表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SEVEN×SEVEN  作者: ふぁみ
1/5

殺し屋さん[1]

穏やかな昼下がり。

僕はうっすらと汗をかいていた。姿勢をただし正座までして彼を見つめた。

彼はそれに応える様に僕に目を向けた。

僕はカラカラに渇いた喉に唾を流し込み声を絞り出した。

「ころっ、殺してほしい人がいるんです!」

彼はゆっくりサングラスを外した。余裕たっぷりだ。こうゆうのも慣れっこなのだろう。

「んなこと知ってるよ!だから俺がここに居るんだろが。なんでもいいけどお茶とかない?あとコタツの温度を弱にしてくれよ、暑くてしょうがねぇ」

暑いのなら一先ず分厚い革のコートを脱げばいいのに。ポリシーなのだろうか?


とにかく彼は飲み物をご希望のようだ。僕はコタツを出るとドアノブに手をかけた。


「あっ、ちょい待ち。できれば菓子もよろしく、チョコ系のな。よし!いってこい!」


僕は思った。殺し屋さんも所詮人間だなと…


僕は烏龍茶を持って殺し屋さんが待つ二階の自室に向かった。


「すいません、お菓子はなくて…」

彼はちらっと僕を見て視線をすぐテレビに戻した。

「あぁ、いいよ。んで本題にいこうか。で、誰殺すの?」

以前、テレビに顔を向ける彼だが僕は気にすることなく答えた。


「殺してほしいのは…………」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