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とりあえず殴ればいいと言われたので  作者: 杜邪悠久
第五章 vsゲリラ豪雨
54/87

とりあえず敵陣と異変

今回も少し長め。

 各ギルドマスターへの報告を終え、土壁から上流を目指し走る事数分。川は途中で滝に変わり途切れていたので、そこからは道なりに緩やかな傾斜を駆け上がっていた二人は、ついに崖の頂上にたどり着く事が出来た。ゴツゴツと剥き出しの岩場だが、やけに地面は整っており、辺り一帯が平地と化している。見通しはいいが遮蔽物が少なく、身を隠す事が難しい。霧はまだうっすらと出ているものの、そこそこ遠くまで見渡す事が出来る。その開けた土地の中央に二つの人影を確認した。

 一つは背後の岩に体重を預けるようにして腕を組み立つ者。一つはその横でどっしりと椅子に腰を下ろしている者。【遠視】でもしっかりとは確認出来ないが、座っている者のシルエットが奴に似ている。


「よし、もう少し近付くぞ」


 そう言って足早に向かおうとするALLの腕を、伊達はすぐさま掴む。


「駄目だ。これ以上近付くのは危険すぎる」

「あれが奴かどうか確認出来て初めて”情報”だろ?」

「だが」

「伊達やんが行かないなら俺一人で行く。場所はある程度報告してあるし、一人生き残れば問題無いはずだ」


 腕を振り払い、再度向かおうとするALL。その姿を見て観念した伊達は、思い切り溜息を吐きながら今度は肩を掴むと同時に、【同化】と【隠密】を発動させた。

【同化】は周りの風景に擬態するスキルで、【隠密】は【気配察知】などで反応が無くなるスキルだ。だが【同化】は動いた瞬間から移動中、擬態の情報更新に僅かなラグがある。その為、移動時に人影が見えてしまうという弱点がある。【隠密】は感知スキルに引っ掛からず、物音さえも遮断する効果がある。併用する事で青薔薇の持つユニークと同等の効果が得られるものの、やはり一歩劣ってしまう。どちらのスキルも触れた相手一人に効果があるが、本来は単独でこそ真価を発揮するものである。それを解っていても、一人で相対出来るほど生半可な相手では無い事を雄弁に物語っていた。


 息を潜ませ近付く。距離はまだ200m以上はあるだろう。なのに全身から溢れる汗と熱気は、きっと緊張感によるものだけではないだろう。





 ”悪食”ことZXとALLは、ギルド内でも一番と言っていいほどに仲がいいと評判だった。それこそ毎日パーティーを組んでは冒険に出掛け、新しいモンスターが出れば報告し合い、ボスが倒せないと言われればいの一番に駆けつけるほどのものだった。

 初心者の世話を率先して行い、モンスターの攻略知識やスキルの面白い組み合わせなど、ランカーとしてだけでは無く、一人のプレイヤーとして尊敬出来る人物。ALLもそれがなんだか誇らしくて、もっと自分にも出来る事がある、コイツに恥じぬプレイヤーになろうと密かな目標にもしていた。

 ゲーム上での姿しか知らない相手だったけど、互いに親友と呼べる仲の二人。そんな仲を引き裂くように、目の前で膝から崩れ落ちる親友の顔が浮かぶ。



 ──悪いな皆。負けちまったよ。

 ──あの装備じゃなきゃ続けていけない訳じゃないけど……


 ──あれには、皆との思い出が詰まってるんだ。


 ──だから……ごめんな



「……ル……ALL!」

「ハッ」

「ぼさっとしないで下さい。この雨のおかげで、【同化】のデメリットも緩和出来ていると言っても完全じゃない。武器の損耗も激しい。戦闘になればこちらが不利です。もう少し集中して下さい」

「悪い……」


 頭を振るい気持ちを落ち着かせる。本当なら顔を両手で叩いてやりたいところだが、伊達やんの言う通り戦闘は出来るだけ避けていきたい。それでも一発、ぶん殴ってやりたいと思ってしまうが、今は何よりも情報を持ち帰る事が先決だと自分に言い聞かせる。

