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15.イルカレース



 「そぉ~れ!」

 「レイ様来ますよ!」

 「アターック!」

 

 結局レイファールに引きずられ遊び始めてしまった優奈達。

 現在奏・雪菜vs優奈・レイファールでビーチバレーの勝負中だ。

 雪菜のアタックが決まり奏・雪菜チームが勝利した。

 力の使用を禁止していたが、初めてやるビーチバレーにレイファールは始終楽しそうだった。

 

 ちなみにウォータースライダーは遊んでる最中にもっとスリルが欲しいという

 レイファールの要望によりスリルバージョンを新しく追加することになった。

 スリルバージョンは通常の二倍の高さがあり、その高さから急角度で滑り落ちる。

 途中から通常と同じに緩やかな螺旋をかいているが筒が完全な透明なためかなりのスリルがある。

 さすがの優奈もこれには恐怖を感じ思わず悲鳴をあげてしまった程だ。

 

 ビーチバレーのあと優奈と和人はイルカの浮き輪を持って海へと入って行った。

 雪菜と奏も付いて行こうとしたが、睡魔に襲われビーチパラソルの下で寝入ってしまっている。

 二人は遊び疲れたせいだと思っているが、気を利かせたレイファールの仕業である。

 

 優奈が乗ったイルカを引っ張りながら沖に進む和人。

 ある程度砂浜から離れた所で止まりぷかぷかと浮かんでいる。

 しばらく浮かんだあと優奈がぽつりと呟いた。

 

 「こんなに遊んだのこの世界に来てから初めてかも」

 「楽しかったですか?」

 「すっごく楽しかったわ、和人さん今度はライルと三人で来ましょうね」

 「それじゃ、プライベートビーチを一日貸し切って遊びに来ましょう!」

 

 その言葉にふわっと微笑む優奈、水に濡れた髪に水着を着た優奈はいつもと違ってとても綺麗だった。

 和人は優奈の手を取り水の中へ誘う。ゆっくりとイルカを降り水の中へ入る優奈。

 和人はそのまま優奈の手を引っ張り水の中へ潜っていく。

 水の中へ潜ると優奈を抱きしめ優しくキスを交わす。

 滅多にない二人だけの時間、和人は優奈の温もり忘れないようにと抱きしめる腕に力をこめた。

 その後浮かび上がった二人が見たものは、置き去りにしたイルカにレイファールが乗り海の上を爆走している姿だった。

 

 「レイ様すごいはしゃいでるわね」

 「まるでイルカが生きているかのようですね」

 

 顔を見合わせ笑いあう優奈と和人。

 負けじともう一つイルカを出し優奈と二人イルカで海の上をドライブするのだった。

 

 

 10分くらいドライブしてから砂浜に戻ると、頬っぺたを膨らませたミイナが優奈に抱き着いてきた。

 ミイナは施設を作った後疲れたのか眠ってしまっていたのだ。

 起きたら優奈が楽しそうにイルカに乗っていたためご機嫌斜めになってしまっている。

 

 「ごめんごめん、ミイナ一緒にイルカに乗りましょうか」

 「乗るー!」

 

 優奈の言葉にあっという間に顔を綻ばせるミイナ。

 ミイナをイルカの前に乗せると、優奈が後ろに乗りイルカを発進させる。

 しばらく普通に走っていたがいまだ爆走するレイファールを見て、優奈もイルカの速度を上げる。

 レイファールと並走すると、優奈に気付いたレイファールがスピードをあげる。

 

 「きゃーーー!!」

 

 いつの間にか始まったイルカレースにミイナは大喜びだ。

 抜きつ抜かれつつ疾走する二匹のイルカ、優奈はしばらく頑張っていたが

 今だ神力の扱いに慣れていないため先に根を上げイルカのスピードが落ちてしまう。

 その横を勝ち誇った顔で両手を上げ通り過ぎていくレイファールに優奈は思わず苦笑してしまう。

 そのまま砂浜に戻ると何故か最高神三人がイルカに乗り優奈達のイルカの横をすり抜けていく。

 そして始めるレイファールvs最高神三人のイルカレース。

 ドリフトなど多彩なテクニックを使い最高神を引き離していくレイファール。

 その後を水しぶきをあげ追いかけていく三人の最高神。

 コースなどないので先頭を追いかけるだけのレースなのだが、

 砂浜からみると物凄い迫力があり見ている方まで興奮してしまう。

 イルカレースを見ていた優奈はちゃっかり撮影をしていた和人をみてあることを思いつく。

 そしてレースに飽きたのか戻って来た4人にあることを持ち掛けた。

 

 「イルカレースを見ていてちょっと思いついたことがあるのですが、

 年に一回とかで構いませんので神族限定イルカレースとかしませんか?

 その日だけプライベートビーチもすべてここにつなげてしまえば、かなりの広さが確保できますし」

 「それは私も参加してもいいのですか?」

 

 レイファールの質問に「もちろんです!」と笑顔で答える優奈。

 

 「予選を行って5人くらいに絞って本戦を行えればと思うんです。

 特に報酬とかはないのですが、上位3名にはトロフィーなどを用意しようかなと思います。

 神族の皆さんも楽しめますし、人族も白熱したレースを見れて楽しめると思うんですがどうでしょうか」

 「神界に練習場を作らなければいけませんね!」

 

 顔を輝かせながらそう答えるレイファール、後ろの最高神三人も先程のレースが楽しかったのかわくわくした顔をしている。

 

 「レースの模様を空中に映し出したりとかしたいのですが、レイ様可能でしょうか?」

 「可能だと思います、少し考えておきますね」

 「お願いします!」

 

 ぴょこんと頭を下げる優奈、こうして神族限定イルカレースが開催されることが決定した!

 後日和人が撮影した動画を使って神族にイルカレースの説明を行うと、ものすごい参加希望者が殺到した。

 


水着と言ったらぽろりだけど、そんなものはありません!


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