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91 無口な二人

 クランホームでくまこさんにログの見方を教わる。

 仮想ウインドウを開きそれを確認。

 なるほど。

 戦いで与えたダメージ、受けたダメージなどが後から確認出来るのか。

 そして、最後に一行。


<DEATH! 地形効果・猛毒ガス>


 つまり、昨日は毒で死んだのか。


 ついでに、ステータスも確認。


 ◆


【ショータ】プレイヤー Lv25 SP:20


スキル

【銃技】Lv6

【召喚】Lv6

【識別】Lv7

【採集】Lv4

【付与魔法】Lv10

【アイテム使い】Lv3

【体術】Lv2

【ナイフ技】Lv1


アビリティ

【敏捷強化】

【感知】

【狙撃】

【連撃】

【二刀流】

【耐火】

【身軽】

【聡明】

【活性化】

【風水】

【フォレストアドベンチャー】

【索敵】

【素材強化】


装備

【ON-4 W】短銃/ランク4

【ON-L4 W】短銃/ランク4

【黒獅子革のコート(子供用)】体防具/ランク4

【黒獅子革のスーツ(子供用)】体防具/ランク2

【黒獅子革のブーツ(子供用)】靴/ランク2

【ガラスのゴーグル】眼鏡/ランク2


称号

【おねショタ】

【鍛冶屋の弟子】

【冥界の刻印】

【銃の使い手】

【付与魔法の使い手】

【初級召喚士】

【アイテム加工業者】

【逆耐性体質】

【森の加護】

【波の加護】

【風の加護】

【森の四姉妹の寵愛】

【風の女神の慈愛】


 ◆


【???】ファントム/Lv6 親密度:89

スキル

【霊障】Lv6

アビリティ

【浮遊移動】

【障害物通過】

【物理攻撃無効】

【回復無効】


 ◆


 イベントとボス討伐のおかげでレベルが25まで上がった。

 最近取ったスキルは【体術】と【ナイフ技】。

 そして、【付与魔法】がレベル10になると同時に取得可能になった【素材強化】。


 この素材強化は文字通り、素材に対しても付与魔法の効果を与えることが出来る物。

 当然、加工してもその効果は消えない。

 今までインゴットから銃弾になって、一発づつ魔法をかけていたものが、これのおかげでインゴットへ魔法を掛けるだけで済むようになる。

 便利。


 それと、称号が一つ増えた。


 称号【逆耐性体質】

 度重なる薬の摂取により変化した体質

 ポーション系の回復量を増大させ、中毒化を抑制する反面、

 毒性に対する免疫も低下する

 状態異常耐性スキル取得不可


 これのおかげでポーション中毒にならなくなったみたい。

 便利。


 それからファントム。

 今、レベルが6。

 皆の話を聞くと、レベル10でクラスチェンジする見たい。

 そうしたら、喋るようになるかな。

 楽しみ。

 多分、僕のレベルが35か36になるタイミングでそうなると思う。

 アイテムを使えばもうちょっと早いらしいから、この前の様なイベントが来たら今度は経験値のアイテムを取りに行こうかな。


「あ、お茶、おかわり淹れますか?」


 斜め向かい座っているタルタロスさんのティーカップがいつの間にか空になっていた。

 しかし、タルタロスさんは僅かに首を横に振るのみ。

 目深に被ったフードのせいで表情はおろか、視線の先すらわからない。


「飲まないのですか?」


 同じくテーブルで微動だにしない甲冑姿のマヤさんに問いかける。

 置かれたカップに一度も口を付けて居ない。

 問いかけにも答えは無く、ピクリとも動かない。

 置物でないのは確かなのだけれど。


 あまり一緒に居る機会は無かったのだけれど、そう言えばこの二人が喋った所を聞いた事がないな。

 ファントム見たい。

 そう考えると少しおかしい。


 僕は仮想ウインドウへ視線を戻し、残ったSPの使い途を検討する。




 あれ?


 向かいの二人が同時に動いた、様な気がした。

 顔を上げると同時に二人の姿は消えてしまう。

 ログアウトか、どこかへ転移したのか。


「チッ。逃げやがったか」


 僕の背後で舌打ちをしながら呟いたのはハヤトさんだった。


「お前、一緒に来るか?」


 振り返った僕に何の前置きも無くハヤトさんが言う。

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