 しかしその思いは、100mも切り姿形がぼんやりと見える位置に見えた奴の装備を見て変わった。ALLの頭は一瞬で真っ白に染まり、腕を掴んでいた伊達の手を振り払う。

 ALLは走る、ただ一直線に。横顔を見た伊達は全身が粟立った。その顔には怒気と殺気が混じり合って鬼の形相になっていた。







 ──ギルド【ゲリラ豪雨】本陣


 平地とも見まごうその場所では、本来プレイヤーがひしめき合うはずなのだが、スタートしてからそんなに時間経過してないにも関わらず、鎮座する影は二つしか無かった。


「ケケケッ、どうやら上手く行ったようだな」

「……初期位置を弄ったか。相変わらずの外道だな」

「向こうにもちゃぁんと許可は取ってある。開始時には既に手下共も配置完了してるだろうな。後は疲弊した奴等を待ち受けるだけよ」

「小賢しい」

「戦略と言ってほしいもんです。それに、先生には期待してますぜ?」


 ドカッと適当な場所に腰を下ろすJACK。この勝負もいつもと同じく、高みの見物が出来ると確信しており、下卑た笑みを浮べながら手下からの報告を待つ。

 相手から直々に戦場の指定を任された時から、JACKは勝利を確信していた。もしそれが出来なくとも、何らかの手段を用いてズルをするつもりだったが。この湿地帯には、予め罠を大量に設置してある。幹部にもそれが得意分野である者が二名居るのもあって、配置作業は思いのほか早く終わってしまった。そもそも幹部は当初、三名程度出すだけの予定だったが、Umbrellaの提案と先生の後押しがあった為、全員出撃という形になった。

 詐欺でゴミアイテムを高値で売る事に長けた一番若手のUmbrella。狩場を独占してアイテムの価値を高騰させる虚。初心者に寄生してはイベントアイテムを掠め取る夢現(ゆめうつつ)。普段は俺の影武者として手下共の勧誘、指示を出している右腕とも呼べるレギオンV。横殴りやMPKでドロップを意図的に回収する、少々性格に難のある✝︎フォース✝︎。

 本来はここにもう一人、情報収集とストーキングをさせている奴が居るが、まあ特に問題はあるまい。まさか幹部達が全員出てくるとは思いもしないだろうしな。それに──


 JACKの脳裏に浮かぶのは勝利後、どうこじつけて愛しの女を自分のギルドに誘い込むか。報告では、どうやらエースの囲っている初心者のギルマスとやらが、モジュレと仲良くなった、と言っていたな。仇討ち、などとは行かなくとも、こちらに不利な甘い条件を提示してやれば……。ニヤついた顔を隠そうともせず、下品な思考を巡らすJACKを尻目に、スクリーンを操作する”先生”。

 今回、JACKがこの【デュエル】に参加すると聞くと、お前が出るほどの相手を観てみたいものだなと、参戦を志願してきた。勿論、これまでも幾多の戦場に共に立ってきただけあって、条件も何も聞かずに了承したものだ。

 ”先生”が提示する条件は毎回同じ。強者との対戦を必ず自分へと回す事、そして自分の情報を他者へ漏洩しない事。金銭やアイテムを謝礼として渡そうとした事は何度もあったが、全て辞退されている。代わりに、勝負後に俺と【デュエル】したいとだけ願い出たぐらいの戦闘脳ではある。だが仕事は確実に行う。今までの【デュエル】において、”先生”が負けた姿を見た事は無い。まあ何度か引き分けた事はあっても、それは相性の問題だろうと納得している。ランカーと言えど、相手によっては勝てない事は自分でも経験がある。対策や装備、戦場や人数などでも大きく変わる。一騎当千出来る事もあれば、全く敵わない事だってある。

 だが、この勝負においてそれは無い。そう確信出来るだけの余裕がJACKにはあった。


「どうやら相手はパーティーを組まず、ギルド毎に役割を担う形を取ったようだな」


 手下共からの報告を聞き、予想通りの内容にほくそ笑む。バランスよくパーティーを組み、真正面から衝突されれば、如何に数で勝るとは言っても所詮は烏合の衆。統制は取っているものの、結局は金目当てに集まったゴミクズ共だ。大してPS(プレイヤースキル)が高い訳でも、ユニークや希少スキルを持っている訳でも無い、取るに足りない雑魚の集まり。だが壁にはなる。相手を弱らせるだけ弱らせて、そして俺が蹂躙する。そういうのも悪くは無かったが。

 パーティーを組まなかったのは連携の問題だろう。野良パーティーで一番の懸念は、相手のスキルやステータスが分からないという点だ。このOOOにおいてはそれが顕著に出る。まあ見せてもいいものとそうでないものを、普段から分けておくだけの事だが、初心者にありがちなのは安易に教えてしまう、もしくは攻略サイトやゲーム内のグループチャットで情報を得ている者は、逆に全く晒そうとしないか。このどちらかに分かれるだろうな。

 前者は連携が取れやすいが、奥の手が分かっている以上、イベント時などで裏切りに遭いやすい。後者は全く連携が取れず、喧嘩の原因となるってところか。

 報告ではそれほど仲が悪い訳でも無いようだし、エースや骨董品(伯爵)なんかはスキル割れしているぐらい有名人だ。ギルドで見ても掲示板を賑わせるものばかり。まあ単純にギルド毎に動いた方が、サポートもしやすく動きやすいと考えたか。


