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竜血琥珀と運命の姉弟  作者: ワタリヤ
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エピローグ

エピローグ


 緋色の剣士 ヴェルナント


 シズヤの予言通り、戦争終結後、三年ほどでこの世を去る。伴侶とは短いながらも幸せにもとの領地で暮らしたとされる。彼の左胸に埋め込まれていた竜石は王都に移され、新生トリエントの新たな象徴となる。


 癒しの歌 ティアーナ


 ヴェルナントの息子が成人を迎えるまでのストーナー家の名代となる。領地では身寄りのない子を引き取り、親代わりとして育て上げた。結婚は遅いほうだったが、たくさんの人たちによって祝われた。


 忠義の騎士 カルス


 思うところがあるのか、ただひたすらにストーナー家とその領民のために働いた。その働きぶりに他の領地から熱心な勧誘が絶えなかったが、受けることはなかった。


 日向の翼 エミー


 ティアーナのもとで天馬騎士として働き、各地へ飛び回る。やがて結婚や出産で天馬を降りるが、騎士として生涯ティアーナの傍に仕え続けた。娘も天馬騎士として育てるつもりだと言う。


 テンベルクの密偵 バーネット


 戦争終結後、表舞台から姿を消す。新生トリエントはテンベルクを後見として成り立ったのだが……。彼にとって戦争はまだ終わっていなかったのかもしれない。


 青の戦士 リック


 復興を一人の労働者として支える。その中で出会った女性と結ばれ、子宝にも恵まれた。王都付近の彼の家には戦友をはじめ様々な人物が立ち寄ることになったとされる。


 緑の戦士 ロック


 復興を一人の労働者として支える。その後鉱山の開発にも関わることになり、忙しい日々を送ったが、戦友との縁は一生途切れることは無かった。


 竜石を継ぐもの フリーデン


 唯一王家の血を継ぐ男子となった彼は傀儡を承知で新生トリエントの王となる。また竜石に関する核心的な知識は彼の独占するところとなったが、それをあえて引き継がせることはしなかった。代わりとなる技術を開発することに心血を注ぐ。


 未来の騎士 ラキ


 義父、義母と妹のミミと共にストーナー家の領地へ向かう。必死の努力の甲斐あって、ヴェルナントから直接叙勲を受け取ることになった。生涯をストーナー家に捧げる。


 苦労性の竜騎士 マシアス


 復興中も復興後もせわしなくテンベルクとトリエントの間を飛び回った。その働きぶりに感心したアルクイン王が末の王女を嫁に行かせようとし、彼の気苦労がまた増えることになるのだが、仲の良い夫婦であったといわれている。


 狩人の少女 ミュウ


 ヴェルナントの伴侶として短いながらも共に過ごし、二人の子宝に恵まれる。その後はティアーナと共にストーナー家の領地で過ごした。ストーナー家が剣の技とともに弓にも冴えを見せるようになるのはこのときからである。


 健啖家の戦士 ダン


 復興に関わるが、その後フレイスの外の世界を見たいと言い出し、姿を消す。彼からの手紙と、旅先の風景を描いた羊皮紙が届くのはこれより三十年後のことである。


 悩んでいた騎士 ルネ


 騎士として復興の指揮を執る。彼女の下には結婚の申し込みが山ほど届けられたそうだが、妹たちの結婚を見届けてから、と言って断っていたという。流れの剣士と密会していたという噂が流れるが、ともかく結婚したという記録は残されていない。


 流浪の剣士 ハウザー


 復興中のいざこざを解決する裏の用心棒をこなしながら生活する。そこで得た情報も売りものにしていたようだ。やがて彼の姿を見たというものはいなくなってしまった。


 竜騎士の王 アルクイン


 新生トリエントの後見として裏から影響力を持つようになる。とは言え彼自身は闘技場をつくったこと以外は野望というものは持たなかったので復興後のフレイスは平和な時がしばらくは続いたという。


 黒の剣士 ヴォルテイル


 新生トリエントの騎士団長に就任する。ストーナー家の剣技を昇華させ、屈強な騎士団を作り上げる。これはと思う者には『手合わせ』を挑み、鍛えることを楽しみとしていたという。


 黒の剣士の影 レジーナ


 新生トリエントではなく、ヴォルテイル個人に仕えるという姿勢は変わることがなかった。詳しい記録は残されておらず、裏の仕事をしていたのではないかという根拠のない憶測が残る。


 神竜の少女 シズヤ


 彼女の存在は記録に残されることは無く、戦友の記憶とともに風化していった……。はずだったが、子守り歌の中に竜の少女の眠る様子が織り込まれ、人々の記憶の奥底で存在し続けることになる。目覚めの時は来るのだろうか……。

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