただ同然で手に入れました。

 とても使えるような所ではありませんでしたので、何とかその土地を踏み固めて一儲けしたいと思っておりました。

 ある日、男はこんな看板を立てました。

『我はこの世に飽きたので、明日畑ではしごを登って天に行くなり。』

 それからしばらくすると、大勢の人が男の畑に集まり、今か今かと男が空に登って行くのを待っていました。

 畑にはもう人があふれんばかりでした。その真ん中に看板を立てた男がいました。

 男は挨拶をすると、さっそくはしごの踏み板を登り始めました。

 姿がどんどん小さくなってきた時、誰かが叫びました。

「あぶねえ。あぶねえ。降りて来い。」

 これを聞くと、男は登るのを止めてはしごを降りはじめ、畑に下り立ち、こう言いました。

「止めてくれてありがとう。実はとても怖かった。天に昇るのは無理じゃ。」

 そう言うと、男は家に帰って行きました。

 村人たちは「だまされた」とわかりました。

 こうして、ゴツゴツした荒地は集まった村人に踏み固められ、立派な平らな土地になりました。

すみません。投稿が遅れました。


PV数も2700を超えるようになりました。これからも、皆さんには楽しんで読んでもらいたいのでアドバイスを頂けると嬉しいです。

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