 その時、JACKの元へレギオンVから【通話】が入る。


「兄貴、今大丈夫で?」

「俺ぁいつでも問題無い、どした? もしかして最初の氾濫でケリがついちまったか?」


 空に表示されているゲージを見る限り、勝負が終わってない事など明白だ。【濁流】が敵陣まで到達するには時間がある。【デュエル】には幾つか確定条件が存在し、敵陣の距離はどのぐらいまで離さなければならないなど、最低限のルールは存在する。それが無ければ穴からスタートさせ、水責めにでもしてやれるのに、などと心の中で嗤っていると、次の言葉で予想外の報告に驚く。


「何故だかは分からないのですが……えー」

「歯切れが悪いな、さっさと言え」

「最初の【濁流】で夢現が巻き込まれ、そのまま乙りました」

「あぁ?」


 この時点で気付くべきだった。この勝負が勝利に向かっていない事に。


 改めて情報を精査するJACK。【濁流】の効果はこうだ。


【濁流】

 川を対象としてしか発動出来ない。水量を一時的に増加させ、周囲のものを削る。


 あくまでも川を対象とするスキルであり、プレイヤーに直接効果を及ぼすものでは無い。その効果も、周囲の地面などを削って濁った水を意図的に下流へと押し流すものでしか無い。しかし、これは何度も繰り返し使う事で、本来の水量とは桁外れになる。しかもUmbrellaのユニークで倍増し出来る為、初撃を任せたのだが……。


「あの若造、やってくれたな」


 どうやらUmbrellaの確認不足で、下流側に居るプレイヤーを把握しきらずにスキルを発動させてしまったらしい。何故かレギオンVは「まるでワープしたみたいにスキルに巻き込まれた」などと話していたが、それ系のスキルは取得が高難度かつ使い勝手があまり良くないものであり、幹部の中でも虚が使える程度だ。手下共にも何人かは使える者が居るらしいが、虚以上の使い手がそう何人も居るはずが無い。そもそも裏切って何になる。俺に背いた者の末路を知らぬ訳でもあるまい。

 まあいい。夢現のスキルは主にヒットアンドアウェイでの状態異常攻撃が要なだけの、奇襲要員に過ぎない。強さはそこまででは無いが、その強かさを買い幹部の一人として置いている。戦闘面で秀でる訳でも無し、問題は無いだろう。


「それで、Umbrella」

「はっはい」

「分かっているだろうな?」

「勿論です兄貴。必ずや敵を討ち取り、挽回どころか無双して参ります!」

「よく言った。じゃあさっさと配置につけ」

「わっかりましたー!」


 はぁ、と溜息一つついたところで、今まで黙っていた”先生”が口を開く。


「随分と派手にやらかしているな、大丈夫なのか?」

「問題は無いですぜ。この後、レギオンVの【隔離結界】と【孤高の戦場】の効果で敵を分断します。敵はギルド毎に役割を決めて動いているようだが、それが命取りになるとは思わないだろうよ」


 ケラケラと嗤うJACKには興味も無いように、岩にもたれかかってスクリーンを弄る”先生”。


「スキルの調整で?」

「詮索はするな。とは言っても、ここでやる事など限られているだろう」

「そりゃ違ぇねえ」


 軽口を叩いて笑うJACK。だが彼は知る由もない。レギオンVのスキルも誤作動している事など……。





 十分程度経った頃、JACKの下に伝令役が飛び込んでくる。と同時に”先生”が姿を眩ませる。”先生”は秘密主義者なのか、俺以外の前には決して姿を現す事が無い。それは単に名前を知られるのを嫌っているのだろう。俺が”先生”と呼ぶ事は周知の通りだが、その姿は幹部達ですら見た事が無い。あの青薔薇(クソ野郎)すらというのだから、その徹底ぶりは異常だ。だがこちらの秘密やスキルについても公言せず、静観を決め込むその姿はまさに俺の目指すクールでカッコいい人物像に重なる。モジュレもそんな俺様を見れば、惚れて言う事を聞くに違いない。

 おっと、つい妄想に走ってしまいそうな自分を戒めつつ、【通話】ではなく直接報告してきた者を問いただす。


「んで、わざわざ俺様に報告とは、それほど面白い話なんだろうな?」


 笑いながら聞くが相手の顔色は心底悪い。不穏な空気を感じながらも、ぽつりぽつりと話す内容に神経を尖らせる。


「それが、その。レギの兄貴の【孤高の戦場】の対象設定が間違っていたようで、えー、なのでその」


 ここまで聞いて悟る。【孤高の戦場】とは特定の範囲で区切られた場所に、プレイヤーのスポーン地を固定するというスキルだ。スポーン地とはスタートや復活する時の位置だと思えばいい。リスポーンキル、略してリスキルって言葉があるが、復活地点付近でプレイヤーが生き返った際に瞬殺する事を指す。要はそれを意図的に固定出来るものだな。更にスキル発動時には、そのプレイヤーを固定地点にまで強制転移させる効果もある。ただ『特定の範囲』というのが問題で、大きさは縦横高さ100m四方以上が条件というもので、屋内では使用出来ない効果になってやがる。そこで登場するのが【隔離結界】って訳だ。


