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企画参加作品

白雪奏【二百文字の彼女、冬】

淡く白い光は、触れるとたちまち消えてしまう。

そんな光の溢れる中で、彼女は静かに舞っていた。


紅と白の伝統的な装束に身を包み、前後左右に揺れ動く。

薄く開かれた眼は虚空の先の僕を見つめ、紅に染まっている口からは白い息が漏れだし消える。

周りの白が溶け込んだような白い肌には穢れがない。


彼女は回る。


白い光の付いた夜のような髪が広がった。

彼女に誰もが魅了された。

彼女は誰もを魅了せず、僕を魅了するため舞い続ける。


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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは、そしてはじめまして。 真っ白な雪の中で、さぞかし映える光景でしょうね。厳寒の中舞う、その一途さにも見とれてしまいそうです^^ 企画お疲れ様でしたm(_ _)m
2011/12/12 18:23 退会済み
管理
[一言] 幻想的ですね。 僕のためだけに舞う、憧憬の的の彼女。 神のために舞う儀式でありながら、人のために…ってどこか背徳感もありますね。 冬の澄んだ空気の中の彼女、美しい光景です(^^) 黒髪大好き…
[一言] 初めまして。拝読いたしました。 巫女さん…!! 神々しくも美しい。そんな様子がとても伝わって来ました。 ゴチでした!
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