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神話

 ~創世の物語~


 混沌。

 全ての始原。

 それより三つの神が産まれる。


 天の神。

 海の女神。

 大地の女神。


 海の女神と大地の女神は互いに手を取り、多くの子を産んだ。

 それは、神であり、人であり、獣であり、木であり。

 やがて大地と海は生命に満ち溢れた。


 長らく続いた平和な時代は、混沌、始原の存在を朽ちさせた。

 去り際、混沌は天の神に囁きを残す。

 次はお前だと。


 天の神は始原の亡骸から死の女神と闇の女神を作り出す。


 海と大地は死の女神と闇の女神を受け入れた。

 死の女神は冥界を作り闇の女神は月を作る。


 こうして、生き物に安らかなる終わりと安息の夜がもたらされた。




 天の神は、怒り恐れた。


 海を沸騰させ、大地を枯れさせようと試みる。

 しかし、それを防いだのは月の女神だった。


 夜は海に、大地に、生き物に安らぎと眠りを与えた。


 海の女神と大地の女神は天の外へと天の神を追いやった。




 天の神は恐怖した。

 次は自分だと。


 死の女神に囁いた。

 次はお前だと。


 死の女神は恐怖した。


 天の神は始原の亡骸を寄せ集め破壊の竜を生み出した。

 それを死の女神に見せ海の女神と大地の女神の使いが殺しに来たぞと囁いた。


 死の女神は冥界より戦士を生み出しそれに対抗した。


 やがてそれは大地に、海に溢れ出る。


 異変を知った闇の女神が冥界へと訪れる。


 天の神は言葉巧みに闇の女神を冥界へと閉じ込める。


 海の女神と大地の女神は楔となり地に破壊の竜を縛り付ける。


 こうして、四人の女神は消える。

 空には天の神が降臨し、大地と海は冥界より現れた戦士の王が支配する。


 大地と海に残った神々は抗い戦ったがやがて姿を消していった。

 人は、空へと逃れた。

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