【隔離結界】

 九つの区画に分かれた結界を展開する。発動者が死ぬかMPが0になると消失する。


 復活位置を固定出来るとは言っても、発動したプレイヤーのすぐ側に、ってのは出来ない。発動時にはMPを最大値の半分を支払い、更にその間のMPの最大値が半減したものになる。つまりは支払ったMPの残りの部分が最大値となってしまう為、実質MPが二分の一に固定されてしまうスキルだ。MPが減るのはスキルの幅が減るに等しい。構成は考えているだろうが、それでもスキル依存の戦い方では限度があるだろう。

 それはさておき、このスキルには対象を指定する必要がある。つまり誤作動して、なんて事が起きない。だとすると何らかの妨害スキルを撃たれていると見た方がいいな。となると──



『報告致します。Umbrella部隊がゴロ・ニャーゴ伯爵と衝突。結果は全滅』

「全滅って事は何人かは残ってんだな? そいつらに敵のスキルの情報を吐かせて──」

『いえ、それが……文字通りの全滅です。一人の生存者も無しです。ただUmbrellaの兄貴が【遺言】を使ったようで、情報だけはこちらに』


 もうここまで来ると、先程まで笑みを浮べていた余裕も無くなり、手下共の情報を聞き逃しまいと耳を傾ける。

 Umbrellaの使った【遺言】とは、死んでリスポーンする際、復活するまでに少し時間が必要となるのだが、その空白の時間に情報を【手紙】にして遺せるというスキルである。今回バトルロイヤルの為復活はしないが、敗者部屋(墓地)に送られる僅かな時間を使って情報を遺す事が出来る。このスキルは主に特攻役や伝令役、諜報役が持つべきものだが、【始まりの町:ルクセンダーラ】のレベル50以上で受けられるクエスト【開拓者の遺言】をクリアした状態で、森の番人をソロで倒さなければならない。クエスト自体は簡単な方だが、『森の番人をソロで倒す』のはかなりのPSが必要となる。俺のギルドでも持ってるのはそう多くは無い。本当なら全員にでも持たせておきたいが、所詮は寄生とクレクレで出来た偽の強者共だ。期待するだけ無駄というもの。


 それよりも、Umbrellaの遺した情報はかなり大きかった。

 まず一番に目を引くのは、やはりオリジンスキルの内容か。特定条件下の極みとも言える程、発現させるのが難しすぎるスキル。故に認知度はそれほど高くなく、実際に存在するものかと疑われるレベルのものだ。そんなものを故意に発動出来るだと? 奴は古びた骨董品じゃなかったのか?

 発動条件についても推測だが記載されており、【猫化ビースト・オブ・キャット】又は猫系モンスターを数十体トレインさせる事で発動出来る。トレインとはモンスターを大量に引き連れる行為で、沸きが悪くなったり、MPKが増加するってんで迷惑行為に当たる。知ったこっちゃ無いがな。だがこの事については心当たりがあるな。以前、レアモンスターが発見されたとか言われたのも確か猫系のモンスターだったはず。……まさか、な。

 他には『効果は攻撃力が激減する代わり、一切のダメージが通らなくなる』か。【猫化】は身体能力が大幅に強化され、高所からの落下ダメージが無効、AGI・回避率上昇、水系ダメージ倍加だったか。そこにこの効果が加わったとなると……。


「そろそろか」


 考えも纏まり、手下共に指示を出そうとした時、”先生”が動きを見せる。


「何処か行くので?」

「お前の用意した偵察隊では不安だからな。こちらもそろそろ身体を動かしておきたい」

「なるほど、いい報告待ってますぜ?」

「ふ。──」


 小さな笑いを残し、姿を消す”先生”。今までにも何度か拳を交えた仲だけあって、その信頼度は大きい。”先生”のユニークはかなりトリッキーだが、それを発揮した時の強さはチートと呼べる程だ。きっといい報告が聞ける。そして俺はここから動く事無く、勝利をもぎ取る。その慢心と自信さえ無ければ、”先生”の言葉を聞き逃さずに居れたかも知れないのに。



「せいぜいお山の大将を気取るといい」



 茂みに隠れる二つの影を視認していたにも関わらず、その横を無言のまま過ぎ去る”先生”。すれ違いざまに目が合った気がしたのは、きっと気の所為に違いないだろう。

ようやく人も増え、仕事量も少し(気持ち程度)抑えられてきたので、投稿ペースを戻していきたい(願望)



あと、ユイちゃんが全然出て来なくてごめんなさい。

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