9月28日
模写って、結構大変だね……。
今日は、練習のために模写してみたんだけど、
今度の公募の為に、まずは似たジャンルの漫画でやってみたの。
漫画とパソコンを次々に見てると目が疲れるし、何気に漫画文字多いし……。
漫画と小説で技法がちがうから、そこを小説にするのが何気に大変。俺、こうやって模写するまで知らなかった。
漫画って、基本的に句読点もないし、三点リーダーの数も少ないし、ダッシュと、三点リーダーを合わせて使うことが結構あるんだよね。
あとは、キャラのセリフがめちゃくちゃ多いのよね。
本当に、学ぶことが多すぎるよ。
もう小説家になるために必要な勉強時間と弁護士になるために必要な勉強時間同じぐらいじゃない?
……さすがにないかな。
ここから、ショートストーリー書いていきますね
***
「今日から、一ヵ月。特別授業を行う」
教壇に立つ先生は黒板に白い文字を書いた。
力強く、筆圧の濃い丸文字。
「新潟のアピール動画を作ろうって、どういうことですか?」
フフン。と鼻息を漏らす。
生まれも育ちも新潟の先生は、特別な物が好きで、さらには新潟のことが心の底から大好き。
だから、今回の授業にどこか浮かれている様子だ。
「適当に、二人一組を組んで何をするか、話し合ってもらう」
その声と同時にクラスメイトは、立ち上がり一瞬でクラス中は喧騒に包まれた。
「ね、犬飼くん。一緒に組も?」
声を掛けてきたのは、クラスの女子:華音だった。