表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/106

ききみみ頭巾

 むかし、むかし、ある所に正直者のおじいさんが住んでいました。

 おじいさんは毎日神社にお参りするのが日課でした。

「神さま、わたしは、とても貧しくて、お供えするものは何もありません。どうかお許し下さい。」

 ある日、神社でお祈りしていると、何と、神さまが目の前に現われたではありませんか。

「お前の毎日の参拝には心打たれた。お前に、このずきんを差し上げよう。これを身につければ、鳥の声がわかるであろう。」

 というわけで、赤ずきんを授かりました。

 家に帰る途中、さっそくずきんを試してみようと、ずきんをかぶり、木の枝で鳥がさえずっているのを聞いてみると何と、本当に鳥の言葉がわかるではありませんか。

「人間って、馬鹿なもんですね。長者の娘さん、いくら薬を飲んだところでよくなるものではないわ。」

 と一羽が言いました。

「その通りだわ。家を建てた時、蛇が屋根裏に閉じ込められたのを知らないなんて。」

「なるほど。なるほど。」とおじいさんは言うと、さっそく長者の所に行き、

「私は、占い師であります。蛇が屋根裏に閉じ込められております。逃がしてやれば娘さんはよくなりますよ。」

 長者は、冗談と思ったものの、大工を呼んで屋根裏を調べさせると、何と大きな蛇が柱に釘で打たれているではありませんか。

 大工は釘を抜き蛇を自由にしてやると、不思議なことに、長い間体を悪くしていた娘さんは元気になり、床から起き上がりました。

「心より感謝申し上げます。」

 と長者さんは、おじいさんにお礼を言うと、たいそうなお金を渡し、それからおじいさんはそのお金を村人と分け合うと、自分の分は神さまにお供えしました。

ブックマークよろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