6話 毒
・「てめぇ何もんだぁ?俺らはその後ろの兄ちゃんに用があんだよ!!」
フード男は驚きながらもアーリスを威圧する。
・アーリス「うるさい!この人達嫌がってるじゃないか!」
・「おいおい、今お前が庇ってるのは大悪党だぜ!ほらソイツが持ってるものそれは毒だ!!それでもまだそいつを助けるのかぁ?」
紫族の男は試験管に入った紫色の液体を大事そうに持っていた。
・アーリス「君たちは悪い人なの?」
アーリスは紫族の男達に問いかける。
・「確かにこの毒は私が精製しました。ですが決して悪いことに使おうなどと思っておりません!」
紫族の男は力強く言った。
・アーリス「その言葉信じるよ。その真っ直ぐな目を見たらわかる、君は嘘ついてないってことがね。」
アーリスは紫族の男を信じることにした。
・「なぁ。早くあれを持って行かないとボスに殺されちまう。」
・「ちっ。そうだな。急がないとだな。」
何やらフード男達は身内で怯えだした。
・「俺らには時間がねぇからお前片付けさせてもらうわ。行くぞ!!!」
フード男達は三人でアーリスに飛びかかった。
アーリスは最初に飛びかかって来た敵の攻撃を篭手で防ぎそのまま腕を掴み投げ飛ばす。
・アーリス「よいしょ!!!」
敵は仲間同士でぶつかり飛んでいった。
・「くそっ。痛え。」
・「おい!お前ら仕方ない。あれ使うぞ!」
フード男達はそう言うと懐から液体の薬を出して飲みだした。
ゴクッゴクッ。
・「この薬は色素量を強制的に増やす事ができる!」
・「色技 見せ筋」
フード男達3人の体はどんどん肥大化していく。
・アーリス「もぅ、どいつもこいつも大きくなれば良いと思ってるよね。ヤレヤレ」
アーリスはその光景に驚かず、むしろ呆れている様子だった。
・「オラッ!!」
フード男達はまたも三人で飛びかかって来た。
アーリスは一人目のお腹に下から拳を突き上げた。
・「うっ。」
一人目の体はへの字に折り曲がった。
すかさず二人目が飛び込んできた。アーリスはひらりと交わして顎をかすめるように殴った。
・「うへっ…」
二人目は脳震盪を起こして膝から崩れ落ちる。
三人目の攻撃は後ろにいなす。すると敵はバランスを崩してよろけ、二人目にぶつかった。
・「おいっ、どけ、じゃまっ…」
アーリス「せーの!!!」
ズンッ!!
アーリスは振り返り三人目を思いっきり殴り飛ばした。
敵は一直線上になっていたため、まとめて吹き飛ばされていく。
敵は全員重なるよえに倒れて失神した。
ガンッ!
アーリスは勢いよく両手の拳と拳をぶつけ合わせた。
アーリス「よし!!!」
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