殺し屋さん[2]
初めまして。スカルです。
今回笑い一切入れるつもりありません!
ごめんね♪
豊田 敦士です!!」
「ほう…奴か」
殺し屋さんは[豊田敦士]の名前を聞くと少し体が反応したように僕には見えた。
「殺し屋さん…あいつを知ってるんですか!?」
「ん?あぁ…ん?まぁ…ん?あぁ…ん?」
殺し屋さんは知らないらしい。
見栄はるんじゃねぇよ!
喉まで言葉が出かけたが言ったら殺されそうなので僕は我慢した。
「なぜ豊田敦士を殺したいのだ?」
殺し屋さんは僕の部屋を自分の部屋にいるかの如く寝転がって聞いてきた。
「僕は小さい頃から力がない弱い人間だったんです。それをいいことにあいつは小学校からずっと今までいろいろな嫌がらせをしてくるんです!!見て下さい!この体を!!」
僕は服を脱ぎ煙草の消された痕や殴られた痕、指の骨の形が変わった所などを殺し屋さんに見せた。
「親には言えずずっと今まで我慢してきました!けどもう限界です!!
あいつを殺して下さい!あいつを殺さないと僕はもう自殺します!」
僕は泣きながら殺し屋さんに訴えた。
「俺は依頼された人間は必ず殺す。しかし請求額は高いぞ…2000万だ。」僕は愕然とした…
そんなの無理だ…
「そんな高額なお金なんて僕にはありません…」
「ならば豊田敦士は殺さん。帰る…」
僕は殺し屋さんが部屋から出ようとするのをただただ見てる事しか出来なかった。
もう死のう…
「おい、お前。
お前が死んでも俺には関係ないが今から言う言葉を自殺して息がとまるまで覚えてろ。
人間死ぬ気になれば大抵の事はできる。死ぬくらいなら死ぬ気で生きろ。
じゃあな」
殺し屋さんはそう言葉を残して僕の家を跡にした。
協力作品一個目終了!!