まえがき
期待させると申し訳ないので、
あらかじめ申し上げます。
三國志全編でガッツリやる気はないです。
○
正史「三國志」。
西晋の陳寿が編纂(280頃)。
南朝宋の裴松之が注釈(429)。
ぐぐっと下がって明の頭ころに
羅貫中が正史の内容を物語化した
「三国志演義」を出版(1350頃)。
日本においては、中国史の中でも
飛び抜けて人気の高い時代の歴史書です。
三国志の「物語」は、非常に
三国志演義に負うところが大きいです。
が、当作では、あえて演義をシカトし、
正史および裴注より、面白いエピソードを
抽出、紹介しよう、と思っている……
その、おためし版です。
みなさんにとって、ではありません。
次の「デイリー」シリーズのための。
取り上げるのは
正史「三國志」巻三十六に載る、
いわゆる蜀の五虎将、すなわち
関羽 張飛 馬超 黄忠 趙雲
の、五名のみ。
チョイスは、世説新語における
「あまりにも蜀が不遇」
「武将冷遇されすぎ」
「関羽張飛がいないとかギャグ?」
以上三点が主な理由。
有名な人物のエピソード集のほうが
読んでくださる方も楽しいでしょうしね。
○
なお、原文は wikisource より。
https://zh.wikisource.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9C%8B%E5%BF%97/%E5%8D%B736
他の方(「むじん」さん)が手掛けられた全訳は
http://www.project-imagine.org/search2.cgi?text=shu6;lang=JpCh
で参照できます。
ぶっちゃけ、ここ見ちゃうと
当作品の存在意義消えますw
三國志全編については、
こいつを読んでくださった、そこのあなた!
あなたに任せた! よろしく!
では、行ってみましょー。